日付 : 2007年11月26日 (月)
件名 : 今日一番の驚き
四十九日。横浜の、小さなお寺で。
妹たちが、 「うちは浄土宗なのに、何で浄土真宗でやってたんだろう?」 と不思議がっていた。 そうしたら、叔父叔母が帰った後、私たちを睨み回すようにして、兄の妻の父が、 「うちが浄土真宗だから、これからはそうさせてもらう」 というようなことを言った。 いつもにこにこしていて、こういうときだけ大魔神のように変身するらしい。
ちっとも怖くないので、どうでも良かった。
ただ、脅して思い通りにしようという意図なら、その意図にだけは抵抗したい。
兄の苦労が、痛いほどよく分かった瞬間。 内心は、どれほど無念だろうか。 いいよいいよと言っているうちに、全てを取り上げられてしまった形だ。 自分だけのことに留まらず、身内まで全てを。
でも、魂までは、奪えない。 いつも妻に気を使って、私に顔も向けない兄が、今日は結婚前のように、普通に話しかけた。
多分、精一杯の、抵抗。
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