一覧 内容 新着順
P   T        ページ 1 2 3 4 5 6 7 8


. サクラ、サクラ、…R  
本編[056]では今年もたぶん見ないだろう旨を述べた、嵐電・竜安寺道駅の桜ですが、きょう自転車の修理のためにその脇をとおったので一寸、愛でてまいりました。写真も掲出しておきますが(→こちら)、低精度データをさらにWEB用に加工したので細部(もう緑の葉がいっぱいでている)は判然としないものの、仮にも政令指定都市の、しかも数千人の学生を抱える総合大学のすぐ近くにあるとは思えない、いかにも田舎の駅だと、あらためて思わざるをえません。ちなみにこれを撮ったとき、帷子ノ辻〔かたびらのつじ〕方面行のホーム(「竜安寺駅」の看板が立っている側)では、「第2室」常連のひもだYさん(職場の同僚でもある)のご子息ヒロくんが半袖Tシャツ姿でパパとともに、電車が来るのを待っていました。保育所を卒園して次に入学式を迎えるまえの、誰かが子を看なければならないときに(ちなみにウチの子は先週末で退職してプー子さんになったその母が実家[魚津]に連れてかえってくれています)、お昼がてら仁和寺か双ヶ丘〔ならびがおか〕にでも満開の桜を見に入ったのかしらん、と思いました。
モダニスト 2002/04/01月14:48 [118]


. BS情報R  
…といったってカウンタの回転もひじょうに鈍いこの週末、誰かの役に立つわけでもあるまいとは重々承知しているのですが、今夜24:45からNHK衛星第二で放送されるカール・リヒターのマタイ受難曲はやはり見ものだと思うので。そう、まさか有名な59年録音盤CDのころに映像を残していたとも思えないので、2回目の録音(1970年ころだっけ?)を映像とセットで残していたのか、あるいは来日時のライヴ映像(音は日本国内だけで発売されたDG盤で聴くことができる)なのか、あるいはまったく別のスタジオ制作なのか、いずれにしてもピリオド楽器による演奏全盛の今日、かつての文語訳聖書を読むようにリヒターのマタイを聴くのもまたオツなものではないか、と思うのであります。ちなみに、わがビデオ・ライブラリに収まるマタイはヘレベッヘのピリオド版、小澤のモダン版に続いて3本目になるのだけれど、小澤のは随所でピリオド楽器の奏法の特徴を採り入れているので、純粋にモダン楽器によったものはリヒターのが初めてとなります。授業(1回生配当の「芸術論」)ではかならずとりあげるマタイですが、今年はこのリヒターでいきましょう(とはいえ180分テープでも足りないから(〜28:15)、3倍モードでがまんするか、それとも第1部と第2部のあいだで急いでテープを取り替えるか、どっちがいいかいな)。
モダニスト 2002/03/30土22:08 [117]


. 訂正R  
下の[2-115]の第4項目の末尾、そこの「一品」は「逸品」でなければなりませんね。記して訂正しておきます。
モダニスト 2002/03/30土11:52 [116]


