そういえば以前のスタイルだったらかならずふれていたであろう、いくつかの話題に、ふれていないな。 たとえばの阪神の監督人事――正直なところもう1年、野村克也氏にやってほしかった。今年は去年までの苦労がいくつか実を成らせたことだろうし、オリックスから田口がFA移籍してくる(はずだ)しファイターズの片岡だって一時期はその気になっていたはずだ。(その点、巨人に寝返った清原には落胆した。) サッチーのこと? つきあいたいタイプではもちろんないが、あれくらいの脱税をやってる輩は日本中探せばゴマンといるだろう。たしかに悪いが、マスコミの糾弾は、彼女がその罪にたいして負うべき痛み以上のものをすでに与えている。(ここでもケニー野村なる、なぜ野村姓を名乗るのかよくわからないバカ息子のヤリ口のほうが、おぞましい。) 星野仙一氏? やりたくてやりたくてしょうがないんだろ。だったらすっきりうれしいナ、やりますって、いいなさいよ。現に彼がセカンドベストの選択であることに変わりはないのだから、引き受けたあかつきにはこうした皮肉もいわないつもりだが、他方、迷った末に「名古屋のファンのことを思うと…」なんてクダラナイ理由をつけて辞退でもしたら、その逡巡のおかげで阪神が被ることになる数日間のロスの責任は、ほとんど天誅に値するとすら書いておきたい。(だから「やります」っていってよ早くぅ〜。) うん、何なら長嶋茂雄でいくか(笑)? 原辰徳への禅譲のふりをしたって、そのじつナベツネによる解任人事であることは皆、先刻承知しているのだから、このたびのだけでなく2度の解任を恨みもて、縦縞のユニホームの袖に腕を通すのだ。 ――怖がることはありません。あなたの同胞でありまたライヴァルでもあった王貞治氏だって、いまやけっこうアブナイ企業の筆頭格であるダイエーで指揮官を務めているではありませんか…。 |
モダニスト
2001/12/11火02:48 [32] |