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取敢えずジロンに突っ込んどけ
日時: 2004/05/28 01:00
名前:   <tako@sky.biglobe.ne.jp>

 とゆー訳でツッコミ歓迎。
メンテ

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解説:ある小説家の憂鬱について ( No.9 )
日時: 2004/06/02 00:27
名前: モナカ

>尾崎豊の「卒業」に影響されて夜の校舎の窓ガラスを叩き割ったアホが居たら、それを
>理由に「ほう助」で彼を(論理上)逮捕できることになる訳です。

(下級審の)判例、および通説は折衷的相当因果関係説をとっています。従って、

>局が行わないとしたらそれは政治力であったり経済的、世論的影響力であったりするこ
>とになるのですが

というのは的外れです。
メンテ
いや、逆に ( No.10 )
日時: 2004/06/02 01:23
名前:   <tako@sky.biglobe.ne.jp>

 折衷説を採るからこそ、実際に逮捕まで至るか至らないかの判断に恣意性が
生まれる事案へ「ほう助」を適用することに納得ができないでいるのです。

 この国では、残念ながら容疑者と犯罪者がほぼ同義語として通用してしまい
ますから...
メンテ
Re: 取敢えずジロンに突っ込んどけ ( No.11 )
日時: 2004/06/02 19:01
名前: X

私も今回のwinny開発者の逮捕は、いろいろ問題があると考えます。
しかしながら、不適当な比喩で擁護しようとするのは、かえって金子氏のためにならないでしょう。

5/31の比喩ですが「刑法の欠陥に起因する盲点」をつくなら、それは法律違反にはなりません。
したがって逮捕されることもありません。
しかし、まー、これは大意を捉えて、逃亡の方法に関する教唆と考えることにしましょう。

ですが、「言論」である出版物と「道具」であるwinnyを、同列に論じること自体に無理があります。

では、巷に流れている「包丁とwinny」のたとえはどうでしょうか?
これも、ソフトウェアとハードウェアという大きな違いがありますが、それ以前の問題として使われ方が違います。

包丁は一家に1本以上、日本全国で少なく見積もっても数千万本はあります。
しかしながら、犯罪に使われるのは、今度は多く見積もって年に千件あるかどうか。
不適当な目的に使われるのは1%にはるか及びません。

ちなみに先の出版物の例も、このことについては同じであり、ほとんどの読者がフィクションとして楽しむわけで、
それを実際に犯罪に利用するのは、ごく少数でしょう。

しかしながら、winnyは逆に9割以上が違法な目的で使われていることは言うまでもありません。


(字数制限にかかったので分割)
メンテ
Re: 取敢えずジロンに突っ込んどけ ( No.12 )
日時: 2004/06/02 19:02
名前: X

(続き)


どうせたとえるならば、包丁よりも拳銃のほうが適当です。
拳銃は射撃競技などの合法的な使い方もありますが、たいていは非合法に使われます。
したがって、拳銃所持については例外を除いて非合法化するのは当然なのです。
winnyも同様です。

……上の拳銃のたとえですが、本気で主張しているわけではありません。
はじめに結論ありきで比喩を使えば、いかようにも理屈をつけられるということを示したかったのです。
それを世間一般では「屁理屈」といいます。

ともあれ、起訴が決定したわけですから、これからは裁判での争いになります。
法律のプロは「屁理屈」は使いません。
法廷での「プロの理屈屋」の論争を見守ろうじゃありませんか。
メンテ
Re: 取敢えずジロンに突っ込んどけ ( No.13 )
日時: 2004/06/02 19:04
名前: X

字数制限と連続投稿の時間制限が鬱陶しい。(--;)
メンテ
Re: いや、逆に ( No.14 )
日時: 2004/06/02 20:39
名前: モナカ

>残念ながら容疑者と犯罪者がほぼ同義語として通用

私はその状況をやむを得ないものとして受け入れるべきだと考えています。

念のため確認します。
容疑者がイコール犯罪者にならない状況とは、逆に言えば裁判で無罪判決が出る割合が現在よりかない高い状況であるといえます(それなら容疑者イコール犯罪者とは看做されにくい)。