. 雑記R  
●詳しくは書かない(書き切れない)がここ数日、公私にわたる雑用に追われて、とてもしんどい思いをした(主たる要因は、「公」のほうはアレで、「私」のほうはアレ、ともに日記ですでに触れていることだ)。そんなわけで4日休まずに書き継いでいた本編も中断した。とっとと更新して、いま掲出しているぶん[055]を画面から消したいのに…。
●それにしてもそこの「絵画(論)について」は、さる機関誌(?)から注文を受けているテクスト用の草稿として書き始めたはいいが(いいかねぇ?)、そんなものを800字の字数制限をもうけて日々「天声人語」のように書くことに、どんなメリットがあるのか、と自分でも思っている。思っているが、それが、「ある」んだなぁ(笑)。つまり、制約がないと最近、制約がある場合よりも、書けない。いずれにしても、こうやっていったん書いたものを、原型をとどめないように改変しよう。といっても、ここ数日のうちにやっつけなきゃなんない仕事だ。起承転結の「転」までいっていないのに依頼枚数の半分をもう超えている。
●まぁ、こんな状態なのに(それだからこそ)昨日(正確には一昨日)4時間ほどの連続する空き時間を無理矢理つくって朽木までソバを食べにいった。いつもの、そしてこの春、最初の「永昌庵」は、やはりじつに旨かった。今回は「そばがき」(→こちら)も食べたがこれも素朴でよかった。ソバだけをとれば、うん、「つる喜」(坂本)よりも上だ。
●ところでその朽木行。道がすいていて1時間ちょっとで着いたので、食後、往復12kmの行程をプラスして、朽木スキー場近くの温泉「てんくう」まで行って、肝心の温泉には入らずに牛乳とアイスクリームを買った。近くの牧場でしぼったばかりのを加工したもので、うちの子がひと口飲んで「旨いっ!」と叫んだ一品。
●旨いといえば近所のステーキ屋「しまだ」も、あいかわらずだ。今夜は久びさに一家で行った。子の母が京都に来て3年8ヶ月勤めた職場を退職した、ちょっとした慰労の意味もこめて(主目的は子が鉄棒技「こうもり」ができたお祝い)。彼女もまあ、自分の性格に合っていない(と本人がいうんだからそういうことにしておくけど)仕事で疲弊し切ったようだから、しばらく休んでいいけど、こっちの給料だけじゃ相当きびしいから、早めにいい職場を見つけて復職してね。
モダニスト 2002/03/30土02:56 [115]


. 下の[2-113]は、…R  
…あの辞職会見以前の段階ではマスコミもまだあんまり問題としなかった点に触れているのだけれど、その後の展開のなかですでに普通の焦点となっている。凡庸で、読んでいてもつまらない。やっぱり、今回の詐欺疑惑が出てくる前から「辻本清美はイヤだ」と主張していなければ。というわけで、鈴木宗男の喚問時にもむしろ糾弾される側の肩をもっておいたが(本編の[037、038、044、045])、それ以前にピースボートなる団体への嫌悪を露わにした、特定NGO団体排除問題発覚時に書いたテクスト(同[021])のことのほうをむしろ、みずから思い出しておきたい。
モダニスト 2002/03/28木10:48 [114]


. いま先に解明すべきことR  
[昨夜アップした本編[053]はもう少し掲出しておきたいので、字数は速攻で書いたのにドンピシャとなったが以下は、いわば補足[053a]としてこちらに――]
 辻元清美は辞職をいまだ拒んでいるが、その前に実現したいと主張する証人喚問よりも先にすべきことがある。
 (1) 証人喚問あるいは参考人招致が必要であるとすれば辻元氏であるよりも、政策秘書だったという辺見真砂子という、いまは雲隠れしている女性である。5万円以外の「寄付」がどのように辻元事務所で分配されていたとしても、この女性が偽名すらもちいながら国から二重の給与を支給されていたことは事実であり、これは犯罪行為にほかならない。その犯罪認定可能性を前にして、辻元氏がなお同じ主張を繰り返すだろうか。
 (2) 上の証人喚問あるいは参考人招致では、辺見氏にたいしてきちんと、その「寄付」が本人の意思であったのかどうか、「政策秘書」に見合う実質的な業務を果たしたのかどうか、を問うべきである。強調しておくがこれは糾弾ではない。むしろ不当(合理的でなくただ感情的な)にして不毛な糾弾劇を終わらせるためである。
 (3) 辻元氏が5万円以外の「寄付」分を「ワークシェアリング」の観点で事務所内の他の私設秘書・職員に分配していたと主張するなら、該当する秘書・職員の数ヵ年分の源泉徴収票/納税実績を調査するべきである。いささか残酷だが、辻元氏の主張どおりならやはり脱税が問われるのであり、他方また、彼(女)ら脱税でなく政治家本人の着服である可能性も浮上してこざるをえない。
 最後の一点については、言いにくいがさらに敷衍しよう――議員初当選のときの、いかにも市民運動家のような(そしてとても女性と思えない)辻元氏の風貌からすると、最近はやはり化粧も服装もずいぶん女性らしくなったといわねばならない。その女性的な装いにかかる費用が正当な議員報酬(あるいはテレビ出演料)のなかから出ていようが、着服分から出ていようが、関係ない。装う剰余は生きていくうえで大事だからこそ、歳費不足を理由にしてはならない。
モダニスト 2002/03/26火14:55 [113]


