サッカーおばかさん!

非日常


雪降って、関東はまあ大した事ないっちゃなかったんですが、個人的には大変だったぜー!

まず「いつもの駅」でなく、サブサブ的に使う駅から帰ろうとして、でもそこの駅では「南口→北口」に外から回る場合には駅横の踏み切りを横断しなければならなくって、私は南口にちょっと寄りたいスーパーがあったと。そして「寒いから風呂ふき大根が猛烈に食べたい」なんて思ったもので大根を買い込んでしまい、さらにストックが切れていた牛乳1リットルパックを購入してしまい、かなり重い荷物を手に下げヨロヨロとバスターミナルのある北口へ。(これでもタマネギを買う事は思いとどまった)
肩にデカい革バッグ、手に傘と買い物袋。いっぱいいっぱいの装備で細い踏み切り手前の待ち人の列の最後尾につき、ボーっと遮断機が上がるのを待ってました。そのうち電車も通過し終わり、傾斜のついてる踏み切りの上(軽く山なりになっている)を滑らないように皆さんソロソロと渡り始めて、やっと最後尾私の番が来た時に…──ちょっとだけ嫌な予感はした(笑) 「亀の歩みのごとく、一足一足を覚束ない感じで小刻みに進まないと滑って転びそうなこの状態で、電車が来たら(遮断機が降りる合図が鳴ったら)すげーヤだなー」
よーし、真ん中までは渡り終わった。と思ったら鳴り始める!
「カンカンカンカン!」とか高らかにあの緊迫感を伴った音が響き始める!
「ひィ!」ってマジで小声が出ました…。焦ると転びかけるし、荷物は重くてよろけるし、いっそ両手を地面について這って渡っちゃダメかと本気で一瞬考えました。
おまけに踏み切りを渡り終わったところが緩い斜面で、そこで渡り切った人のプチ渋滞じみたものまで併発していて、でも私の頭上で遮断機はゆっくり降りかけるし!
私のすぐ前に居た大学生くらいの青年も焦ったみたいで、変な掛け声を自分で発しながらその斜面に突入。60センチぐらいをダーッと両足ふんばって滑って、何かのポールみたいなものに抱き着いて停止してました。私?、私ももちろん彼に倣ったさ! 「そーか、うまく滑ってあそこに抱き着いて止まるしかないッ」
大根はともかく、牛乳を買った事をあれほど激しく後悔した事はない。1日ぐらい我慢出来たよ牛乳! バランス取りにくいよ牛乳! 傘もめっちゃ邪魔だったよ!
激突の勢いでポールに抱き着いた私の真後ろスレスレで遮断機は降りました。わけの分からない達成感、喩えるならトリプルアクセルを飛び切ったマオちゃん的な達成感を味わいました。いやそれは大袈裟だ。
あそこさー、斜面のとこに手摺かなんかを付けるべきだと思うー。必要なのは年に数度の事だと思うけどー。
いつか機会があったら投書してみよう。

帰りはこれも「いつものバス停」(坂道のてっぺん)ではなく、我が家から平坦な道を行けば済むけどちょっと遠いバス停で降りました。念のため。こんだけバランス悪くて両手塞がってたら踏ん張れないし、コケても手をつく余地がない(笑)
そんな感じでゼイハアと帰ってきたら帰ってきたで、イヤリングが片っぽなくなってるしー。お気に入りだったのにー。叔母が昔くれたものだったのにー…。
翌朝、予定より少しだけ早めに家を出て、目を皿のようにしてバス停までの道を逆に辿ってみましたが、やっぱり見つけられませんでした。まあ、どこで落ちたのか分からんしな……。バスの中かもしれないし駅かもしれないし。(その前はあった、…ような気がする! けど気のせいかも!)

チクショウ雪が嬉しいのなんか子供だけですよ、都心部で降る雪なんてヤレヤレですよ、なんて思いながらニュース見てたら、鹿児島はもっと凄い事になってました。正直、「あの程度でグチグチ言ってすいませんでした!」と思いました。

そんな非日常。どっとはらい。
 
2010年03月12日(金) No.276 (その他の呟き)

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