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[ 人のこと言えるかァ! ]
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ウクライナ大統領選挙の混乱に、アメリカが「選挙不正があった」と言っているらしい。
皆まで言わすな。
2004/11/24(Wed)
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[ 飲酒制限令 ]
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人間ドックの結果が届く。
中性脂肪:高め。 尿酸値:高い。要再検査。
痛風の手前だよこりゃ。 もうビールは飲みません。 暴飲暴食は止めます。 痛風になったらライブに行けぬ…
2004/11/23(Tue)
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[ なぜ ]
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池袋のラーメン店主は犯罪者ばかりなのか?
・高金利うたい数億円詐取=元人気ラーメン店主逮捕 逮捕されたのは、池袋にあったラーメン店「土佐っ子」を経営していた大野邦子容疑者(61)
このニュースを見て思い出したのは、
・女性2人を暴行した上で現金等を奪う 逮捕されたのは、池袋の人気ラーメン店「あ・うん」の店長 吽野優容疑者(32)
という去年の今頃報じられたニュース。
全国にラーメン店は数あれど、1年間に2人も逮捕されるとは…
2004/11/22(Mon)
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[ 選挙制度提案 ]
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いくつかの候補から1人、あるいは1政党に投票するという現行の選挙制度では、似たり寄ったりの政党・政治家が多い昨今、政治に関心の無い人間に投票する意欲を持たせることは難しい。 そこで、投票への呼び水として提案したいのは、「不信任投票」の導入である。 つまり、有効投票1票に対して、不信任投票1票、つまり落選させたい人1人を選ぶ権利を与えるということである。 比例代表の場合は、どの政党の名簿からでも不信任者1人を選ぶことができる。 こうすることで、かつて中曽根が「名簿永久1位」になって有無を言わさず当選確実になるような比例代表制の弊害を排除できる。
この制度の導入にあたっては、いわゆる「陶片追放」にならないよう、白票や無効票を投じた人には不信任票を与えない。 その場合、通常の投票が有効かを判断して、不信任票の有効無効を決めなければならず、開票が煩雑になるおそれがある。 しかし、電子投票が導入されれば、通常投票と不信任投票を一組で管理する事は可能ではないだろうか。 (電子投票がアメリカのようないかさまにならないよう、投票と同時に紙に印字して別途保管するなどの対策は必要) ぜひ、導入していただきたい。
前置きが長くなったが、言いたいことはただ一つ。 この制度導入の暁には、全国家公務員の敵 長妻昭に不信任票を投じたい!というだけである。
やつの無意味な質問趣意書のせいで、どれだけの超過勤務手当が費消されたか。 まさしく税金の無駄遣いである。
2004/11/17(Wed)
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[ あさはか ]
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引越後初出勤。
ブッシュ政権2期目、パウエル氏が国務長官を辞任し、後任はライス大統領補佐官になるという。 軍人出身であるがゆえに、軍事力の威力と限界を知り尽くしたパウエル氏が辞任することで、2期目はイケイケドンドンということになりそうである。 (軍人=好戦的とは限らない。戦場の実情を知っていれば現在のイラクでの作戦はうまくいってないことがわかるはず)
ところで、ズームイン朝で新聞紙面の解説をしているやつ(名前知らん)は、「穏健派のパウエルがやめれば、アメリカの北朝鮮への態度が強硬になるので日本には有利」などど批評していた。 この男、いつも超タカ派の論調を張っているので「またか」と思ったが、よくもまあ無責任なことが言えたものだ。 アメリカが北朝鮮と戦争を始めれば、当然日本にも攻撃があるだろう。 その際、自衛隊は防衛できるのか? 有事への備えはできているのか? 「北朝鮮に経済制裁を」と唱える輩も、そこまで考えているだろうか。 もし、「いざとなったらアメリカにおんぶにだっこで」などという甘い考えを持っているのなら、それこそ「平和ボケ」の最たるものであろう。
2004/11/16(Tue)
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[ 引越発掘品 ]
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引越で昔の落書きが発掘された。 1年前の今頃に書かれたものらしい。
見沼区マンセ〜 もし投票の1位が「渋谷区」だったら採用するのかよ さいたま市の新区名ですな。「見沼区」に住民からの反対大合唱が起こった時の評。歴史的地名を大切にしよう。民主主義も万能ではない。この場合は衆愚政治かな。
今の拉致家族には まだ自分たちの政府がある 帰るべき家がある だが60年前の朝鮮半島の人々は?? 自分たちの国も奪われ 言葉も奪われ 生命さえも奪われた 彼らにしてみれば 「24年の苦しみ」よりも 「1910〜1945の苦しみ」 の方がはるかに重かろう…
いいよなあ こんなに報道してもらってさ 不公平じゃないか
至言。<1年前の俺
2004/11/15(Mon)
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[ 「南ア」って… ]
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山梨日々新聞では、記事の見出しで南アルプス市を「南ア」と略している。
アパルトヘイト? ネルソン・マンデラかよ!
