さかもり(酒盛)

お酒のお部屋に戻る

お酒のお部屋の過去ログです


更新][トップページに戻る 文字列
空白で区切った全ての語を含む いずれかの語を含む
《ログモード》

【16】横浜地ビール3種(ビール・横浜市中区)
2001/3/18(日)18:38 - ぽん <pon@mva.biglobe.ne.jp> - pon.cla.kagoshima-u.ac.jp

 忝くも某如洗先生より昨年末に拝領仕った品です。ヴァイツェンとペールエール、アルトの3種類入り。何はさておき、有難や/\(;/\;)。さてこのビール、その年のクリスマスイヴにじゃん先生とともに大いに堪能させて頂いてはいたのですが、年末年始とやたらと多忙であったため、感想を書くのがすっかり遅くなってしまいました。面目次第も御座らぬm(_"_)m。>おっさん

 てな訳で、遅ればせながら、取ってあった簡単なメモに基づいてその感想を書かせて頂きまする。なお、じゃん先生にもその際色々率直な感想を賜りましたが、文責はすべてぽんにあり、じゃん先生には御座いませんので、何卒ご理解のほどを。

◎ヴァイツェン
 ご存知、小麦で作ったビールです。ヴァイツェンというと大抵甘口なものですが、このヴァイツェンはさにあらず。辛口で非常にすっきりとした味わいです。素直で嫌味がないのがいいですね。上善如水とはまさにこのことを言うのでしょう。いやほんま、これまでぽんが飲んだヴァイツェンの中では一番美味しいと思いましたっす。

 評価はじゃん氏A、ぽんA。

◎ペールエール
 ペールエールはイギリスの上面発酵の淡色ビールの称です。多分製法が同じなんでしょう。

 これはまた苦みがきついですね〜。そのくせ味の薄いこと薄いこと。味に妙な癖はあるのですが、とにかくコクがなくて味が膨らまないまま、苦みだけが口中を支配するような感じです。しかも、その強烈な苦みが飲み下した後も長く残るんですよね。ぽんは決して苦いビールは嫌いではないのですが、これはちょっと(^^;。

 評価はじゃん氏Bマイナス、ぽんCプラス。

◎アルト
 ドイツの上面発酵の中等色ビールをアルトと称するようです。色はかなり濃い目で、黒ビールと言ってもいいんじゃないかというくらい。まぁメーカーがアルトと言っているのですからそうなのでしょう。

 前のヴァイツェン、ペールエールの時も思ったのですが、何とも泡立ちが悪いビールですね。総じてエキス分が少ないのでしょう。特にこれは極端にエキス分が少なそう。さっぱりしていると言えばそうなのでしょうが、何と申しましょうか、カラメルを薄く伸ばして苦みを補い、アルコールを添加して作ったような感じです(をひ)。じゃん先生曰く「女性向き」。まぁそう言えばそうなのかも知れませんが、私は女性ではありませぬからのう…(^^;。

 評価はじゃん氏C、ぽんCプラス。

 結局、この横浜地ビールの特徴は総じてさっぱりすっきり薄い系ということになろうかと思います。ヴァイツェンではその特徴がヴァイツェン自体の性格と相俟ってプラス方向に作用し、その他のビールではマイナス方向に働いたということなのでしょう。如洗先生も買ってお飲みになるのなら、少なくともヴァイツェン(今回は飲んでいませんが、ピルスナーなら美味しいかも)はお奨めですが、本来濃い系の味であるべき種類のものについてはお求めにならない方が賢明かと。

【15】宝満(芋焼酎)
2001/3/18(日)17:27 - ぽん <pon@mva.biglobe.ne.jp> - pon.cla.kagoshima-u.ac.jp

 鹿児島県熊毛郡南種子町の上妻酒造の焼酎です。表ラベルには大きく「種子島の赤米こうじ仕込み」と謳っておりますが、裏ラベルにも赤米(「紅ろまん」という品種らしい)についての伝説が長々と記されており、とにかくそのことが売りのようです。ま、折角ですから、以下にその赤米の伝説を引用してみましょう。

