サッカーおばかさん！

おわった……

ウソです。まだ１試合あります！＞五輪リーグ

まだだ、まだ終わらんよ！！

とか、懐かしアニメの台詞を叫びたくなっちゃうな………。とりあえずリーグ突破の夢はついえたっちゅー事で。ハハハハハ…。
今だから言う、こうなる予感は薄々にあったッ　アメリカ相手に引き分けでなく負けた瞬間に暗雲がビッシリと立ちこめていたっ　ナイジェリア戦、開始直前のピッチ報告『選手たちもいつもと違うピリピリとした緊迫した表情で、──』というのを聞き、「いや、どちらかと言うと暗澹たる表情…」とかコッソリ脳裏をよぎっていたっ

もちろん本気で応援していました。何たって今回、メモが異常に少ない。ヤタガラスジャパン・ミニ旗をぶん回すのと、掌が痛くなるほど手を叩くのと、声援と罵声を送るのに忙しかったから。
旗はね…出してなかったんだ最初は…。後半になってからやっぱり引っ張り出しました。カラスちゃんに祈りをこめて振りました。(途中、それで扇風機を殴りつけたりもしてたけど！)

メモからのを交えてまずは箇条書き。

・角○アナは現地ではなくスタジオ中継？　テレ朝グッジョブ！と思った瞬間。
・ナイジェリアのユニの胸元、エンブレム付いてるじゃん！！←これナゼ!? いいの!!??
・芝の状態、わるッ
・細貝、肋の怪我は大丈夫だったのかな。
・36分辺りでのナイジェリアのシュートに「GOAL!」の字幕が出たので動転した。「入ったの？、今の入ったのッ!!??」と１人でテレビに喚いた。(間違いだった)
・「パンチのあるキックで！」と解説ホリイケさんが不思議な日本語を発した瞬間、そんな状況じゃないのに「なんだそりゃ！」とつい突っ込んだ。
・後半はまったくメモが残っていない(笑)
・試合終了後、スタジオに画面が戻ったら修造サンだけ興奮気味に立っていたので(前のめりにモニターを覗き込んでいたっぽい)、「どんだけ本気で熱いんだ、あなたは」と、敗戦の脱力感が少し癒された。

雨が降り出した時は、少し希望が湧いたんですけども…。テクニカルなタッチならこっちの方が上だと思ってた。しかしマジでアフリカ系黒人さんの筋肉には脱帽だ。しかもヨーロッパで活躍している選手が多いって！　組織プレーの出来るアフリカン───詐欺だァ、そんなの(泣)
１点目、左から駆け上がってきた９番に混戦の中で入れられてんですが、それをスローで見ると膝下からの振りだけで打ってんですよね。あのスピードボールを！　てっきり助走に乗せて振り切って打ってたのかと思った。(というぐらいにスピードあった)
試合直後、コアなサッカーファンＳ君と電話でメソメソと語り合ってたんですが、「あれはキーパーが反応出来なくてもしょうがないや」「予備動作がほとんどないって事だもんね」(※腿から振って打ってくるなら、溜めの動作があるのでキーパーもまだしも反応出来たりする)　「あれはあそこへ行く以前の問題、ディフェンスのミスだよ」←この台詞は私ではない。

個人的には更に驚いたのは２点目、ゴール前の右サイドでナイジェリア16番が飛び上がって右足でボールを受けて、その体勢からちゃんと着地してシュート打ってった身体能力の高さに対して。
や、あれ日本人だったらボール取るので精一杯でしょ！　地面に転がらずきちんと着地して、そのままシュート体勢に持っていけるって辺りが。人種の違いをまざまざと感じちゃいました。
そーいう「身体能力高い集団」に勝つには組織プレー、連係しかないわけで、…まあ豊田の１点はそういう得点の上げ方だったと思います。あれが前半に出来りゃなあぁっ！

前半、「ゴール前での詰めとフォローが足りないィ！」「誰かフォローに上がれよおおッ！」と天津に届けとばかりにギャンギャン喚いていた私でした。(自室に居た同居人から注意が来たほど。最初はインコたんが一緒に見ていたのに、途中から私の剣幕に畏れをなしたインコはＦさんの部屋に逃げ込んだらしい。「あなたの雄叫びの度にウィルがビクビクしてるよッ」と、ちぃとばかし怒られました)
が、後半に入ってからはそこは改善されてましたよね。ゴール前で数的優位に立つ配置が出来てた。おそらくハーフタイム中でそういう指示があったのだと思う。
───な、なのに…！
友人Ｓ君は、その意味ではディフェンスによりFWに腹が立つそうです。「入ってもおかしくないチャンスを全然活かせてなかった！」と嘆いてました。私は…FW贔屓だからそこまでは言わない…。

ところでＳ君と話してて気付いたんですが、私は前々から「サイド、サイドをもっと！」とよく言う人で、でもそれは単に私の好みのプレーだって事もあったんだな、と。アテネで言うと石川とか、もっと昔で言うと相馬サンとか！　ライン際をガーッと駆け上がって折り返すサイドバックがチョー！好きらしい。(なのでウッチーが好きなのか…そうか……。良かった、顔とキャラだけじゃなかった)
「もっと真ん中から相手の裏に出す攻め方をしていいと思う」と前回のアメリカ戦の後にＳ君が言っていて、そこに気を付けて見てたら確かにそういうプレーが少ないチームであった。森本とか李ならスピードにも対応出来そうなのにな？
あと、Ｓ君曰く「体の大きい相手と勝負して勝てる奴が少ないのが気になる。森本と本田くらいか」とも。
「そうかな、安田にしろウッチーにしろ長友にしろ、仕掛けて勝ててる場面もあるじゃない？」と私は反論してみたんですが、「仕掛けて、じゃなくて。躱して行くって意味じゃなくて。それだと時間かかっちゃうでしょ」「ああ、ぶつかり合いで勝てるかどうかって話かあ！　確かに豊田なんかもふっ飛ばされてたもんね…」
今日も細貝辺りがふっ飛ばされてましたっけね……。

