サッカーおばかさん!

漫画とか色々。


そこそこ仲がいい友人T君に「オススメ漫画とか小説とか色々とないですかねー」と相談(?)されて、T君の趣味を考慮してせっせとアドバイス、それから私からも本の貸し出しをしてあげる事に。
以前に貸した本の返却と借りる本の受け取りのため、T君が我が家の裏手の駐車場まで来てくれました。んで、愛車のマツダ・RX8で来るって言うので、本人に許可取って同居人Fさんも呼び付けて、エイトが到着した途端にしばらくエイトの観賞会(笑) 買ったばかりの新車なのでT君も照れ照れと喜んでました。
その後、「じゃ、出かけてくるねー。夕飯はシチューが置いてあるからねー」とFさんに言って、私らは車でお出かけしたわけですが───、

帰って来てからの私とFさんの会話。
F「遅かったねー、ウィルたん(インコ)が怒ってて大変だったんだよー。家中探されてたよー(笑)」
私「そりゃすまんすまん。こんなに遅くなるとは思ってなくて。○○交差点(ウチから800m)のファミレスでずーっと喋ってたのよー。座り疲れしちゃったよー」
F「え!? ドライブにでも行ってたんじゃないの!?」
私「いや? ご飯しつつ喋ってた。あ、本屋には行った」
F「……。せっかくのエイトなのに……」
私「だよね。──しまったァ、マジでその発想なかったわ!」

深夜2時過ぎまでずっとファミレスで雑談してました(笑) いやー、わざわざウチまで来させちゃって、その上に同乗させてもらって、これ以上運転させたら悪いなー、そのへんの店に早く入らなきゃー、って発想しかしてなかった。
逆か! 車好きには運転させたほうがよかったのか。

ちなみに近隣の大型書店に乗り付けて、「さささ、オススメを見繕って下さい!」をやられて、私はまず数冊を選んであげたのですが
「もっと! バラエティに富んでジャンルバラバラに、色んなものを読みたいんですよー」

さよか。えーとえーとえーと。
てなわけで、T君が私のオススメで購入した一覧。(T君の好みも結構反映して)

・日暮雅通/訳の「シャーロック・ホームズ」
 これは原書発表当時のストラドマガジン版の挿し絵が入ってるので
・サンテグジュベリの「人間の土地」
 宮崎駿さんの挿入イラストと後書きが秀逸
・司馬遼太郎のエッセイ
 どれを買ってたかタイトル忘れた
・石川雅之「もやしもん」
 これは現在、年中無休でオススメ中
・惣領冬実「チェーザレ〜破壊の創造者」
 塩野七生を読んだ後にフィレンツェに旅行に行ったと言ってたので
・西炯子「水が氷になるとき (文庫版) 」
・萩尾望都「海のアリア(文庫版)」

こんぐらい出せばいいだろ、ゼーゼー。ジャンル偏ると文句言うんだもん(笑) 少女漫画が一番困った。ススメたいのがあり過ぎて。
本当は「グリーン・ウッド」の文庫版があったらそれ行きたかったんですが、その本屋には残念な事にありませんでした。萩尾センセは幾つか読んで好きだとゆーてたので、とりあえずそこにあった文庫をチェックした形で。「バルバラ異界」全巻買わせるのは我慢したぜ…。

この他に本人が読みたいと言ってたから、
・今市子「百鬼夜行抄」
・一条ゆかり「プライド」
は我が家から貸し出し。

それから
・NHK出版「新撰組!」ムック(役者さんインタビュー色々収録)
・佐藤史生「夢見る惑星ノート」(画集、製作ノート、コミック収録。絶版)
・佐藤史生「阿呆船」(初期短編集、ハードカバーもちろん絶版)
・佐藤史生「ワンゼロ」
もおまけで。ちょうど本人が「夢見る惑星」文庫版を読んでる途中だったので。「夢見る惑星ノート」は貴重だぞうっ 私だって入手するのにどんだけ苦労したか分からない。はいよっと袋から出して私が見せたら、T君は両手で「おおおッ」と叫んで拝むように受け取って感動してくれたので、ちょいといい気分になりました(笑)

こんだけススメておけば彼は有意義な連休が過ごせたのではないか!
「極力ジャンルに幅を持たせ、かつ、本人の好きそうなものを推挙する」って、やると楽しいですがそれなりに大変ですね!
実は古典小説っぽいのも見繕いかけて、でも本人が「買ってはあるけど手を付けてない」太宰やなんかがあるってんで、「それ読み終わってからにしなされー」って事でこちらは据え置きに。一応、本棚の前でコレとコレとコレはいいよんと薦めておいたのは、太宰と坂口と梶井と三島でした。ぶっちゃけ、単にそれは私の趣味だ。

今、名作小説を漫画家さんが表紙書いてリニューアル文庫で出すのが流行ってるじゃないですか。小畑さんで太宰「人間失格」をやったのを皮切りに。
あのシリーズの集英社「伊豆の踊り子」、あれをわざわざ探してまでして何度目かに眺めて、何度目かに爆笑して帰って来ました。T君は今まで見てなかったらしいので、話題提供としても素晴らしいネタでした。
なんで荒木飛呂彦で川端康成。(「ジョジョの奇妙な冒険」の作家さん) 最初に本屋で見かけた時のショーゲキは筆舌に尽くし難いッ 友人は「せめて森鴎外の「舞姫」かなんかにしてほしかった」とボヤいてましたが私もそう思います。日本髪の違和感ったらもう無い。つか、人物ポーズで既に目ん玉飛び出せる! 今さらながらに荒木飛呂彦の凄さを感じる(笑)
念のため、
こんな表紙です。
───すげぇよ集英社。脱帽だ!

とまあ、本屋でだけで2時間潰せたのでドライブどころではなかったさー。

しかしせっかく久し振りの大型書店だったのに、個人的な買い物は(特に腐女子的なものは)出来なかったのは悔やまれます。そこまでの度胸は自分になかった。…ちぇっ(笑)

2008年10月13日(月) No.100 (その他の呟き)

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