サッカーおばかさん!

新監督決定★


日曜夜、大河ドラマ見ながらキャベツの千切りしてて、ついに待ちに待った薩長同盟!の辺りで思わず画面に視線が釘付けになって、そしたら左手人差し指をキャベツと一緒に景気よく、──(以下自主規制)
翌日、キャベツを今度はザク切りにしていて、多分HEY!HEY!HEY!かなんかを流しっぱなしにしていて、誰だったか私の見たい人が画面に映ったらしいのでそっちをついガン見したら、中指の先を包丁で(以下省略)

どこのドジっ娘!状態で左手指二本にバンソーコーを巻き、食事しながらふとFさんに「両方ともキャベツ切ってた時なのよね。あのキャベツ、ひょっとして呪いのキャベツかもしれない」とマジ顔で言ってみたら、あっさりスルーされました。素晴らしいスルー力(りょく)でした。これ以上ないってほど美しいスルーでした。

人差し指はまだバンソーコーが取れません。中指は比較的軽傷だったので翌日には外しました。しかし傷口そのものはまだ痛いんで、キーボードが凄く打ちにくいんだぜ!!
どーでもいいけど、「ザク切り」と今打ってた時、緑色のモビルスーツがビームサーベルで何かを袈裟がけバッサリと切り捨てている姿が脳裏をよぎりました。それともザク「が」切られるのかな。ほんとにどうでもいい。



さて、新監督が決まりましたですねー! ───やっと(笑)

ザック新監督、前情報がぶんぶんと飛び交う中、色々と不安やら何やら私にもあったはずなんですが、記者会見の模様を見たら、なんだどーした、一気に私の中で萌えキャラに!?
いや萌えっつったら失礼なんですが、なんかその…笑顔が……か、かわいいっ

眼鏡かけてる時とかけてない時で凄く印象が違うー! いやん、リップサービスなの分かってても「サムライリスペクト」にはヤられるー! ど、どうしよう。まんまと踊らされてますか私。単純にもほどがあるぅ。
某解説者が事前情報でザッケローニ氏の事を語っていた時、「うるさくないトルシエみたいな人」というこっちがギョッとするような説明をしていたのでドキドキしてたんですが、……実物は、うん思ったより……普通にきちんとした人だなぁと……。ごにょごにょ。

一番ツボったのは、日本の「お辞儀」という文化を今まで理解しておられなかったらしいザッケローニ氏。
会見のしょっぱな、居並ぶ報道陣に目線だけで挨拶してまず座って、そしたら隣で日本の協会の人(原さんじゃなくて白髪の方の人)が深々と頭を下げてから座ったのを横で見て「ン?」って顔になり、「なんかジャパンではそうするモン、なのか??」といそいそ(と私には見えた)もう一度立ち上がって、自分もとりあえず頭を下げてみた(笑) 「こんなカンジで合ってるかな?」って顔を一瞬したのがメチャツボった。

今日(2日)の、全日本合宿訪問中の合間のインタビュー(ぶら下がり形式)でも、カメラや記者に囲まれながら「ひょこ」とまずお辞儀。もの馴れない感じで、日本人のそれとは微妙に異なる動きで、でも「お辞儀」。──気に入ったの!? そのお辞儀文化がジャパンのデフォって事で今後もがっつり取り入れてこうって感じなの!!??

日本語、ちょびっと勉強して下さってるのも嬉しい…なんて、まんまと私は(以下略)
歴代の外人監督さんは記者会見で日本語喋るなんてほぼなかったからなあ。国歌もよその国のを気安く歌うもんじゃないらしいしなあ。(だからこそ、ドイツW杯の最後の時だけジーコさんが日本の国歌を口ずさみ、記者会見で本当に最後の最後に「アリガトウ」って日本語で言ったのにかなりグッときちゃったわけですが)


