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[ 地震で明らかになった「なんでも民間へ」の限界 ]
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8月16日に東北地方を襲った地震は、「民族大移動」の時期と重なって大混乱をもたらした。 そんな交通機関の混乱の陰に隠れた形となった物的被害の中で、ひときわ耳目を集めたのは、仙台市泉区のスポーツ施設「スポパーク松森」で起こった、天井の剥落事故である。 その後の報道で、施設側が国からの安全対策に関する通知を知らなかったということが判明したが、実はこの施設、オープン時から問題を抱えたいわくつきの物件だった。
この施設は、仙台市がゴミ焼却場からの余熱を利用して温水プールなどを運営するもので、昨今の「官から民へ」のかけ声の下、民間企業の連合体に設計・建設・管理運営を委託するPFI方式により建設され、今年の7月にオープンする運びとなった。 ところが、熱源となるゴミ消却場がトラブルで停止してしまった。本来なら、オープンを延期するべきところだが、PFI契約でオープン日を取り決めていたので、わざわざ燃料を買ってプールの水を温めるというばかげたことをする形で、予定通りオープンしたのである。 PFIを受注した民間企業の側としては、オープンが遅れればそれだけ入場料収入が減ってしまい、そろばん勘定が狂ってしまうので予定通りにオープンしてもらわないと困るところだろうが、税金を払う市民の側としては、燃料費の分だけ無駄な費用がかかってしまう。
さらに、市議会の質疑によれば、施設を運営する企業側が、より実入りをよくするために、加入料を払えば優先的に利用できる「会員制」を前面に出して宣伝しているため、市民に一般の利用ができないような誤解を与えているという。 これも、企業側としては、入場客数に左右されずに収入を見込めるほうを望むのは当然のことだが、市民としては何のための施設なのかよくわからなくなってしまう。
このような問題は、PFIが導入されたときに、 「民間でやった方が安上がりであり、税金の節約になる」 と宣伝された時のイメージを、官側と一部マスコミが持ち続けていることが原因で発生しているのではないか。
民間企業は、自社の利益を最大化することを目的としている。 一方、官の側は社会全体の利益を最大化することを目的としている。 この両者が一致するかは、それぞれのケースによって異なるのであり、PFIといえど万能ではない。
本当に必要なものであれば、すなわち社会全体の利益のために必要であれば、たとえ採算がとれなくても官がやる…これが本来の姿である。 逆に言えば、採算がとれる事業で、民間にやらせても社会全体の利益をそこねないものならば、民間に委ねてもよい、ということになる。
まあ、「社会全体の利益」が何なのか、を決めるのが難しいのだが… とりあえず、なんでも「官から民」でやってもうまくいかないものがある、という実例を提供する格好の材料であった。
ついでに言えば、天井落下が設計・施工の手抜き=受注企業利益最大化のため、だったりすると、もっとわかりやすいが…これは今後の調査を待つとしよう。
2005/08/17(Wed)
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[ よく考えたら ]
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吉田茂という前例がありました>平常心喪失?「バカヤロウ」解散
民営化法案否決が気にくわないのは、郵政マネーを転がして稼ごうとした金融関係者と米国ハゲタカファンド。 ざまあみろってことで。
2005/08/09(Tue)
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[ うははははははははははははははははははは ]
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もう完全に狂ったな小泉! 怒り狂って気にくわない奴(大臣・副大臣・政務官・議員)を斬り捨てにかかりましたぁー
駄々をこねる子供みたいで、見ていて笑いが止まりません。 銀営伝のカストロプのような。 あるいは尼子晴久・義久親子のような。 日本史上初じゃないか?ここまで平常心を失った宰相は。
まあ、その狂気が人殺しに向かわないだけいいけどねー
2005/08/08(Mon)
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[ なーんだ引き分けかよ ]
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北朝鮮に続いて中国にも負けて、東アジアで孤立する日本を象徴してればよかったのに。
2005/08/03(Wed)
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