. RitsのサーバがまたヘンだR  
本編(BIGLOBEのサーバにおいている)を更新したついでにアーカイヴの目次ページ(同Ritsのサーバ)を更新しようと思ったら、ftpでアクセスできない。変更していないパスワードが誤りだと再記入を求められるので、ハッカーの被害にでも会ったかなと一瞬思ったが、同じサーバでHPを開設している他の教員のページも参照できない。個人ページの上位ディレクトリで何らかの不具合が発生しているものと推測される(大学自体のページは通常どおり表示されるから)。復旧したとしてもいちいち報告はしないだろうが、まあ、ときどき発生するので気持ちが悪い。(まれに「www.ritsumei.ac.jp/」のあとに「kic/」をつけると表示される/そうしないと表示されないケースがあるので、いちどお試しください。)
モダニスト 2002/03/24日01:08 [111]


. 卒業生諸君!R  
――と、題してはみたが、まさか総長じゃあるまいし、わが立命館の全卒業生に向かって語りかけるものでは毛頭、ない。あくまでも2001年度に上田ゼミに籍を置いて、そこから社会に飛び立つ10余名に、社会に飛び立てない担当教員が、ピンポイントで語りかけている。
 そう、君たちの卒論指導に当たっては、私は並の教員の倍ほどの労力を個別指導のために払い、君たちもそれゆえ総じて個々の能力の倍ほども立派なものを書くことができた。君たちは私に、いくら感謝しても、しすぎることはない、ない。
 だがその反面、3回生も集う週1のゼミの現場ではあいかわらず、私はしゃべり過ぎた。いや、一瞬は発話をこらえるのだが、君たちの発話のタイミングが一瞬遅い。そしてしゃべり始めるともう止まらない。その意味では、指導教員の発話量を減じようと目に見えて努力してくれたNさんの功績は、きわめて大きい。大きすぎて、彼女が抜けたあとのゼミで同様の役割を負う人材の不在を思うと、私の背筋は凍る。否、不在とはいうまい。Nさんの件を飲み会の席上そっと教えてくれた3回生(新4回生)の新年度の成長に期待しよう。(ちなみにその勇気ある忠告者のうちのひとりが「第2室」常連のくずさんである)。
 冗談はさておき、ゼミで学んだこと(があればの話だが)の大半は、実社会では何ら役に立たないだろう。謙遜ではない。というのも、これが広義の(君たちもなぜこんな名が冠せられる学部に籍を置いたのだろうと悔やんだことは一度や二度ではないだろう)「文学」の正体なのだからである。
 さっきのコンパは1次会でそそくさと去ってその後、仕事(とオークション)に興じていた指導教員だが、いままで8時間ほども飲み続けているために、内容がまとまりに欠ける。だが紙幅ももう尽きた(でも、さすがに本編にはアップできないが)。こんな贈る言葉でがまんしてくれたまえ。
モダニスト 2002/03/22金03:43 [110]


. 調子に乗ってあの樹のこともR  
 昨夜のネコの写真はおそらく各所で好評を博していることと信じます。その信じるついでに、調子に乗ってもう1点、写真を掲出しておきましょう(→こちら)。本編の[041]および当欄でも触れた樹にかんするものですが、[2-106]で予想したとおり早くも翌日(2月28日)には雨中、文字どおり「根こそぎ」にされてしまいました。3枚組の左から順に「樹を殺す者たち」、「われらのオテサーネク」、「でも通行しやすくなったのは確かやね」と仮の題をつけておきます。
モダニスト 2002/03/12火16:18 [109]