真面目に語ると、ACミランでスクデットやって、ユーベの監督してたって経歴だけで「ま、まぶし!」って感じなんですけども。ユーベの解雇も…あれ首脳陣の判断期間が短かすぎでは?、とか…思ってしまうけど、それがヨーロッパサッカーのガチ世界ってやつかー。
まあ今後。今後に期待。とりあえずはアジア杯に期待。(オシムさんですらアジア杯時点では結果出せてないんだけどねっ)
ともあれ、今の全日本にはイタリア語喋れるやつ多いでのー(笑) シュンスケに長友(勉強中)に川島(ペラペラ)で三人ですか? 監督は「コミュニケーションを大事にする」人らしいし、選手個人個人と直談判的に話すのもモットーらしいし、そういう意味でもイタリア人監督ってのは面白い、のかな。

※追記 拍手コメで「も、森本はーーー!!??」(原文ママ)と頂きました、すみません書き忘れてました、三人じゃなんか弱いな誰か忘れてる気がするなとは思ってました…(笑) うん、監督は若手ダイスキって噂だし森本は多分かなり重用される気がするよ!! Hさん、ありがとう。




以下余談。

今回、全日本協会がなんでこんなにグダついてたんだろうって事を考えると、まぁ協会内人事的な問題(この時期に人事改編するのヤめなよ…ズラしなよ……)(あ、でも色々と表向き心機一転スタートした後、途中で上の体勢変わるとそれはそれで困るか。北京五輪ん時みたいに/泣)に重ねて、「海外・監督市場」にガチに手を出したのってこれが初めてだって事が大きかったのね! というのは、人に指摘されてから気付いたというか知ったと言うか。
そーか考えてみれば、オフトまで遡っても今までの外人監督って「誰かの紹介」「元Jで監督or選手の経験有り」の人しか居なかったわけだ…。コーディネーターを通して代表監督探しをやる事自体が初めての経験だったと。

そーいう意味で言うなら日本って条件悪すぎですなー。
まず、お金が安い! 国の体質的なもんなのか何だか、スポーツにかける金額が世界標準で比べれば極端に少ない! 代表監督には出せてせいぜい2億くらいまでだと思う。(※世界的監督市場ではこれはかなり安め) 3億までは今回も積めてないだろう、というのが私の個人的想像です。(根拠はあまりナイ) そーすっと、ヨーロッパや南米で代表監督経験のある方はまず無理ですがな。細かい話を詰める以前に蹴られるわー。交渉に持ち込むには何か強力なコネでもないと。
そんで、日本人をサブ監督かコーチに「ほとんどお目付役として」付けるのが日本の慣例なんですが、これは海外の監督さんは嫌がる人多そうだなーって。
友人S君は日本を「サッカー後進国」とまで言ってましたが、とりあえず4回W杯に出てるあたりで「後進」はそろそろ外して頂くとして(笑)、でも確かに「新進国」「途上国」ではあって、アジアのちっちゃな島国で、協会は色々と口を出したがるタイプで、極めつけにお金が安い!、とくると……情(コネ)に頼らず探すのは……うん、難航するだろうなと思うよ……。あげく「五輪も一緒に見てね!」って条件も、そうして欲しいのは山々だけど、どーなんですかね。五輪「サッカー」ってものに対して、思い入れが日本人と海外とじゃ重みが全然違う……。(サッカー界では「五輪」なんてW杯に比べりゃどーって事ない位置付けです)←わたしゃ好きだけどね!!

こう書いてたら、明治期の日本にあちこちから招聘された「お雇い外国人」の皆々様の事を思い出しました。
ぼーいずびーあんびしゃす!、のクラーク先生にしろ、鹿鳴館を設計したコンドルにしろ、何か事情があるか、ちょっと山師的な要素と野望がある人でもなきゃこんな遠くの後進国までは来てくれないよな…。(当時とはそりゃ遠さが全然違いますが)


なーんてしみじみ考えつつ、何が言いたいかと言うと「ここ数年、結果を出せていないザック新監督。て事は彼にとってもこれが監督人生・背水の陣のハズ! きっと死ぬ気でやってくれるさあぁッ!」って事です。案外、いいお買い物出来たかもねって。期待。
2010年09月03日(金) No.334 (その他の呟き)

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