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突発性/慢性 
 朝日カルチャーセンターでの講義は、昨年も同程度だったはずだが20名ほどの聴衆を前にしたこじんまりしたもので、今年はしかしその聴衆のなかに、全5回のうちの次回(2週間後)分を担当される、京都K芸S維大学のY氏がおられた。
 開始時刻となって教室に入ろうとしたその瞬間に、職員の方から「聴講なさりたいということなので」と突然紹介された(初対面だった)。おそらくこのカルチャーセンターでの講義は初めてでしかも5人による分担なので誠実な職業意識から、わざわざ京都から足を運ばれたのだろう。じっさいはしかし、こんなことは反則なのである。同業者が聴いているなんて正直いって、やりにくいこと、このうえない。
 だが、そういうことで弱みをみせるのが、コチトラ大嫌いなのである。しかも山形時代から「天下の鶴岡真弓」による聴講で鍛えられている(笑)。
 なかばの失礼も承知で、氏が聴講されることで発生する学術的と啓蒙的の二つの〈知〉の境界の問題――要は少々うさん臭いことも含めてなされる〈知〉の加工の問題だ――にもふれながら、氏にも90分間楽しんでもらえるよう戦略を切り替えた。そんなわけで体内にセットされた時間配分予定に若干の変更も余儀なくされたが、突発性の事態にたいして、じゅうぶんプロとして立ち振舞えたはずだ。
 そんなこともあって、しかし帰り道は疲弊し切っていた。ここ数日の平均睡眠時間が3時間を切っていることもあって、往路はそれを使った名神を選ばずR1からR171を乗り継ぐ下のルートを2時間半かけて走った。
 16時ころに途中の高槻あたりでファミレス(名前は忘れた)に入って、ビーフシチューが上にかかったオムライスを食べたのが、異様においしかった(笑)。帰ってからは近所の「克」(お好み焼き)でも死ぬほど食った。こっちの欲望は満たされた。つぎは、さすがにもう眠りにつきたい。慢性の寝不足で、足の関節にはたっぷりと乳酸がたまっている。
 そう、きょうの講義用に大学から(研究会での発表で利用するといって)プロジェクタを借り出している。明日は「スターウォーズ――エピソード1」か「2010年」のDVD(前者は日本語吹き替えのトラックがある;後者は「2001年宇宙の旅」鑑賞記[「第2室」で途中頓挫している]の完結のために先日購入した)でも大画面で観るとしよう。
モダニスト 2002/01/19土23:05 [92]




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