 赤米の伝説
 太古の昔、種子島の南「茎永」の地に玉依姫(たまよりひめ)という美しい女性が、馬の背に米を積んでやってきました。村の人々は玉依姫に従い、荒れ地を耕し田を作り、姫がもってきた米を栽培したのです。それまで狩猟によって日々の糧を得ていた村人たちは飢えから救われたのです。ところがある年のこと、日照りが続き田の水が枯(ママ/)れてしまい、村人たちは山の陰の池から水を引こうとしました。しかし、玉依姫は神の住む池の水を引くことに反対しました。村人たちはそれでも強引に池の水を引く事にし、池の淵まで溝を掘ったのです。すると、神の怒りか大きな地響きと共に池の水は血のように真っ赤に染まりました。玉依姫は村人たちに災いが来ぬよう、池に一人赴き消えてしまいました。すると、地響きもおさまり、空から大粒の雨が降り出し、村の田は救われたのです。村人たちはその池を「宝満の池」と名づけ、池の側に神社を建て、身代わりとなった玉依姫を祭ったのです。そして、その後この地には赤い色をした「赤米」が穫れるようになったのです。

 何ややたらと「のです」が多い文章ですが、結局この「玉依姫」って何者だったんでしょうねぇ。実は日本神話にも同名の「玉依姫」という人物が出て来るんですが、こちらは彼の天孫・瓊々杵尊(ニニギノミコト)の子・彦火々出見尊(ヒコホホデミノミコト。「海幸・山幸」神話の山幸彦です)の妻・豊玉姫の妹にしてその子・彦波瀲武鵜葺草葺不合尊(ヒコナギサタケウガヤフキアエズノミコト)の養母役を務め、後にその妻(爆)となり、大日本磐余彦尊(オオヤマトイワレヒコノミコト=神武天皇)を産んだとされる人物です。そこそこの大物ですね。一見まったく関係なさそうですが、日本神話の「玉依姫」は実は海神の娘でもあるんですね。ということで、水つながりで種子島の「玉依姫」と関係付けられそうな気もするのですが、はてさていかがなものでしょうか。

 まずは生で。ふむ。どっちかと言うと辛めの方かな。味にちょっと刺激がありますね。後口にもその刺激が結構長く残ります。原料芋は多分コガネセンガンだと思うのですが、原料芋の香りはそれほどストレートには感じられません。

 次はお湯割りで。ほう。生の時よりもコガネセンガンの焼き芋様の香りが多少強く感じられますね。相変わらず辛めであることには変わりありませんが、例の刺激も和らいで、随分飲みやすくなりました。お湯割りにしても味が薄くなったように感じないのは、元々の味がしっかりしているからでしょうね。その辺は評価出来ます。

 結論。評価はCプラス。香り2.5、味わい3。赤米赤米と騒ぐ割には、特に際立った特徴があるわけでもなく、ありふれた辛めの芋焼酎という感じでした。お値段は17〜800円くらいだったかなぁ。忘れちった(^^;。

【14】薩摩春秋(芋焼酎)
2001/3/16(金)14:54 - ぽん <pon@mva.biglobe.ne.jp> - pon.cla.kagoshima-u.ac.jp

 鹿児島県串木野市の濱田酒造の焼酎です。ラベルの能書きによれば、この蔵元は創業明治元年。吹上砂丘の北端、古来焼酎造りの郷として現在も多くの蔵元が立ち並ぶ西薩摩の地で生まれたこの焼酎は、従来の仕込みとは違い、黄麹タイプの麹を用い、蔵の中で四季を過ごし終える頃出荷されるとのこと。原料芋は会社指定の農場で育成し、地下数百メートルから湧出する伏流水で割り水を行なった淡麗で甘口の本格派焼酎なんだとか。

 まずは生で飲んでみましょう。ぐびり。むぅ〜。な〜んか薄い焼酎ですね。味のタイプもさすがに辛口とは言えませんが、甘口とまでも言えないように思います。香りもそれほど強くありません。値段的には高めのプレミアム焼酎のくせに、普通の焼酎っぽい感じでちょっと面白みに欠けますねぇ。

 次はお湯割り。ふ〜む。こちらの方が多少甘みが引き立つようですね。でも、相変わらず味は薄いんだよなぁ。淡麗と言えば淡麗なのでしょうが、私にはただ薄いとしか思えません。味に癖はないのですけどねぇ。何か物足りないんですわ。少なくとも私には、ね。

 結論。評価はC。香り2.5、味わい2.5。お値段は1700円くらいだったかな。

【13】米鶴(大吟醸)
2001/3/16(金)14:52 - ぽん <pon@mva.biglobe.ne.jp> - pon.cla.kagoshima-u.ac.jp

 山形県東置賜郡高畠町の蔵元の酒。日本名門酒会大吟醸頒布会が2月に頒布したうちの1本です。高畠町は奥州街道と羽州街道をつなぐ七ヶ宿街道の宿場町で、東部に連なる蔵王連峰の雪解け水が潤す水豊かな町なのだとか。「米鶴」は近年注目される山形県の地酒の中でも、吟醸酒の開発に力を注ぎ、逸早く市販を開始した蔵元としても有名だそうです。知らなんだ。

