鹿児島県出水市の新屋酒造の芋焼酎です。ラベルの能書きによれば、薩摩の霊峰・紫美山系の花崗岩層より浸出してくる名水・紫美を使用し、伝統的な麹室により麹造りを行ない、昔ながらのかめ壷仕込みで家付き酵母を利用、伝承の木製蒸留器を使用して造った焼酎なのだとか。 まず生で飲んでみますと、焼き芋のような香りが口の中に広がります。まぁ芋焼酎なのですから当然と言えば当然なのですが、前回買って飲んだ芋焼酎「魂利」に感じられたような癖は全然感じません。実に素直な芋の香りです。味にもつんけんしたところは少しもありません。紫美山系の水はさぞうまいんだろうなぁと感じさせるものです。 なお、原料芋の品種は明示されていませんが、この焼き芋っぽい香りからすると、黄金千貫あたりを使用しているのではないか知らん。先日薩摩酒造でいろいろ試飲させてもらって、原料芋による香りの違いが何となくですがわかってきたような気がするんですよね。まぁ気のせいかも知れませんがね(^^;。 次に、お湯割りで飲んでみましたれば、これがまた穏やかなんですよね。香り・味わいともとにかく穏和。こんさんが飲んだら、多分「現代の嗜好に迎合し過ぎじゃ〜!」と言い捨てられてしまいそうな感じですが、私は結構気に入ってます。ちなみに、穏和なところは「島美人」と似ていると言えば似ていますが、こちらはもっとクリアかつ上品な味わい。言っちゃ悪いですが、レベルが違いますね。 結論。評価はAマイナス。はっきり言って、そう特徴のある焼酎じゃないので、Aにするのはちょい憚られましたのでこの評価ですが、個人的には、誠実な蔵元が誠実に造ったという感じがして、至極好感が持てます。値段は一升で1800円弱。これなら納得ってとこっすね。
青森県八戸市の蔵元の酒。日本名門酒会頒布会が2月に頒布したお酒の一つです。名前は「はちつる」と読みます。八戸の鶴ってことなんでしょうね、やっぱり。 香り:立ち香・含み香ともに穏和。嫌味がないと言うか、くせがないというか。お米に由来すると思われるほのかな穀物の香りが感じられるほかは、特に特徴という特徴はありません。 味わい:こちらも穏和。甘過ぎず辛過ぎず、酸味苦みともに中程度。後口も比較的さっぱりしている方でしょう。すっと喉を通ります。総じて純米酒は重いものですが、これは実に軽快なお酒です。それでいて、お酒のうまみはしっかり感じられるのはさすが純米酒というところでしょうか。 このお酒を飲んでみて思い出すのが、先日坊津で飲んだ如洗氏持参の「掬水」。同じ青森のお酒ということもあるのでしょうが、基本的なコンセプトが実によく似ています。はっきり言って、お酒だけを味わうと物足りませんが、適当な肴と組み合わせれば、その肴の味をぐっと引き立ててくれそうな予感はします。例えば海鮮系の肴なんか、よく合うんじゃないかなぁ。「掬水」も海鮮とよく合いましたしね。 結論。評価はB。香り3、味わい3。それにしても、青森でこういう軽いお酒が造られているということは、青森の料理は辛過ぎず甘過ぎず、淡い味付けなのか知らん。今度たこさんに聞いてみようっと。
ワインとかウイスキーだと、「○年物」というのが売り(当然うまくなきゃ売れませんが)になりますね。あと、泡盛の「古酒(クースー)」なんてのもあります。いずれにせよ、時間が私達に美酒をプレゼントしてくれるよい例ですね。 で、この陳年老茶なんですが、「老地方茶坊」さんの説明によれば、台湾烏龍茶を特殊な保存方法で長期間ねかせ、さらに再焙煎したというお茶なんだそうです。なんでも1988年の茶葉ということですから、12年ものですね。 まず見た目。凍頂とか高山のような、青々とした固い粒状の葉も美しいのですが、これはそれらとは違い、青(緑)と茶色の渾然一体となった実にしぶい色合いの茶葉で、思わずしばらく見とれてしまいました。(ほとんどふぇち? ^^; ) 軽く洗茶した後一煎、アンズ色の茶湯から、一瞬上質のほうじ茶を思わせるような香気。 口に含むと、ほどよい香ばしさと、深い深い味わいの絶妙のバランス。 そして、茶杯に残るしっとりおちついた甘い香り。 茶葉と茶商の技術と歳月の作り出した逸品に、思わず陶然となってしまいました。「茶酔」とはこういうことを言うのでせう。(*^^*) 評価:Aプラス
