教授会の最中である。なんと不謹慎な。 この不謹慎を犯してでも書き込まねばならない話題があるというのか。ない。むしろ教授会の最中に書き込むこと、それじたいが話題である。もっといえば、きょうは書き込むために教授会に足を運んだ。 うん、学生が授業中にメールのやりとりをしているのと同じやね。 じっさい、かつてはピーピーと呼び出し音が鳴って授業の妨げになるといわれた携帯類も最近はメールへと中心的機能(授業中における)が移ったおかげで私語が減った(携帯登場以前よりも!)とその効用さえが語られる始末で(ちなみに自慢じゃないがぼくの授業はそもそも私語はない/する余地を与えない)、それにひきかえ、そのようなガジェットが持ち込まれない教授会ははるかに雑然とした場所になっている(こうやってパチパチとキィを叩いたところで誰も気にしはしない)のである。 ちなみに、ぼくはこういう雑然とした場所で思考し、書くのが、好きだ。そう、この傾向は以前よりもずっと強まっており、モバイルマシンを持ち歩く理由がここにも認められる。 というわけでこの走り書きは、少しも逆説的でない次のセリフで締めくくっておこう――雑用がつぎつぎ降りかかる会議はもちろんなるべく避けたいが、こんなふうな教授会なら毎日でも開催していただきたい、と。 |
モダニスト
2001/12/04火16:35 [13] |