 能書きによれば、このお酒、「上品な香りと軽快でやわらかい味わいのこの大吟醸は、「米鶴」らしいふくよかさと、豊醇な旨味もかね備えてい」るそうです。その他、ラベルからデータを転載すれば以下の通り。原料米は山田錦。精米歩合は45%。使用酵母は協会901号系。アルコール度数は15度以上16度未満。日本酒度は+3。酸度は1.3。アミノ酸度は1.0。杜氏は山形杜氏・須貝智。

 香り:大吟醸ですから吟醸香(リンゴ系? 自信なし)があるにはあるのですが、それほど強いものではないですね。口に含んでも香りは開きません。大吟醸にアル添をする理由は、酒粕に残る吟醸香をアルコールで溶かして香り高くするためのはずなのですがねぇ。それでこの程度なんでしょうか。まさかとは思うけど、何だかなぁ(^^;。

 味わい:甘みはやや強め。一方、酸味はそれほど強くは感じませんし、苦みもあんまりありません。その意味ではやわらかい味と言えなくもないですが、後口には酸味が甘みとともに長く残ります。はっきり言って重い酒です。どこが軽快なんじゃ〜と言いたくなります。私はどちらかと言うと濃い酒は好きなんですけど、これはちょっとしつこ過ぎっす。

 結論。評価はBマイナス。香り3、味わい3。今月の大吟醸はどちらも外れでした。うるうる(;_;)。

【12】日置桜(大吟醸)
2001/3/16(金)14:50 - ぽん <pon@mva.biglobe.ne.jp> - pon.cla.kagoshima-u.ac.jp

 鳥取県気高郡青谷町の蔵元の酒。日本名門酒会大吟醸頒布会が2月に頒布したうちの1本です。能書きによりますと、仕込み水には隣町・気高町の環境保全地区に指定された布施平神社境内の原生林の中に湧く「布施の清水」を使用、柔らかいその水質は、本酒の味わいに大きく影響しているのだそうです。また、酒米として使用している「山田錦」も地元の篤農家9世帯で結成された「酒米研究会」のメンバーが生活廃水の入らない水田で作付けしたもの。とことん水と米にこだわっているようですが、そこまでこだわっていてなぜアル添なのかがわかりませんねぇ。ぶつぶつ。

 なお、能書きには「辛口でありながら、さほど辛さを感じさせない滑らかな口当たり、後味のほのかなほろ苦さ、豊かな香りをお楽しみ下さい」とあります。はてさてどんなもんでしょうか。その他、主要な情報を記せば、精米歩合は麹米40%、掛米45%。使用酵母は協会9号。日本酒度は+6.5。酸度は1.3。アミノ酸度は1.0。アルコール度数は15度以上16度未満。杜氏は但馬杜氏・中西円吉。さすが大吟醸、情報が細かいっすね。

 香り:立ち香は強くはありませんが、含み香はそれなりに吟醸香があります。香りの種類としては、リンゴ系と洋梨系の中間と言ったところでしょうか。ただ、あんまり膨らむタイプではないですね。あと、それと別に、ちょっとした香り(と言うか匂い(^^;)があるんですが、これがまた何と表現してよいやらよくわからないもんなのですわ。一種人工的な香りのようでもあり、カビの匂いのようでもあり…。どこかで嗅いだことのある匂いであることは確かなのですがねぇ。思い出せません。まぁ何にせよ、この匂いはあんまりよいものではありませんので、香りの評価としてはマイナスポイントとせざるを得ません。

 味わい:大吟醸にしては甘みは少ない方ですが、辛口とも言えないと思います。せいぜい中味と言ったところでしょう。酸味も弱めですね。後口には苦みがありますが、それほど強くはありません。この辺は能書きに書いてある通りでした。問題は、その苦み以外に若干のアルコール味を感じることでしょうか。これがアル添の効果だとしたら、悲しい話であります(;_;)。