と言いたくなった。
2004/11/11(Thr)
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[ 読書日記2 ]
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遡及日記。 札幌遠征時の書評です。
「昭和史の決定的瞬間 坂野潤治 ちくま新書」 表題は販促のためか。要は日中戦争に至った経緯を分析している。 だたし、従来の歴史観だと「軍国主義勢力が台頭し〜」となるところを、実は「帝国議会では民主主義勢力が躍進していた中で〜」というのが正しいという。 実際、226事件後の昭和12年総選挙では、社会大衆党(社会党の前身)が20議席から36議席に躍進している。一方、昭和会や東方会などのファッショ政党は伸び悩んでいる。 それなのに、なぜ戦争に突き進んだのか。筆者は「民主主義=反戦」ではなかった当時の事情を解説する。 すなわち、穏健外交を唱える民政党は大資本を地盤としていたため、対外的には市場を維持するために穏健であるが、国内では改革には消極的な「抵抗勢力」的存在だった。一方、社会大衆党は労働者階級や小作農の不満を受け改革を主張、軍部が唱えた「総力戦体制のためには国内改革が必要だ」とする「広義国防論」を支持した。 「広義国防論」には、「狭義の国防」つまり軍備拡張などが含まれる。国民は「国内改革」のために社会大衆党に投票したのかもしれないが、結果的には軍拡・対外進出にゴーサインを与えたことになった、という解釈だ。 そして、この「ねじれ」は現代にも見られ、「抵抗勢力」の自民党守旧派がイラク派兵反対、「構造改革路線」の小泉首相は海外派兵に積極的という構図になっている、とする。 筆者は、昭和11年に民政党・政友会の反軍部勢力を基盤とした「人民戦線的な」宇垣一成の内閣が成立していれば、戦争を止める最後のチャンスとなったとする。だが、宇垣内閣は陸軍の抵抗で組閣出来ず「流産」。さらに、東条英機を参謀長とする関東軍が中国で暴走したことで、泥沼の戦争に突入してしまった。
一連の分析は非常に新鮮、かつ示唆に富んでいる。 従来の一面的な「戦前観」を打破する良書である。
この本では宇垣がずいぶん持ち上げられている(まあ宇垣本人を評価しているわけじゃないが)ものの、昭和天皇は「独白録」で「宇垣は信用出来ない人間」と評している。もし宇垣内閣が成立していたとしても、天皇は立憲君主として何も言わなかっただろうが…どうなっていたのだろう。
2004/11/07(Sun)
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[ 読書日記 ]
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某Gバンドの追っかけで全国各地に行っていると増えるのが書籍である。 移動中に何か読まないと気が済まないのだが、新聞や雑誌を買う気にならない。どうせ読むなら、知識になるものが読みたいといったところか。 引越が迫っているのに、これ以上荷物を増やしてどーする、という話もあるのだが。
