サッカーおばかさん!

かぜひいたー


「世のおかーさんはこのぐらいで寝込んだりは出来ないのだ、私だって!」と思ってたらまんまと悪化させた馬鹿、それはわたしー。でもホントに微熱だけだったんだけどな……最初は。
我が家では先々週くらいにFさんが寝込み、その前は帰省移動ストレスからインコ様が4グラムも痩せ(※総体重37グラムの生き物が数日で4グラムも減るのはえらいこっちゃである)、そう考えると順当に私の番が回ってきたと言えない事もない。かもしれない。

Fさんには「まさかインフルエンザじゃないだろうねッ? 寄るな!移すな!」と一瞬冷たい仕打ちを受けたのですが、夕飯も食べられずヘタばってる私のために、彼女は『パステル』の柔らかプリンをお土産に買ってきてくれました。優しいです(笑)
四つあった柔らかプリン、その晩に電子レンジでちょこっとあっためて一つ食べ、明け方(!?)にまた一つ食べ、あとは全快してから一緒に食べるために我慢してます。気を抜くと四つ全部食っちまいそうだー。それとFさんのお母様から届いた手作りお菓子『がんづき』と、地元名産『田むらの梅』を…。
「いかん、甘いものばっかり食べてる」とは自分でも思ったのですが、いかんせん食欲がないから「食べたいものしか口に入れたくない」状態。そんな中でコンビニ行って、たまたまなんかのフェア中でくじ引き引かされたら、『アクエリアス ビタミンガード』とかゆードリンクが当たりました。神様に「お前なー、せめてこれくらいは飲んどけやー」と言われた気持ちになりました。──わかった、のむ。

と、これをこそこそとリビングで今打ってたら(深夜過ぎ)、階段の上からFさんの低い声が。
「病人がー、まだ起きてるのかー。寝なさいよー」
あ、はい……。でも今日、昼間も寝ててさ……目がさ……さえちゃってさ……。
ぶっちゃけ、風邪はもう治ったと思うです! コンビニにも行けたし!

ところで『がんづき』って私は初めて食べたのですが、岩手や仙台では非常にポピュラーな手作りお菓子らしいです。検索してみたら「農閑期のおやつ」とありました。そして作り方もネットで何種類か見つけられたのですが、Fさんの言う原材料と完全一致するものは見つけられませんでした。Fさんお母様レシピだと重曹とお酒とお水がキモで、牛乳だの卵だのは入ってないんだよなー、と。
それと、胡桃と黒砂糖と小麦粉で出来ている。うむ、うまい。
これはF家レシピを完全入手したいところですが、Fさんがお母様に尋ねてみても「なんかとにかく大雑把な説明過ぎて分からない」だ、そーです。ああ、家庭のお菓子ってそんなもんか…。よく考えたら西洋のパウンドケーキだって「とりあえず1パウンドずつ材料混ぜて焼けばいいよ!」ってな適当なネーミングから始まってんだものねー。あとは各々の工夫が活かされてこそのご家庭レシピ。
私がF家の嫁だったら食い下がってでもあれをモノにするところですが(笑)、ま、そこまでせんでもいいか…。とりあえず「また送って下さいv」とお礼状は出してしまいそうです。(それは「お礼状」ではなく「催促」ではないのか)

さらに岩手銘菓の『田むらの梅』、モグモグしながら説明書きを読んでいたら、一関の殿様と仙台の伊達さんちの姻戚関係についてまで書いてあった! 「なんかとにかく親戚っぽい。分家らしい」みたいな事をFさんが前に言ってましたが、半分合ってて半分間違ってたよ! 伊達政宗に一関から嫁いだのが愛姫(ここで桜田淳子の顔が浮かんだ人はナカマです)、後に一関の方に嫡子が立てられなかったので、政宗の子供を養子に貰って、さらにその後の時代に仙台藩から分領して貰ってたのだな!
内分分家大名だけど、正確に伊達の分家かってーと少し違いますね。「分家扱い」にはなってるけど、元の出自は別なわけだ。
F「おお、初めて知ったよ! タムラさんちってそんなだったんだー!」
私「タムラさんって、アナタそんなご近所さんちみたいに気軽に」
F「いや、そう言うのよ。ウチの近隣では一関の殿様は『田村さん』と気軽に言うんだ(笑)」
私「ほほう! 今でも地元で愛されてるんだな!」

なまじ『田舎』が自分にないので、なんとなくそーいうエピソードは羨ましいのであった。


さて………。寝ます(笑)
 
2009年01月22日(木) No.136 (その他の呟き)

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