 結論。評価はBマイナス。香り3、味わい3。大層な能書きの割には、今イチの大吟醸でしたね。ふう。

【11】東光 一番搾り(冬季限定)
2001/3/12(月)23:39 - 酔琴 - cs74209.ppp.infoweb.ne.jp


22222番ゲットの賞品として雪の米沢より宗家に送っていただきました。
前日飲んだ九州菊はまだ7割方残っておりますが、まあそれはそれということで(^^;
生酒ということでアルコール度は結構高く18度以上19度未満だそうです。しかし、封を切ってもアルコール臭は感じられません。かわりに麹と米の香りが 。火入れしていないためか吟醸香と間違えるくらい甘い香りです。吟醸香には余り興味がありませんが、麹の香りは好きなんですよね。特別本醸造でこれほど米と麹の香りがするのも私は経験がありません。
口に含むと骨格のしっかりした酒の味がいたします。おそらくかなりの辛口と思われますが、麹の香りと味のおかげで豊潤辛口といって良いでしょう。かなり好みです。
苦みはほとんど感じられませんが、酸味が後口に残ります。けれど全体が豊潤なせいかいやな残りかたはしません。
アルコール臭や刺激はないのですが、やはり18度というのは結構きついです。最近軟弱なワイン飲みになった私としてはロックで飲みたいくらいです。でもうちには氷がない……。
ちなみに合わせたお料理はキムチ鍋。最初は東光を開けるのはやめようと思ったのですが、結果的には成功でした。刺激の強い料理に少しも負けていません。さすが寒い国のお酒ですね。めでたしめでたし。

評価はA。ちょっと甘い採点かも。頂戴物のお値段を云々するのは野暮というものですが、1000円台前半までであればCPはかなり高いと申せましょう。

東光一番搾り 冬季限定 特別本醸造生酒 原材料:米 米麹 醸造アルコール

【10】九州菊 大吟醸
2001/3/12(月)23:34 - 酔琴 - cs74209.ppp.infoweb.ne.jp

宗家より年末のワイン会のお返し(?)としていただいた品です。
宗家御郷里の誇る銘酒として本お部屋でも何かと話題の九州菊の最上級酒。
いただいてから2ヶ月も経ってからやっといただきました(冷蔵庫保存)。
封を切って香りをかいでみましたが、これといった吟醸香は感じられません。さすが九州菊。口に含むとすっきりした辛口ですが、やや酸味が勝っているようです。吟醸香はやはり感じられません。
吟醸香にそれほどこだわらない私としても、これでは……。いやしくも大吟醸を名乗っているのですからもう少しどうにかしてほしいと思います。
味わいは上品な端麗辛口というか、はっきり言って弱々しゅうございます。大吟醸とはいえ純米ですからもう少し強さがあってもいいのでは。

背中のラベルによると使用米は山田錦、精米歩合45パーセント 日本酒度+5 酸度1.4 アミノ酸度1.2 だそうです。
評価はC 単なる吟醸酒ならまあ許せるかも。でも「純米」「大」吟醸なんですよね。 がんばれ九州菊

【9】春鹿(純米・南部杜氏古川武志作)
2001/3/8(木)19:31 - ぽん <pon@mva.biglobe.ne.jp> - 195.120.195.8

 奈良県奈良市の蔵元の酒。日本名門酒会頒布会が2月に頒布したうちの1本です。以前も述べた通り、この銘柄は私の大好物の一つ。前回は純米大吟醸でしたから、うまいのは当然と言えば当然ですが、今回は無印の純米酒。果たしてどうなりますやら。

 香り:立ち香・含み香ともにリンゴ系の吟醸香がしっかりあります。無印の純米酒クラスでこれほど吟醸香があるのも珍しいんじゃないでしょうか。いやほんと、下手な大吟醸よりもありまっせ。ただただ、素晴らしいの一言です。

 味わい:適度な甘みと酸味があって、味のバランスが実にいいですね。所謂中味という奴でしょうか、見事に調和が取れています。酸味がリンゴ系なので、後口も爽やか。以前じゃんさんが評していたのと同じように、このお酒も米の味があまりしないという点では日本酒らしくない日本酒と言えなくもないですが、私は好きだなぁ、こういう感じのお酒。ちなみに、酸味の感じは「若竹」と似通う所もありますが、「春鹿」の方がもっとしっかりしています。そこがいいんだまた。

 結論。評価はAプラス。香り4.5、味わい5。前回飲んだ同銘柄の純米大吟醸雫酒(評価S)の超廉価バージョンと言った風情ですが、純米大吟醸と言っても大方は納得するであろう逸品です。これで肴付きで1450円なのですから、CP高過ぎ、というか、もうむちゃくちゃなレベルっすよ、これは。値段も考慮したら文句なしにS級でしょう。まったく、そこらの名前だけのアホアホな吟醸酒に爪の垢でも煎じて飲ませたいもんです。分けても我が地元の蔵元に(爆)。はぁぁ、この酒だけもう1本、いや3本、いやいや5本くらいまとめ買いしたいよう(;_;)。

