サッカーおばかさん!

あと1試合!


高校サッカー準決勝2試合、その翌日に全日本、そのまた翌日に決勝と、この1月はサッカー三昧過ぎて忙しないぜ!

まず準々決勝までの流れを個人的総括として。

・流経 9番FW進藤 いい選手だったなー。今後の進路が気になる。
・滝川第二 FW樋口 「ダブルブルドーザー」の片割れ(笑) ネーミングは監督らしい。もう一人の浜口曰く、樋口は「究極の寂しがりや」。ちょっかいをよく出して人に絡んでくるタイプだそうな。
・久御山GK絹傘は飛び込みの思い切りもなかなかだけど、コーチングが巧い選手なのかなという印象。DFの使い方が巧いよねと。
・立正大淞南GK三山、いいキーパーだった!!
・青森山田の柴崎岳、去年の試合(決勝)時に2年生で「来年、また君に会いたいよ!」と願っていた夢は叶ったv が、試合をフルで観戦する前に負けてしまった…。進路はアントラ決定。
・関西大学第一の梅鉢もいい、キャプテンシーもあった! いいキャプテンだった! 2年連続でPK負け、しかも自分が外してっていう結果は涙を誘う…。が、その後でのチームメイトへの対応は漢だったよ…! 進路はアントラ決定。


前回覇者の青森が三回戦負けってのは意外だったというか。今年一番の注目株の柴崎を擁していただけに。(ちなみに柴崎は2009年度のU17代表にも選出されています。10番付けてました。同チームにガンバの宇佐美、今年の高校サッカーのメンバーだと小島秀仁(前橋育英・進路はレッズに決定)などが居ます)←このチームについては当ブログ・2009年10月頃の「ユース代表」カテゴリで触れてます。

青森に勝ったのは滝川第二。その後、決勝進出。う、じゃしょーがないか。
この滝川第二は初の決勝進出、岡崎や金崎夢生の出身校です。岡崎は確か1年生から3年生まで三年連続で冬の大会に出てんですよね。2年と3年の時はレギュラーだった…と思う。余談ながら私の個人的メモによると、岡崎が2年の時(2004年度)に平山(当時3年)擁する国見に準決勝あたりでバカ負けしている…ようだ。たぶん!(笑) さらに付け加えるとこの年の星稜では本田圭が2年生ながら10番付けてて、2回戦でイエロー2枚、3回戦目は不出場のまま敗退してます。ああ、そりゃーカタールの全日本合宿所で高校サッカーの話題で盛り上がるハズだ(笑)←盛り上がってるらしい。

さーて、リアル若島津くんこと、絹傘が守る久御山は決勝まで勝ちあがって参りましたよっ
現実に居るもんなんだなー。全国大会クラスの空手の腕と全国大会クラスのサッカーGKの腕を両立出来る18才ってのがな…。(絹傘くんは中学時に空手の大会で全国3位だったそーです) あ、顔はね、フツーの高校生でしたよっ あんまし斜め方向の期待はしないほうがいいです、とだけ言っておく!
それはともかく、なんか割とイケメン多いです久御山。
流通経大柏との試合は、本当にもうどっちが勝ってもおかしくなかったし、流経も怪我人が多くて可哀相で頑張ってほしかったんだけど、PKで久御山の決勝進出。ほんとに私はどっち応援していいんだかって感じでした。流経なあ…骨折者二人、ねん挫一人って満身創痍過ぎだよ…。
初戦から2回戦あたりをパラパラとチェックしてた時は、流経がかなりいいとこ来そうだなと思ってました。いや実際、ベスト4まで来てんだけど!

そしてテレビ観戦、私は流経vs久御山、滝川第二vs立正大淞南の試合を続けて生放送で見ていたわけですが、2試合続けてPK決着ってキッツいわー!! 見てるだけなのにこっちの精神力が尽きかけました。さすがに「準決勝の2試合ともPK戦」ってのは高校サッカー史上初だそうです。

しかも2試合目の滝川第二vs立正大淞南、PKをお互いに8人、総勢16人が蹴っても決着が着かずに9人目ってところで! 17人目がステップ踏んでボールに向かっていくその瞬間に!
───日テレの放送時間が終了してCMに入った。

「ちょ、ふっざけんなオイッ!!」と本気でテレビに向かって叫んだよ……。
しばらく怒りと焦りで暴れてたら、少し経ってニュース枠?で結果をやりました。ナマで見たかったです、こんちくしょう。
大人の事情が色々あるのは分かるが、あそこは始末書覚悟の現場裁量でそのまま放送してほしかったぜ、そのくらいの気概を見せてほしかったぜ日テレぇーッ!

何せ立正のキーパーが本当にいいキーパーでねえ! 両方とも突出して攻撃型チームで、これは打ち合いの試合になるかなと思ってたら意外と?互いに守りが固くて、どちらも得点を許さない。なんたって「今大会、得点ランキングの1位から3位までが同時にフィールドに居る」状態なのに、どっちにも得点が入らないってんだから、そのせめぎ合いのギリギリさは伝わるかと存じます。
特に立正の三山くんは、もしかして今大会通して私が一番好きなタイプのキーパーで、反射神経パネぇっす!という感じで、滝川ダブルブルドーザーを見事に押さえ切っててマジ感動。でもチームとして応援してるのは滝川、滝川に勝ってほしいとは思ってるんだけど、PK戦で三山に苦渋を飲ませるのは忍びないぜチクショー!、と手に汗握ってテレビのこっちで見守ってる中、
───「ハーイ、CM入りまーす!」
って、暴れるなと言われてもムリですよっ 私はもう少しで日テレに苦情電話入れそうになりましたよ…。入れませんでしたが……。


決勝は久御山vs滝川です。
大変に珍しい関西勢同士の決勝対決。守備&パス回し色が強いチームと超攻撃型チームの対決って感じかな。私はやっぱ滝川を…応援してる……んですけども、久御山も応援したいんだよなー! うーんうーんうーん、どっちつかずのままの観戦になりそうです。


ところで日テレは「ロスタイム」を「アディショナルタイム」と表記&実況する事に今年から決めたらしい。※「ロスタイム」は和製英語で、海外では通じない、らしい。
なんか慣れない(笑)


それと、何気にアントラっていい選手をいつも捕まえ、ちゃんとトップ選手に育ててるチームだなー、とふと思ったりしました。古くは柳沢とか(そんなに古くないか/泣)小笠原とか中田コージとか、今だとトップに居る大迫とか。「高校サッカーで活躍した選手」をちゃんと自チームの看板、そして全日本クラスに育てるのが上手いというか。
逆にマリノスってどうも高校サッカー組の若手を育てそこねる印象。乾とか田原とか。よそに移籍してからのほうが活躍してる選手が多い気がする。高校サッカーじゃないけど石川とかも…。(高校サッカーからマリノス入って全日本クラスになった選手って、松田とシュンスケしか思いつかん!)


ちなみに今年の大学サッカーの頂点、大学選手権は5日に関大が優勝しました。高校も久御山(京都)と滝川(兵庫)のどっちが優勝しても関西方面だし、今年は西が強い年なのかもしれん。……セレッソとガンバとヴィッセルがくる!?
プラス、めっちゃ余談。去年の高校サッカーで私が騒いでいた青森山田の碓井鉄平(当時2年生の柴崎とコンビを組んでて、寮でも同室でめっちゃ仲良さげだったv くす)は、現在、駒大で1年生ながら先発出場もしてるっぽい。そんな駒大は大学選手権では2回戦敗退であった。ざんねん。
2011年01月10日(月) No.364 (高校選手権)

No. PASS