. ネコたちの写真もボツにはしないでおこうR  
 事情は本編[046]をお読みください。写真の中味についてもヤボな説明は省きますが、さまざまな苦境からわが家の住人を精神的に救ってくれる(物理的にはむしろ重荷に感じることもある[笑])ネコたちの近況を、少しくご紹介しておきます(→こちら)。
モダニスト 2002/03/12火00:31 [108]


. 訂正記事R  
 本編[044]「ムネオ頌」のなかで、中川一郎自死の当時、私がまだ「少年」であったように書いたが、正しくは(といってもちゃんと調べていないが)20歳すぎのことで、ゆえにその部分は「一学生」とでも訂正しなければならない。前後の表現との関連でもイマイチしまりのない文章になるが、まあ、アーカイヴに収載するまでには、別のもっと適当な表現に修正しますので、とでも。
 ところで上のような、いってみれば些細な事実誤認はさておき、文章の骨子が[037]および[038]から後退していることのほうが、むしろ嘆かわしい。すなわちそこでは、「問い糾す」行為それじたいがゆうする「卑しさ」に言及していたのだからである。そこでとりあげたイエスの言葉――「みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、既に心の中でその女を犯したのである」――を変形させて、「職場からボールペンの1本かコピー用紙の1枚でも持ち帰ったことのある者はだれでも、既に日常生活のなかでムネオだったのである」とでも記して、根源的な訂正記事としておきたい。
モダニスト 2002/03/06水11:12 [107]


. 写真掲出R  
 左の本編[041]で触れている樹の切り株の写真を掲出しておきます(→こちら)。そこを毎日通っていた人間以外にとってはたいした話題でもないだろうことは了解しますが(毎日通っていてもたいした話題でないかもしれません)、しかし、写真にみるように幹の最下部が大きく朽ちかけていても、たしかにその樹はアスファルトの路面を盛り上げながら立ち、生き生きと葉をつけていたのですから、ここで一個の生命が断ち切られたとの印象は免れません。昨日からの変化としては、木の周囲のアスファルトが剥がされた点が観察され、数日のうちにこの切り株の姿もなくなるのだろうことが予想されますが、いずれにしてもこの朽ちかけた樹の陰に、わが家のセリ(メス猫、1歳9ヶ月)は捨てられていたのでした。すなわちわが研究室は写真の左手わずか手前にあって、そこに、コールタールのようなものがこびりついて両眼が開かない、生まれて3週間ほどしか経っていない彼女のか細い鳴き声が届いてきたのです。2000年6月4日(日)のことです。
モダニスト 2002/02/28木01:03 [106]


. Zaurusからの書き込み実験R  
先日オークションで買ったZaurus(MI-P10-S)からの書き込み実験です。さすがにもう小ささの限界といった感じで、こんなもの使えるかっ、と最初は思った夕ッチペンによる手書き入力を試みている次第。めんどうだな。でも、慣れたらこれでこの日記2のほうは管理レようかなどと思える程度の識字能力なのは驚きです。以上、最近あまりにもこちらへの書き込みがおろそかになっているので、このようなものだけでもとりあえず。
モダニスト 2002/02/21木06:25 [105]


. 追記R  
●今夜、オークションで競り負けた。そんなに欲しくなかったのだが、小型マシン・フェチ(笑)としてはPDAを一個、もっていてもいいかと思ってザウルスの新古品を争った。1万円弱まで出して、もう少しつぎこんでもいいつもりだったが、最後にちょっとしたタイミングを見誤って、負けた。PDAをもつよりも競ることに意味があったので元はとれた気分だが(エクササイズしてるやんか)。
●本編に挫折予告をした「受験者への配慮」と「受験者との対決」だが、昨日、入試採点のあいまに同席していた某教員にその話題を話したら、ぜひ公表する意義がある、といわれた。おだてられているのか、馬鹿にされているのか、ほんとうに意義があるのか、よくわからないが、その場で(そんな場で?)異様にウケたのは事実である。少し前向きに考えようとしている。(つまんないことに前向きになるねぇ。)
モダニスト 2002/02/15金00:34 [104]