凧氏はそのような状況の方がむしろ望ましいと考えているのでしょうか?
メンテ
Re: 取敢えずジロンに突っ込んどけ ( No.15 )
日時: 2004/06/02 22:53
名前:   <tako@sky.biglobe.ne.jp>

>X さん

 実は表現規制につながりかねない危険性を問題視しているのですが、それは私の
表現力に問題があるので今後の課題とします(^^;)。

#取敢えず文字数制限を2倍にしてみました。

>モナカ さん

 推定無罪は尊重されるべきだ、と言うことです。人が人を裁く上で間違いは許さ
れません。それを判断するのは警察でも検察でも無く裁判所の仕事です。日本の警
察は優秀だと言う、或いは幼少期に観た刑事ドラマの刷り込みか、その辺の啓蒙が
全くできていないように思われます。そして個人の立場においては公判を維持する
よりも略式による罰金等による処分の方が、よほど負担の軽いと言う事実もあり、
やむを得ないと割り切れる淡白さは、恐らく私には無いです(^^;)。スジが通らなけ
れば反発してしまいます。その実例が、このサイト(笑)。
メンテ
Re: 取敢えずジロンに突っ込んどけ ( No.16 )
日時: 2004/06/02 23:02
名前: 朱蓮

>>X氏
>はじめに結論ありきで比喩を使えば、いかようにも理屈をつけられるということを示
>したかったのです

凧さんには悪いけど同意します。
私は実生活では行政罰を科しうる公務員ですが、構成要件の立証と事実認定には非常に気を遣います。不服申立てでひっくり返されるのはこの上ない恥ですから。
この際、罰則を課す側としては、「初めに結論有りき」でストーリーを組み立てるのは事実ですが、この際に比喩を用いる事はありません。真っ向勝負です。
気をつけねばならないのは、罰が科される者のある行為が「黒」と断じ得る場合に、この者の類似の行為を「黒」と推認する事は許されても、他者のある行為が「黒」と断じられたからと言って対象者の類似の行為を「黒」とすることはできない、ということです。
今回のように「故意の認定」が争点であれば尚更ですね。


>>モナカ氏
>容疑者がイコール犯罪者にならない状況とは、逆に言えば裁判で無罪判決が出る割合
>が現在よりかない高い状況であるといえます

論点がずれているような。
凧さんが問題としているのは、無罪判決が出たとしてもなお白い目で見られ続ける世間の風潮だと思われますが。
痴漢事件なんかがそうですね。裁判で冤罪とされても一度失った信用は恐らく今の日本では回復不可能でしょう。

法学上、「無罪判決が出ない限り有罪と推定」であってはなりません。「有罪判決が出ない限り無罪と推定」が大原則です。
それをマスコミも世論も解っていない。
いや、世論煽ってるのがマスコミなんですけどね(苦笑)
メンテ
Re: 取敢えずジロンに突っ込んどけ ( No.17 )
日時: 2004/06/03 02:20
名前: A・キアロ

ずれたツッコミをしますと、
刑事事件において無罪判決の出る確率は0.1%ほどですが、
否認事件に限ると1.5%ほどとなります。
これは決して低くない数字です。
メンテ
Re: 取敢えずジロンに突っ込んどけ ( No.18 )
日時: 2004/06/03 22:30
名前: モナカ

朱蓮氏

>凧さんが問題としているのは、無罪判決が出たとしてもなお白い目で見られ続ける世間
>の風潮だと思われますが。

凧氏曰く、
>推定無罪は尊重されるべきだ

とのことなので、凧氏が問題にしているのは、無罪の確定判決の社会的な効力の問題ではなく、逮捕および起訴が直ちに有罪と同視される社会の傾向ではないかと思いますが。

そこで再度質問。

推定無罪が社会に一般的に受け入れられるためには、現在よりかなり高い確率(社会常識として認識されるのに必要十分な割合)で無罪判決が出る状況である必要があると考えますが、それを現在よりも望ましいでしょうか?
メンテ

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