…何をしたって時間がもたない。仕方なくゴジラの最新作を観にいった(ほんとうはもっと他の映画が観たい)。 ところが今日(いつものセリフだがすっかり「昨日」だ)の京都は、街中がひどい混雑で、いつもはガラ空きの御池の駐車場がまずは一杯だった。時間もないので母子を六角河原町で降ろして(映画館は少し北へ上がった三条手前の京都宝塚劇場)、父はぐるぐると空いている駐車場を探し回った。2周目で三条パーキングにようやくクルマを入れることができた。 もはやゴジラを遅れて観ようともせず、ひとりJEUGIAへ入った。CD数枚とDVD1枚(「スターウォーズ――エピソード1」)を購入して、いつものように向かいの「本家田毎」に入った。正月用メニュー(おろしソバと天丼[小])があったのでそれをたのんだ。目をむくほどのものではないが、とりあえずここ数日食べたうちではいちばん美味であった。 映画はゴジラだけでなくハム太郎との2本立て(要3時間)で、さすがに待たされることになった。落ち合うと、子は、先着順でもらえるはずだったゴジラのマスコット人形(か何か)が数人手前で切れたので、荒れていた。無理をいうなと叱って抱き上げたら、肩のところにツッ伏すようにして、震えながら泣きはじめた。人前で大泣きするのは、さすがに恥ずかしくなってきているのである。 ほんの半年前であればこういうとき役に立ったであろうDVDは、そうして成長してきたおかげで、悲しみの絶頂にあっては何の慰めにもならないのだった(オトナと同じやね、そういうのは)。ま、もともと映画を3時間も観た同じ日に開封するつもりはなかったので、「エピソード1」は明日の時間稼ぎの素材となる(くりかえすが父は、今週のうちにできれば「みなみ会館」の無料チケット[see 68]をもう1枚使ってしまいたいが)。 |
モダニスト
2002/01/05土03:40 [75] |