. エクササイズの元気もないR  
●午後、比叡山の山の中を越えて坂本まで「つる喜」のソバを食べに行った。ところが改装中(きょうまでだっけ?)で閉店していた。最悪である。
●それに先立って――。定期試験の採点はなんとか済んで提出。あとはゼミ形式の授業3クラス分が残っているが、まあ、こちらは簡単(情を絡めなければネ)。週明けに。
●明日は修士論文の試問が午前と午後に1件ずつ、それぞれ1時間(月曜日も1件)。幸いにして主査は務めていないので気は楽だが、執筆過程をじゅうぶんチェックしていないから査読はたいへん。当然、これから。
●明朝までの仕事はもう1件あって、こっちは2004年に開設予定の新大学院――ほんとうに出来るのだろうか――のための図書選定(カタログ数冊にマーカーで線を引く無責任な作業)。なんで担当者じゃないのに選定するんだ? なんて愚痴っても仕方がない「おつとめ」。
●雑務の列挙という最悪のパターン。なのでついでに明後日のことも。他学科・他専攻からの転籍希望者のための面接が8件。人気教師はつらいね(パートナーの鶴岡真弓女史のおかげなんじゃないの?)。
モダニスト 2002/02/15金00:17 [103]


. もうひと息R  
 本編のカウンタは通算10000(2000年4月下旬以降)に達したが、定期試験の採点はあと5、60枚といったところか。もうひと息である。
 その本編で述べる伝でいけば「標準的な一日」量をこれから死ぬ気でこなせば、締切から遅れること、たった1日で提出できはするだろうが、明日もまた入試の採点が控えている。死ぬ気でやったら、たぶん本当に死んでしまうのではないかしらん。
 ちなみに、日記なぞ書いているからだ(そこで報告されているようなCE機のグレードアップとかにかまけているからだ)といった指摘があるとしても、そのようなものに耳を傾けるつもりはない。
 前にも書いたが、エクササイズだ。食事を欠いて生きられないように、そうした些事がぜひとも必要だ。そういう人間だ。
モダニスト 2002/02/13水00:51 [102]


. 頂上いまだ見えずR  
 定期試験3科目分500枚弱の採点はいまだ登り坂の5−6合目あたり、という感じである。もっとも、頂上にたどり着いても、たんに半分という意味で、そこから坂を下るごとくに一気に事が進捗するのではない。
 苦しいがしかし、半期14回(来年度はついに15回になる!)の授業の到達度を測る試験の答案が、たとえば1枚に5分もかからず採点されてしまうというのも、不誠実であろう(いかにも出来の悪い答案はものの1分もかからないが)。といったことを思いながら、この逼迫した状況下でも「定期試験出題・採点の極意」という題(仮題)でなら本編用に文章が書けそうな気がしてきた(ホンマか!?)。下[97]にも書いたが、左フレームへのアクセス(旧「ひらがな期」から合わせて)が間もなく10000に達するのが、ちょっとしたプレッシャーになっているからである。
 (そう、追記しておこう。下[97]でふれたオークションは終了日を一日勘違いしていた(翌々日に競り勝った)。さっきもPC関係の小物を競り落とした。いい気分転換になっている。)
モダニスト 2002/02/08金23:44 [98]


