なかのひと
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日付 : 2010年03月22日 (月)
件名 : あーいーうーえーおー

ひよこが、横浜の法事のお坊さんの真似をした。
お坊さんの人間が出来てないことに驚いたって。
お坊さんはいろいろ見てきて、人間が出来ているのが当たり前と思ってたけど、あんなのは初めて見たって。

そうだろうな。

語りぐさ。

Eさんのお父さんに「適当でいい」って吹き込まれたんじゃない?と言っても、それ以前の問題だって。

ちゃんとしたお坊さんなら、そんなことに耳を貸さないから、ひよこの言う通りだ。

生きていく上で必要なものは、立派なお坊さんの友達。

法事のさいちゅうにピンポーンが鳴り響くなんて、ありえない。


ママの葬儀の後、ファミレスでコーヒー一杯(!)飲んだとき。
お香典はお兄ちゃんのものだから、と言いかけたら、Eさんのお父さんが何を勘違いしたのか、いきなり「あーー!!」と大声を張り上げて遮った。

きっと、たくさんお香典を頂いたのだろう。
それを、隠したかったのだろう。

教授をやってた人でも、人間性はこの程度。

その直前には、
「こないだTVで見たんたけど、遺産は、全部長男のAちゃんのものじゃないの?」
などと、脳天気なことを言っていた。
「Jは専門家なんだから、そんなこと言ったってだめだよ」
と兄は嗜めてた。

そりゃ、Eさんと結婚する前のお兄ちゃんなら、誰もが全財産をあげたいと思ったでしょう。
全部意地悪なEさんのものになっちゃうからと、ママはお兄ちゃんに上げられなかった。
妹も問題があるし。

夏休みに帰ってくるよう頼まれていたけど、帰れなかった。

財産に執着する人がいると、どうしたって嫉んだり疑ったり焚きつけたりを避けられない。
きょうだい仲がこれ以上険悪になるより、これで良かったんだと思う。

叔父さん叔母さんたちが生活に困っていたのは事実だろうし。
血が繋がってなくて良かった。

一つ間違えば、介護で地獄だったかもしれない。
一人で相続したら、どれだけ分けてもEさんたちに嫉まれて大変だったかもしれない。
横浜の家に帰って、ひよこにも猫たちにも会えなくなったかもしれない。

この選択肢は、一番よかった。
幸せな心は、誰にも盗めない。

それにしても思うのは、意地悪は全ての幸せを遠ざける。
結局、損な生き方だと思う。

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