細貝！　今日は細貝の動きが良かった！　怪我したと聞いた時はドキドキしてたんですが。
五輪代表って18人でしょ(フル代表Ａマッチだと21人)、そうすると必然的に「誰かが怪我をした時に、そのポジションをフォロー出来るメンバー」を選ぶ必要が出てくる。要はあちこちのポジションカバーが出来る器用なタイプが。
ぶっちゃけ、細貝はその要員だと私は思っていたので、「ちょ、お前が怪我してどうする！」と慌てたものでした。……まあ、負けたので今後の心配をする必要はなくなったわけですが。
それから西川。彼のフィードの仕方、私は凄く好きです。ロングとショートの使い分けも。かなり精度の高いロングフィードを出来る子なんだなー、と今になって感心しました。(だからこそ後半ロスタイム、しんどいのは分かるけどみんなにもっと必死に走って上がってほしかったよ…)

あとは、その、なんだ……私はOAは基本的になくてもいい派なんですけども(アトランタの時にあのメンバーのままで行った事が大きいのだと思う。「長い時間かけて培ってきた仲間意識」とかそーいうのがどうしても好きで)、しかし『勝つためには』やはりOAは必要だったのかも、とここに来て初めて思いました。いやん(泣)
精神的主軸、リーダーが不在のままで敗戦した気がしてならない…。これはずっと言ってるけどっ

「まとめる奴が必要だったと思うんだよね。技術的なものだけでなく、チームの意識をまとめるために」by Ｓ君
そうかあ。確かにそれをOAのベテランに託すという考え方もあったのか…。(今さら呟く)
仲間意識、なさげなままで本大会まで来ちゃったメンバーだからなあ(泣)　仲が悪いって事はないと思うんですけども、彼らの共通意識みたいなものを私は結局感じられなかったです。「勝ちたい」「負けたくない」以上の、「どういう戦い方をしたいか」って意味で。

んで、もう今だからぶっちゃけちゃうゾー、この五輪チームって実は首脳陣もゴタゴタしてたっぽいよねっ　試合前に水を差すのもナンだからそれについては触れないで来たけどっ
某筋(笑)からも同じような話を聞きましたが、これは１視聴者の立場から見てても「なんとなーく」感じたりしてました。だってコーチ陣、ベンチに入る顔ぶれが最初と違ってきてんだもん。井原さん、今はベンチに居なくないですか？　スポーツニュースサイトでその手の記事が出る前に「…む？　反町カントク、上とモメてますか？」てな気配が…なんとなく……。
OAをＪチームが出し渋ったのはその関係もあった───らしい。がーん。
そんでもって、反町サンがＪ各チームに嫌われ(…多分)るのも分かる気がするんですよね…。86名も取っ替え引っ替え呼びつけてたら、そりゃ貸し出し先に「何なんだよ！」と思われるのもしょうがないと言うか。彼が会見の席で常に眉間に皺を漂わせていたのは、協会関係のバックアップがうまくいってなかったのも一因と思います。
ただ、これに関しては監督だけの責任では決してないハズ。上部の人間の入れ代わりの時期と被ってしまって、力関係の流れが複雑化してしまったという不運もあった。(…らしい/笑)

なんとゆーかねー、不完全燃焼な終わり方でしたねー…。
まだ１試合あるのに可哀想だけど。(彼らに)

思わず試合直後の「篤姫」、今週は見るのヤメようかと悩みました(笑)　この状態のまま「桜田門外」は精神的に限界かもと思って。←が、結局見た。
もー、本気で夕食作るのがシンドかった。新生姜の炊き込みご飯を失敗した。塩味が足りなかった。私の心の涙の塩を足してやりたいくらいだった。

オランダには、──そうよこないだのトゥーロン大会で勝ってるじゃない！、なんて明るくなりかけたら、Ｓ君に「あれはオランダはU18を出してきてた。いわばフル代表対五輪組の試合で勝ったようなものだ」と釘を刺されてしまいました。あ、忘れてた…。
で、ででででも力の限りあと１試合も頑張ってくれーい。

何かグダグダとやたらと書き連ねてしまいましたが、そんだけ私の中で整理が付かないらしいです…。悔しいだけじゃなくて、こう、「こうなる事が分かってたような苛立ち」って言うか。本当に不完全燃焼。
ここまで全部お読みになった方、お疲れ様でしたあッ！

ところでネット通販の申し込み、昨夜にやり直しました。そのブツとはレーザープリンタのカートリッジなり。
間に合わなかったらエライこっちゃです。信じてる！

【メモ】
北京五輪グループL第2戦
日本 1-2 ナイジェリア　

ＧＫ：1 西川周作
ＤＦ：4 水本裕貴(cap)、6 森重真人、7 内田篤人、13 安田理大
ＭＦ：2 細貝萌→10 梶山陽平（後半30分）、8 本田圭佑、12 谷口博之、
　　　14 香川真司→岡崎慎司（後半19分）、16 本田拓也
ＦＷ：17 李忠成→9 豊田陽平（後半19分）

警告：細貝萌（後半12分）、本田拓也（後半39分）

2008年08月11日（月） No.68 (五輪代表)

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