ふらっと立ち寄ったら、こないだまで1500円(30g)だったのが、750円になっていました。(^^)なんでも賞味期限が4月中旬までということらしいです。 (武夷)岩茶はもともと武夷山の高〜いところに生えていた茶樹の葉からつくったものなのですが、 現在ではその茶樹を別の丘陵地帯で栽培しているものもこう呼ぶそうです。 ただ、その茶種もかなり多くなり、したがって岩茶といっても多種多様になってきているのが現状です。 岩茶といえば「大紅袍」、「鉄羅漢」、「水金亀」「白鶏冠」が四大銘茶ですが、値段はそれこそ 青天井ですから、まだ飲んだことがございませんです。(^^; 「中国福建厦門茶葉進出口公司」出品のこのお茶、いったい武夷岩のどの種に属するのか。 水仙種に近いような感じもあるのですが、武夷岩体験にとぼしい私にはわかりまっしぇ〜ん。 さて、青茶ではありますが、発酵の度合いが強いので、茶葉が黒く、松脂のような香りが します。そこで、洗茶(一煎目を捨てる)して、湯冷まし(本当は「茶海」というピッチャー を使う)に取り聞香してみると、松脂臭と、そのあとにくるかすかに甘い香り。 もう一度熱湯を注いで、今度は湯飲みにつぎます。水色は暗いアンズ色。 一口含んでみると、やはり松脂臭、発酵臭というクセ(これを岩韻というのかしらん?)があります。 味は洗茶しているせいで、エグみはありません。のど越しもまあ軽やかではあります。そして最後に くるかすかな甘味とフローラルな香り。 こういうクセのあるお茶は、日本人にはあまり受けないかもしれません。あたしは結構好きなんですが、 ただ、これについては、クセのわりに、う〜ん、ちょっと平板さが気になるなぁ。 というわけで、評価はBマイナス。「銭捨っせ」とは言いもはんが、値下げ前の値段ではちと不満が残りまする。
一口飲んだ家内が一言、 「ビールの味がしない」。 ビールの味のない点では かの「スーパードライ」と共通するものがあろう。 ライトでドライさがないということは、 すなわち、ビール味(という言い方もおかしいが)の苦手な女性を ターゲットにした製品か? じゃん氏のご高批を目にしつつも、こわいもの見たさで ためしに買ってしまったのだが、 やっぱり「銭捨(ぜんう)っせ」でごわした。(^^) 教訓:身銭を切って飲んでこそ、勉強になるのでごじゃるよ。
>セットの食べ物は、ワンタンと胡瓜の甘酢漬けと杏仁豆腐 う〜む、……………………………これに黄金桂……ですか……………………………………………。 悪いけど、やっぱり「銭捨(ぜんう)っせ」でしたね。(^^; どう考えても、お茶は深焙煎系の青茶、もしくはプーアルみたいな黒茶だと思いますが……。 もちろん、常識にこだわらず、というのはそれはそれでええんですが、 なにも、お茶の余香回味をブチ壊しにしてまで…………………。
>ちゃんと葉っぱから煎れたものを飲むと評価が上がるかもしれません いや、よいお勉強をなさいました。(^^) やっぱり、お茶も酒と同じで、身銭切って飲まないとね。。。 追:先週、黄金桂を300g入手しました。まだ封を切っておりませぬ。
東京でのお仕事のついでに寄った高島屋新宿店内のお店。 茶語は「ちゃゆう」と読むらしい。又の名をアランチャンティールーム。香港で活躍するインダストリアルデザイナー、アラン・チャンがプロデュースするお店だそうです。 昼食兼朝食としてセットメニューを頼みましたが、お茶以外の感想はお菓子の部屋と一般掲示板に書きます。それとも新規創設のほんさう部屋がよいでしょうか、オーナー? セットメニューのお茶は日替わりだそうで、この日は黄金桂でした(昨夜はうっかり柱と書いてしまった)。鉄観音より小振りな茶葉で、金木犀のような甘い香りがするので「桂」なのだそうです。 磁器製の蓋付きマグカップで出てきたので、水色がよくわかります。