10/25岐阜遠征時購入 「美味しんぼ(89)雁屋哲作/花咲アキラ画 小学館」 厳密には本ではないが。ひさびさに読みたくなった。 海原雄山が出ないのが不満。やはり雄山がいないと面白くない。 「歴史から何を学ぶべきか 小和田哲男著 三笠書房・知的生きかた文庫」 よく戦国時代関係の話に出てくる静岡大教授。 童門冬二のような「歴史小説家の皮を被った時事評論家」と同類と思いきや、とんでもない。至極まっとうな記述。 「壬申の乱」が戦前の教科書に書かれていなかった話(反乱者の大海人皇子が天皇になる話はまずい、ということ)は知らなかった。
10/28名古屋遠征時購入 「面白いほどよくわかる クラウゼウィッツの戦争論 大澤正道著 日本文芸社」 ナポレオン戦争や普仏戦争の記事が面白そうで買ったが… 小和田哲男と正反対の歴史認識をお持ちの著者のようで。途中からとばし読み。 まあありがちな「日本は間違っていなかった」「平和ボケはけしからん」ということなのだが、19世紀の戦争論が21世紀にすべて適用されると考えているのはおめでたい。(「戦争が人間を発達させ、平和は人間を堕落させる」という銀英伝の査問会でエンリケ・マルチノ・ボルジェス・デ・アランテス・エ・オリベイラが言った言葉は「戦争論」が元ネタだったんだー、とわかったのはよかったが) あと、日露戦争時の首相は伊藤博文ではなく桂太郎ね。もっと勉強しなさい。
10/31 新潟遠征時購入 「鉄道ひとつばなし 原武史著 講談社現代新書」 本業は日本文化史の先生が、趣味を本にしたという。 研究成果である大正天皇研究に絡めて、皇太子時代の大正天皇が国内巡幸時に鉄道を乗りつぶしていたという話はおもしろい。 また、「ひかり」「のぞみ」という新幹線の愛称が、植民地時代の朝鮮の特急に由来していたという話も新鮮。 でも、後半は鉄道ヲタクの妄言が多くなってないか? 「ヨーロッパ型資本主義 福島清彦 講談社現代新書」 アメリカ型の自由放任ではない、ある程度のコントロールが取れた資本主義を標榜するヨーロッパに目を向けよう、という内容。 途中まで読んで、この本、前に買ったことを思い出した(汗) それにしても「日本の公共投資は多すぎて無駄が多い」と言う論調にも困ったものだ。平原だらけの欧米と山だらけの日本を比べるなといいたい。 内容がおおむねまともなだけに残念である。
11/3 仙台遠征時購入 「個人と国家 樋口陽一著 集英社新書」 著名な憲法学者の著書。立憲主義とは?人権とは?という根本的なことをわかりやすく解説しつつ、昨今の「改憲論」について苦言を呈している。 憲法論については全く同感なのだが、一か所気になるところが。 やはり公共事業ネタで「諫早湾の締め切りや四国の吉野川の可動堰など、まさにそういう環境保全運動の邪魔をしている人たちが、今の改憲論を主張している人たちではありませんか」という記述で、公共事業批判をしている。 諫早湾はともかく、吉野川可動堰は人命にかかわる問題だから事業が進められている。 つまり、かつて発生した多摩川水害(岸辺のアルバムで有名)が、現在の吉野川第十堰と同じ構造の堰が原因で発生したことから、危険な構造の第十堰を改修しようと言う話である。(堰が原因ということは、国を相手取った多摩川水害訴訟の判決で認められている) 自然保護も結構だが、堰が原因で洪水が起こっても国に文句を言わないだけの気概が反対する人たちにあるか? 樋口氏的な言い方をすれば、そういうことである。
次は札幌…何を買おうか。
2004/11/04(Thr)
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