 ちなみに、例の雫酒、先日見たら値段が3400円台に下がってました。あれぇ? もしかして、昨年4500円もしたというのは私の勘違い? う〜ん(^^;。

 更にちなみに、今回のお肴は「大和肉鶏の炭火焼」。日本四大鶏料理(そんなのあったのね)の一つに数えられた京都「かしわ料理」(残りの三つは秋田「きりたんぽ鍋」・東京「軍鶏鍋」・博多「水炊き」)。そのかしわ料理に用いられていたのが「大和かしわ」なんだそうです。奈良県大和郡山市周辺で飼育され、戦後、ブロイラーに押されて姿を消した幻の地鶏ですが、昭和49年に奈良県畜産試験場が再現したのがこの「大和肉鶏」。「シャモ」と「名古屋コーチン」「ニューハンプシャー」を交配させて作った品種だということですから、まったく別物と言った方がいいんじゃないかとは思いますが、滅んだものを再現するのは無理なのでしょうしね。文句をいうのは野暮というものですかな。

 さてそのお味ですが、鹿児島あたりの炭火焼きと違いまして、まず肉が柔らかい。そして何より炭の匂いがきつくない。肉の堅いのはともかく、あの炭の匂いは日本酒に合わせるのは厳しいのではと思っていたのですが、この程度なら問題なし。十分日本酒にも合わせられます。肉の味の濃さという点では鹿児島の炭火焼きの方が勝るような気がしますが、これはこれでまたよし、でありましょう。え? 「春鹿」に合ったかって? はっはっは。ではでは♪

【8】若竹(特別純米・南部杜氏菅原銀一作)
2001/3/8(木)19:27 - ぽん <pon@mva.biglobe.ne.jp> - 195.120.195.8

 静岡県島田市の蔵元の酒。日本名門酒会頒布会が2月に頒布したうちの1本です。島田市は大井川流域にある小都市ながら、江戸時代には東海道の宿場町として栄え、かつては造り酒屋が七軒もあったそうですが、現存するのは若竹の蔵元のみ。標高3,000mを超える高山から一気に駆け下りて来る大井川の豊かな伏流水は、ミネラル分の少ない軟水。その水を仕込み水として使用しているため、辛口ですっきりとした柔らかな味わいのお酒になっているんだとか。以上、能書きからの抜粋でした。

 香り:立ち香・含み香ともに若干の芳香が感じられます。この香りは多分麹香だと思うのですが、吟醸香(リンゴ系)のような気もしますし…。う〜ん、どっちなんだろ?

 味わい:甘み・酸味ともに少なめ。能書きにもある通りで、実に柔らかな味わいのお酒ですね。後味がこれまたすっきりしているんだわ。酒の味がそれこそ水のように潔くすっと消えて行きます。よく出来たお酒は仕込み水そのものの味がするなどと申しますが、このお酒を飲むと、大井川の水の味わいが何となく想像出来るような気が致します。

 結論。評価はBプラス。香り3.5、味わい4。個人的に濃い味のお酒が好きなもので、こういう評価になりましたが、所謂水のような味わいのお酒としては、かなりの高水準にあるお酒だと思います。新潟のお酒が好きな人ならもっと高い評価を下すかも知れませんね。

【7】酒呑童子(純米酒・但馬杜氏田中重行作)
2001/3/8(木)19:26 - ぽん <pon@mva.biglobe.ne.jp> - 195.120.195.8

 京都府宮津市の蔵元の酒。日本名門酒会頒布会が1月に頒布したうちの1本です。添付資料によりますと、「日本三景の一つ天の橋立で有名な丹後・宮津市由良の里の名酒「酒呑童子」は、程良い辛口でコクのある味わい。旨味のある魚介類の料理を引き立てます。刺身には冷やで、煮付けにはお燗で魅力を発揮します」だって。やれやれ、こいつもお燗かい。参ったなぁ(^^;。アルコール度数は14度以上15度未満。「真鶴」よりも低めですね。何か意味があるのかな。

 香り:立ち香・含み香ともに若干の吟醸香(リンゴ系?)がありますね。無印の純米酒にしては珍しいことです。

 味わい:なるほど。確かに甘口の酒ではないし、酸味も重いタイプのものではないので、分類としては淡麗辛口ということになるのでしょうね。ただこの酸味は面白い。所謂リンゴ系の実に爽やかなもので、飲み下すと、後口にそのリンゴ系の酸味だけがずっと残り続ける(ちょっとしつこい)という感じです。酒質に純米酒らしい膨らみというか厚みのようなものは感じ取れません(能書きの「コク」とは何を指していうのやら)が、どこか甘みの少ないレモネードを飲んでいるような印象を受けます。いや、これは中々個性的で面白いお酒じゃないかなぁ。

 結論。評価はB。香り3.5、味わい3.5。日本酒らしくない、そう、どちらかというと白ワインに近いお酒だと思います。


[管理用]

MiniBBS-kit