. 久びさの雑記R  
●1月の父子家庭状態からは解放されたが解放前に押し寄せた月末の公務ラッシュ(そこでのひとコマとしての「シラバス入力」事件もほんらいなら単独の話題として記したいところだ)でさすがにカラダが変調をきたした。時間がなくて診てもらうのは秋以来となった今夕の衣笠医院では生まれて初めて自分用として睡眠薬を処方された(先生の見立てではじゅうぶんに睡眠障害らしい)。だがこれを飲んですやすやと寝てもいられない、いまだ繁忙期。締切を多少延ばしてもらったってあと1週間ほどしかない500枚ほどの定期試験の採点はまだ1割とちょっとしかこなしていないし、そんな状況なのに明5日は入学試験の採点(世界史)で一日拘束される(あと7日、12日、13日も)。例年のこととはいえ、やりきれない。
●そんなわけで日記にも手がつけられない(頭がそっちに向かない)なかでも左フレームの下部にいちおうついているカウンタは日に15ほどは回転し(本編をこまめに更新しているときはその倍ほどになることもある)、しかもそれが10000を数えるのも時間の問題となってきた。これが特殊なカウンタだったら記念の数値を踏んだひとを確定してプレゼント、なんていう芸当も可能なのだろうが(BIGLOBEでもそれが可能らしいことを宣伝してたな;だがその仕組みがよくわからない)、いずれにせよ採点の追い込み状態のなかにあってもその日はもう少し(無理をしてでも?)明るいテキストで迎えたいと思う。
●テキストといえば週末、絵画にまつわる批評文の依頼を受けた。最近の傾向としてその種の依頼はマイナー業界誌からと相場が決まっているが(笑)、今回もご多分にもれず作家たちがこの春立ち上げる、何号続くかわからない同人(?)誌。ふつうに考えたら断るべき状況にあるのは確かだが締切を3月中旬のギリギリいっぱいまで延ばすという申し出と、「例えば美術のモダニズムとグローバリゼーションを短絡するような批判に対し、より高次の批判/検討を示唆」してほしいという、この廃墟のごときHP内の文章も含めてわがテキスト群を追尾されたうえでの細かな依頼が、メール中に含まれていた。「岡崎乾二郎『経験の条件』にまつわる「批評空間」的熱狂へも少しく冷水を浴びせる必要がいま」あるだろうから、とオプショナルな提言も含め記しながら、それを引き受けることとなった。
●追記。多忙なるなかで/なかだからこそ、オークションでくだらない品物(ヒ・ミ・ツ)を落としたくなっている。明晩のちょうどいまごろがその入札終了時刻。それだけを今日から明日にかけての唯一の楽しみとして。
モダニスト 2002/02/04月22:09 [97]


. 微修正R  
 下の[95]では12名の主査分から3名分を紹介するように書いたが、本編[028]のMaさんは複数のゼミに登録しており、提出に当たっては、江川ひかり先生(トルコ史)を主査としている。ぼくは副査。記して微修正としたい。
モダニスト 2002/01/30水00:29 [96]


. 息抜きにR  
 本編のほう、学生の卒論をネタにして、しのいでいるのである(苦笑;だが何のために?)。
 副査分を含めると15名(3年前の1期生はこの倍だった)、ゼミで関係した学生はこのうち13名、さらにそのうち主査12名。そのうち3名分を紹介すること(すでに日付が変わった今日30日で最後となる)が、はたして教育的な選択、なのかどうか(紹介しない分にも労作はある)。
 だが、教育的であろうとするのか、この場所で。――アホちゃう?
 ちなみに、試問の残り7人分が明日済んで、次の日、pseudo父子家庭状態から解放されて、同時に夜のうちに滑り込みでシラバスの入力も済んで(まだまったく手をつけていない)、さらにその翌日(2月1日)の某重大会議(朝から5時間余りにわたって司会進行を務める)も大過なく終われば、あとは500枚ほどの試験の採点(すでに手元にある230枚ほどの1割ほどを日曜日に済ませた)に集中的にとりかかることができる…。
 息抜きになるどころか、苦しくなってきた。
モダニスト 2002/01/30水00:16 [95]


. 地獄の季節R  
 一昨日25日(金)の「西洋美術史II」を皮切りに定期試験全500余枚の採点が始まり(29と31の両日に残りの2科目が実施される)、加うるに明日から4日間で卒論試問とシラバスの執筆もこなさなければならない(29日の午後はずっと会議だ)、そんな地獄の季節に突入している。
 ま、ほんとうに過酷なのは、2月初旬の成績提出締切前の2、3日(少しの遅延を許してもらえば今日から10日後あたり?)で、しかもちょうどそのころには入学試験の採点で終日拘束される日が数日あったりして、つまり1日が24時間であり続けるならとうぜん睡眠時間をいまよりも削らざるをえない状況が到来するというわけだが、さて、それに比べればまだ余裕があると勘違いしてか、あるいはただの現実からの逃避なのか、いずれにしてもきょうは河原町に出て映画関係を中心として本を買い漁った(タイトルをあげようと思っていたが急に面倒くさくなった)。
 研究的であれ批評的であれ、ただの愛好家の域(まだそれ以前なのだが)を出るためには、30歳のころ(山形時代)の「音楽」がそうであったように、リテラシーすなわち広くそれを「読む」能力の獲得が、いまは必要だ!、と。やはり体質的にお勉強が好きなようだ。
 神経を集中して書く日記(笑)は直接、本編のほうにアップしたいので(この期におよんでなお?)、ここは何のオチもなく、1週間も前の訂正記事がいつまでも出ているのもみっともないという判断から速記によって――。
モダニスト 2002/01/27日20:35 [94]


