サッカーおばかさん!

黒四ダムとか色々


自分、野球にほとんど興味のないニンゲンですが、なんか世間が浮かれていて楽しそうなのはいいですね。関係ないながらも明るくなれる。
まあ、ニュースで延々と流されると「ほ、他(の話題)が削られる!」という気分には確かになるんですが(笑) こちらだってW杯の時節なんかは相当によそさまに御迷惑かけてるので…(笑) 「うぜぇ! サッカーがどうなろうともうどーでもいいんだよ!」という方も相当数おいでだったろうと思うと、世界一目指す野球チームに日本中が湧くぐらいは暖かく見守りたい。……にしても視聴率40パーってうらやま──じゃないマジ凄いな。


そんな連休、バタバタと過ごしてました。色々とテンパり過ぎて、連休が終わったら熱が出た(笑) 今日はぐっすり眠ろう…とか思いつつ深夜にこれ打ってんですが。あれえ。

連休中のネタとしてはドラマ「黒部の太陽」見ましたv これは河毛俊作さん演出、脚本が大森寿美夫(字、合ってるかな…)さん脚本っちゅー、私にとっては神タッグのスタッフだったんですね!
※大森さん=一昨年の大河「風林火山」の脚本担当。男同士を暑苦しく描く事に関しては信頼のおける方(笑) 女性の描き方がワンパタっぽいところはある気がするが、そこは私にとってはさして問題ではない!  河毛さん=私は彼を個人的に『中年にさしかかった男を素晴らしくかっけー演出で画面に収められる人』と認定している。ドラマ「タブロイド」でやられて以来、かなりファン。…しかしハズす事がまったくないとは言わない…。

要は「男同士の微妙な友情」「言葉にはしてない意志の疎通」「男の暑苦しい思い入れ」を撮らせたかったら、私のイチオシはこの二人の組み合わせですよ!、みたいな(笑)
おまけに黒部ですよ黒部。黒四ダムですよ! 一時期、私はかなり色々読んじゃったぜ。

織田さんの映画「ホワイトアウト」ではあそこを使わせてもらってんですねー。あの映画はロケ地候補が海外含めて他に4つだか押さえてあったんですが、内部の危険地区の撮影許可がどうしても下りず、試しに黒四に打診したら「おっけーすよ!」と。それで小説の中の「奥遠和ダム」とは形状が違うダムなんだけれども(※「奥遠和ダム」はおそらく奥只見ダムがモデル。こちらは重力式ダム、黒部はアーチ式ダム、双方は見た目ががっつり違う)設定をややいじって黒部で撮影させて頂いたんだそーです。
なんで黒四だけそんな融通をきかせてくれたかと言えば──もちろん石原裕次郎の「黒部の太陽」に今でも関電が並々ならぬ思い入れと感謝があると!(笑) 映画撮影に対して「オレらが協力しなくてどこがする!」ぐらいの意気込みを持ってて下さると(笑)
───あつい! 熱いわ…ッ!

ちなみにこの石原版「黒部の太陽」ってのは、私が石原映画の中で一、二を争って観てみたい映画なんですが、DVDやビデオには未だになっていないのだー。裕ちゃんの遺言でな…。映画館の大画面でしか上映はしたくないのだそーです。(じゃ定期的にどっかやってくれよ、石原プロ!)
この映画を作成するまでの話ってのも泣けるんですよ、当時の映画界の事情とかが色々と絡んで。三船とのやり取りはまさに「命がけ」「男の約束」が絡んだ、このネタだけで映画作れれそうに熱いエピソードがてんこ盛りです。

とまれ、そんな感じで私が勝手に思い入れを持っていた「黒部ダム」と「黒部の太陽」。
石原版が見られない以上、映像で新たに(しかもがっつり金かけて)やってくれたのは嬉しかったですー! オッサン達の熱さ演出はもちろん楽しかったし、…フカキョンがそれほど気にならなかったというか…思ったよりちゃんとやってたというか…(失礼)、……あなたやっぱりあの眉毛が隠れてる方がいいんじゃないかな! 声聞くまでフカキョンだって気付かなかったもん!

どーでもいい事ながら、倉松組の若いモン(ジンタくん)、凄い勢いで序盤から死亡フラグ立てまくりでしたね…。「帰って来たら結婚して下さい!」って、聞いた瞬間に「し、しぬ! この子はきっと命を落とす!」と戦慄しました。小林薫んとこのパパっ子の末娘もな! あああ。

そしてつがわまさひこがかっこよかった………。

いつか一度でいいから黒部には行ってみたいなあ。

2009年03月24日(火) No.161 (その他の呟き)

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