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日付 : 2010年11月21日 (日)
件名 : 今考えていること

家を取り返す。
法律構成は、父の相続時の遺産分割の錯誤無効。

父の相続のとき、継母が生きていけないと泣いた。
「お金なんて、何とかなるから」と慰めると、
「じゃあ相続放棄するって言うの?」と、一転、凄い形相で相続放棄を迫った。
するよするよ、となだめたけれど、結局不動産を法定相続分通りに分け、あとは全部継母が相続するという遺産分割書を税理士が作成した。
多分、その方が相続税が少なかったんだろう。

私は、父の看病で仕事を辞め、受験を控えていたので、多少預貯金を相続したんだった。1000万円前後か。
兄と妹は、不動産を法定相続分の1/6ずつ、だけ。
とりあえずそのときお金に困ってないから、という理由で。
不動産の方が、ずっと価値が高いと継母から聞いていたこともあった。

本当に、相続税を払ったらお金がなくなって継母が生活できないのかと思った。
だから、あとで兄と妹に、私が相続した以上の金額を返させる約束を継母とした。
「全部私のものだ」と言い張っていた継母は、結局約束を履行しなかった。
庭付きの200坪近い家も、鍵を子供達から取り上げて、悠々自適の生活をしていた。
誰も文句も言わなかった。
継母がそこで生活していくのは、むしろ誰にとっても安心なことだった。

継母は、それでも、継子たちに財産を遺すつもりだった。
父が働いたお金だったから。
亡くなる直前のрナも、「チャコとあなたを養女にしてね、」と最期まで言っていた。

多分、叔父叔母たちも、継母の思いはよく分かっていただろう。

継母が亡くなってみると、家の中には数百万円の預金通帳が10冊程度と、数千万円の保険会社の証券の通知がいくつか(同じものか?)あった。

通帳は、私が直前に帰ることを約束していたから、私に預けるため、貸金庫から家に持ち帰っていたのだろう。

父の相続の遺産分割の錯誤無効が認められれば。
どんなに少なく見積もっても、多分家の半分は叔父叔母たちから取り返せるだろう。
残りの半分は、私たちが持っている。

不動産の価値は、見かけほど大きくないはず。
兄と妹から、その持ち分を譲り受ければ、誰にとっても良い解決となるだろう。

問題は、私がそこまでお金を稼げるかだ(・・;
父は、本当に頑張ったなあ。

父としても、私が稼いだお金で叔父叔母たちから取り返すことより、兄と妹から譲り受けることの方を喜ぶと思う。

「この家は、君が住みなさい」といつも言っていた。

重過失も、多分ない。

あると評価する裁判官がいたら、家族というものが分かってない。

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