. 続・日記論(?)R  
●昨夜(27:00)アップした本編[021]は、明らかな事実誤認にもとづく、即刻削除に値するものであった(5時間後の翌朝8:00に削除措置)。日ごろの「ピースボート(あるいは辻元清美)」ぎらい(笑)がわざわいして、別掲ファイル[→こちら]にみるような文章を拙速に書いてしまった。その誤認のきっかけとなったasahi.comのページも、(その内容をそっくりこちらのサーバにコピーしたうえでの措置は著作権的に違法性が高いが自己批判のための素材として)合わせて掲出しておきたい[→こちら]。ちなみにこれは、アップから5時間ほどの未明から朝にかけてのあいだにカウンタが1つ回っていた(つまりその間にそれを読んだ、誰だかわからない読者がひとりいる)事実をうけての措置であることを、告白しておきたい(ほんとうならば無いことにして、ぬけぬけと新しい[021]で差し替えたかった)。
●さて、ここ数日、私事を書くのが煩わしかった。書けばグチになる生活が公私にわたって続いているからで、それはほとんど、この日記2「メモと私情」を(一時的にか永久にか)閉じようかと思ったほどだったのだが、こうなるとやはり1回はこちらにメモ(草稿)をアップし、練ってから、とする手(じっさいここ数回分の本編は字数が適量に収まることだけを念頭においた未推敲のものだった)を採るべきか、とも。いや、よくわからない。
モダニスト 2002/01/22火17:33 [93]


. 突発性/慢性R  
 朝日カルチャーセンターでの講義は、昨年も同程度だったはずだが20名ほどの聴衆を前にしたこじんまりしたもので、今年はしかしその聴衆のなかに、全5回のうちの次回(2週間後)分を担当される、京都K芸S維大学のY氏がおられた。
 開始時刻となって教室に入ろうとしたその瞬間に、職員の方から「聴講なさりたいということなので」と突然紹介された(初対面だった)。おそらくこのカルチャーセンターでの講義は初めてでしかも5人による分担なので誠実な職業意識から、わざわざ京都から足を運ばれたのだろう。じっさいはしかし、こんなことは反則なのである。同業者が聴いているなんて正直いって、やりにくいこと、このうえない。
 だが、そういうことで弱みをみせるのが、コチトラ大嫌いなのである。しかも山形時代から「天下の鶴岡真弓」による聴講で鍛えられている(笑)。
 なかばの失礼も承知で、氏が聴講されることで発生する学術的と啓蒙的の二つの〈知〉の境界の問題――要は少々うさん臭いことも含めてなされる〈知〉の加工の問題だ――にもふれながら、氏にも90分間楽しんでもらえるよう戦略を切り替えた。そんなわけで体内にセットされた時間配分予定に若干の変更も余儀なくされたが、突発性の事態にたいして、じゅうぶんプロとして立ち振舞えたはずだ。
 そんなこともあって、しかし帰り道は疲弊し切っていた。ここ数日の平均睡眠時間が3時間を切っていることもあって、往路はそれを使った名神を選ばずR1からR171を乗り継ぐ下のルートを2時間半かけて走った。
 16時ころに途中の高槻あたりでファミレス(名前は忘れた)に入って、ビーフシチューが上にかかったオムライスを食べたのが、異様においしかった(笑)。帰ってからは近所の「克」(お好み焼き)でも死ぬほど食った。こっちの欲望は満たされた。つぎは、さすがにもう眠りにつきたい。慢性の寝不足で、足の関節にはたっぷりと乳酸がたまっている。
 そう、きょうの講義用に大学から(研究会での発表で利用するといって)プロジェクタを借り出している。明日は「スターウォーズ――エピソード1」か「2010年」のDVD(前者は日本語吹き替えのトラックがある;後者は「2001年宇宙の旅」鑑賞記[「第2室」で途中頓挫している]の完結のために先日購入した)でも大画面で観るとしよう。
モダニスト 2002/01/19土23:05 [92]


