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. CEマシンにハマる理由(メモ) モダニスト 12/30日00:22[66]選択


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 そのむかしWindowsCEというOSが誕生したとき、本邦初の同OS搭載機であったモバイルギアII(MC/R500)を買った。だが、それは先代のDOSマシンである同I(MC/R1だったっけ?、その型番は)ですべてを済ませていた(それをテキスト入力マシンとして利用して、印字の必要がある場合はMacにデータを移植するなりして対応していた)、その流れで後継機を購入した、というに過ぎなかった。
 だがその後、通常のWindowsマシンを利用するようになって、モバイルギアは見向きもされなくなった。VAIOなどの、それなりに小型機と呼ぶにふさわしいマシンを愛用し、最近はその種のものとしては出色の出来といいたい(ただしデザイン他いくつかの点で問題はある)カシオのCassiopeiaFIVAという900g台の、文字どおりモバイルの形容を冠したいノートPCを購入した。それはいまや授業で大活躍だが、だとしたら、なぜ、いままたCE機(ヴァージョンもいまや3.0である)にハマっているのか。
 まず早い。何が? 起動が。いや、起動という発想は基本的に、ない。プログラム等はRAMにインストールされていて(いま使っているsigmarion2だと主要ソフトはROM化されている)、つまりハードディスクというものがないので、「終了」せずつねに「サスペンド」で作業を終え、そこからまた作業に戻ることができる(実際、「0.5秒」というのは大げさでも何でもない)。
 だが、そんな特徴ならver. 1の時点から変わりないではないか。
 ハマっている、いまでははっきり自覚できる理由は、その不自由さにある。つまり早いが、多くのことはできない。ワープロにしてもフォント等の制限はむろん、レイアウトのままの表示もされないし、とにかく考えようによっては不便きわまる。だが、レイアウトに凝る必要のない人間にとっては最低限必要な機能だけが残されていて(だって記憶用と合わせてもマシン本体全体で32MBしかないデータ領域[もちろん記憶用にストレージカードを使うことはできる]のうちこのプログラム実行用には十分の一も使用されない)、その意味では不自由しない。あるいは、Windows母艦マシンで作成したファイルの書式をいじらないで内容を更新するにあたっては障害がほとんど発生しない、そのような成熟は、ソフトとOSの、いずれのヴァージョンアップによるところが大きいのか。
 いずれにしても、こうした制約下で、さまざまなソフトが開発されて、その多くがフリーウェアとして配布されているのが、CEの一大特徴だ。そうして、その種のソフトにもよったカスタマイズの情報交換のためのWEBサイトが、きわめて充実している。
 sigmarionであれ何であれ、CE機をカスタマイズすることは、自分流の使い勝手のいい手帳をつくることに、ひとしい。
モダニスト 2001/12/30日00:22 [66]



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