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卒業生諸君! 
――と、題してはみたが、まさか総長じゃあるまいし、わが立命館の全卒業生に向かって語りかけるものでは毛頭、ない。あくまでも2001年度に上田ゼミに籍を置いて、そこから社会に飛び立つ10余名に、社会に飛び立てない担当教員が、ピンポイントで語りかけている。
 そう、君たちの卒論指導に当たっては、私は並の教員の倍ほどの労力を個別指導のために払い、君たちもそれゆえ総じて個々の能力の倍ほども立派なものを書くことができた。君たちは私に、いくら感謝しても、しすぎることはない、ない。
 だがその反面、3回生も集う週1のゼミの現場ではあいかわらず、私はしゃべり過ぎた。いや、一瞬は発話をこらえるのだが、君たちの発話のタイミングが一瞬遅い。そしてしゃべり始めるともう止まらない。その意味では、指導教員の発話量を減じようと目に見えて努力してくれたNさんの功績は、きわめて大きい。大きすぎて、彼女が抜けたあとのゼミで同様の役割を負う人材の不在を思うと、私の背筋は凍る。否、不在とはいうまい。Nさんの件を飲み会の席上そっと教えてくれた3回生(新4回生)の新年度の成長に期待しよう。(ちなみにその勇気ある忠告者のうちのひとりが「第2室」常連のくずさんである)。
 冗談はさておき、ゼミで学んだこと(があればの話だが)の大半は、実社会では何ら役に立たないだろう。謙遜ではない。というのも、これが広義の(君たちもなぜこんな名が冠せられる学部に籍を置いたのだろうと悔やんだことは一度や二度ではないだろう)「文学」の正体なのだからである。
 さっきのコンパは1次会でそそくさと去ってその後、仕事(とオークション)に興じていた指導教員だが、いままで8時間ほども飲み続けているために、内容がまとまりに欠ける。だが紙幅ももう尽きた(でも、さすがに本編にはアップできないが)。こんな贈る言葉でがまんしてくれたまえ。
モダニスト 2002/03/22金03:43 [110]




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