. グチだ。R  
 学生はきょうから試験週間にはいった。ぼくが担当するものは、いちばん早いもので来週の25日(金)の実施となる。それから10日あまりのあいだに3科目500枚超を採点する地獄のような日々がまたやってくる。
 その前の、すこしは時間的余裕があって来年度のシラバス(立命分だけで10本書かねばならない)について思案などできるはずのこの時期に、教学とはちがう次元の公務で忙殺されている。じっさい昨夜は徹夜となった(夕食後に2時間ほど「仮眠」をとった;今夜はそれもとっていない)。
 ちなみに、(今夜はもっとグチらせてもらうのだけれど、)1月は細君の仕事場が比較的遠い山科となるので朝は6時台に家を出ている。7時すぎに子と二人でモソモソと起床して、朝ごはんを食べさせて、保育所まで送って、夕刻もまたそこに迎えに行く。卒園児の父兄からはそのしんどいころのことがいちばんの思い出になるといわれるが、そんな余裕もありゃせん、といった感じである。
 さあ、それでも明日は休ませてもらおう――と思ったが、大阪の朝日カルチャーセンターでの単発講義があるのだった。論題は「抽象芸術原論」。カルチャーだから気楽に、なんて思うのではなく、カルチャーでしかも単発だから「目からウロコ」の授業を展開しなければならないが、それにしても、13:00の授業開始だから余裕をもって10:00には家を出たい(PC接続可能なプロジェクターを持ち込むのでクルマだ)。さあ、これから準備をして、何時間眠れることやら。
モダニスト 2002/01/19土01:02 [90]


. 久びさの雑記――あるいはソバ紀行R  
●日記を2日半休んだ。ぼくとしたことが(笑)。だがその程度には(かなりの程度だ)わが心身を疲弊させることがら(公務に係ることだ)があって、あるいはそれに抗して書くとグチになるほかないことがわかっていた。そして実はこの状況は、いささかも変わりないどころか困難を増している。いい加減にしてほしい。と、思うが書かないで(書いてるやん/詳しく書いてへんからええやん)、せいぜい粛々と。
●――なんて少しは開き直って書けるのは、きょうはすべてのことをサボってうまいソバを食べてきたからだ。まず(ということは2軒あるのだが)いつもの「つる喜」(大津市坂本)。山中越え(下鴨大津線)は途中から濃霧でコワかったが天候が悪いせいでお客がひとりもいない店で、いつもの大盛りとうなぎの蒲焼を食べた(日本酒は飲みたかったがもちろんガマンした)。帰りに北白川の、白川通りから下鴨方面に少し入ったところにあっていつも入ってみたいと思っていた「茂平」でも大盛り(量は少なめだが値段も770円と安い)をたのんだ。一見すると機械切りのようにきれいに整ったソバだが、店の奥では終始トントンとソバを切る音が聞こえてくる(やはりお客が他にいなかった)。そのソバがやや縮れて盛られているのが惜しまれたが(これは好みである)、味はその見た目[→こちら]よりもはるかにすぐれる。駐車場も3台分で当然、わがソバ道のレパートリーに。
●書きながら、お前はソバを食ってるとイヤなことを忘れられるのか、と嗤う声が聞こえそうである。ま、そういうことだ(そうやってしのいでいる)といっておこう。
モダニスト 2002/01/16水23:54 [89]


上へ    次ページへ ->






RAIBB2.18 - wakatiai.com
Notregisted
2024/05/04土09:10