やや薄目の金茶色、茶名の黄金はここから来ているのでしょう。 確かに甘い香りがします。金木犀かなあ。桂花茶は飲んだことがないのでよくわかりません。でも優しい嫌みのない香りです。 香りは非常にいいのですが、お茶のこく、というか、渋みや旨みが足りません。私の好みからいうともう少し渋い方がいいな。 ただし、セットメニューのお茶は、すでに煎れたものがカップに入って出てくるので、抽出時間が足りないのか、最悪の場合、3煎以上したお茶である可能性もあります。何か出がらしっぽい味がしたもん。お茶単独で頼むと、ティーポット又は蓋碗に茶葉が入った状態でサービスされるようです(中国菓子付き)。 セットの食べ物は、ワンタンと胡瓜の甘酢漬けと杏仁豆腐でしたが黄金柱には強すぎる味の食べ物だったと思います。 このお茶は食事の後に口をさっぱりさせるために飲むというより、ティータイムにあっさり系の中華菓子と一緒に香りを楽しむものだと思います。 評価はBプラス。ちゃんと葉っぱから煎れたものを飲むと評価が上がるかもしれません、こん老師。
日本名門酒会・頒布会の酒を引き取りに行って、店の人が店の奥の冷蔵庫に酒を取りに行っている間、たまたま冷蔵庫を覗いていて見つけたお酒です。奈良の銘酒「春鹿」は私の大好きな銘柄の一つですし、そのしぼりばなで、しかも値段が四合瓶で1280円と来れば、これはもう買うしかないでしょう。という訳で、早速購入。本当は今日は頒布会の酒を飲むつもりだったのですが、急遽変更致しまして、本日はこちらを賞味することに致しました。ラベルによれば、原料米は玉栄(どげな米でしたっけ?)。精米歩合は60%。杜氏(ラベルの表記に従えば「掌酒人(さかびと)」)は古川武志氏だそうです。 香り:大体「春鹿」は香り高い酒なんですが、これは特に香り高い酒ですね。いかにも新酒らしい麹香とともに、イチゴ系の吟醸香が口いっぱいに膨らみます。そりゃぁ大吟醸のそれに比べれば、粗削りで今イチ洗練されていない香りではありますが、これはこれでよいものです。少なくとも、私は好きですね。 味わい:総じて辛口で知られる「春鹿」にしては、このお酒は甘みが結構強く感じます。日本酒度はプラス5ですから、決して甘口ではないはずなのですけどね。酸味がやや低めだからかなとも思ったのですが、ラベルを見ると、酸度は1.5、アミノ酸度は1.4。この数字を見る限りは低めという程でもないんですよね。私の舌は酸味に乏しいと訴えているのですが、はてさて、これはどういうことなんでしょうか。う〜む。まぁでも、うまいことには変わりありませんから、よしとしましょう(いいのか?)。 しぼりたての酒ということで、先日飲んだ「杜の蔵」のふなくちと風味的に似通ったところが多いですが、味わいとしてはこちらの方がレベルが上でしょう。「杜の蔵」の場合は、炭酸ガスの刺激のせいで、本来の実力以上の評価を得たという感がありましたが、こちらは炭酸ガスの助けは一切ない状態な訳でして、それでいてこれだけの味わいがあるというのはさすが「春鹿」というところであります。これでもし炭酸ガス入りだったら、少々の酒ではとても太刀打ち出来なかったでしょうね。例えば、「月の桂・中汲み濁り酒」は炭酸ガス入りの日本酒の走りとして全国的に有名な酒ですが、味わい的には「春鹿」の足元にも及びませんもの。 結論。評価はA。香り5、味わい4。香りについては生酒として理想的なレベルだと思います。ただ、味わい的には酸味が乏しいために、やや平板で物足りないという感じを受けるので、そこは減点せざるを得ないかな、と。
>都通り電停近くのチャイナ・シティー >中国茶を三〇種類くらいそろえているそうなのですが 酔琴小姐、謝謝給我賜告一個好消息!! さっそくチェックしてみます。 >一〇〇グラム五〇〇〇円の武夷岩茶だそうですから、 たぶんよいお茶だと思います。 もっとも、今度注文するお茶は4900円/30gの武夷岩茶なんですが…(^^;
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