|
鶴見川釣行記 2000.10.28 |
鶴見川でコイ釣り... のはずが
● 魚影は濃いがなかなか渋い ペリカンさんから、フライでコイが釣れる場所がある、それも家からすぐ近くの鶴見川と聞いて、早速行くことにした。10時に以前下見した場所で待ち合わせてポイントに行って見ると、水門の流れ出しの両脇に一人ずつ、ルアーマンがバスを狙っている。私たちは水門のすぐ脇からしばらくフライを流したが、潮が引いている関係で水位が低く、コイはいることはいるようだが反応が良くない。ここではペリカンさんがボラを1匹ゲットしただけで、すぐに次の場所に移動した。 次の場所はちょっと上流の橋の袂で、行ってみるとちょっとした段差になっている流れの脇で、5、6匹のコイがクルージングしながら口を水面に出してライズしている(写真はこちら。分かりにくいですが中央の黒い点のようなのがコイの口です)。これはチャンスとばかりに二人で攻めるが、まずは上の方からフォームで作ったドライをダウンで流すが泡と光線の加減で良く見えない。じゃあということで横からクロスで狙おうと一段高くなった護岸の上に立つと、コイたちは警戒して潜ったきり浮いてこなくなった。なかなかにスレたやつらだ。近くにいたオジさんの話しでは、この時期は活性が低くてなかなか餌を追わないそうだ。まあ反応が渋いのもしょうがないか。 またまた移動して次はもっと上流の堰堤のすぐ下流。下流の2箇所と違ってここは水がかなり澄んでいる。流れの中にはコイらしき魚影があちこちに見える。堰堤の上の方では餌釣り師が数人並んでコイを狙っていた。私は長靴を持ってきていたので、護岸を降りて堰堤の落ち込み脇の流れに立ち込み、ペリカンさんはもう少し下流で障害物の陰に溜まった数匹を相手にする。が、ここでも私はノーヒット。上から見ているときは近くを泳いでいたのがだんだんと向こう側に逃げて行くらしくて、なかなかコイがいる場所にフライを投げれない。ペリカンさんの方もだんだんと向こう側に逃げて行ったらしいが、それでも1匹ゲットしたのはさすがだ。
● コイの代わりにヒットしたのは... ここで時計を見ると3時を回っていたので、そろそろ潮も上げてきた頃だろうともとのポイントに戻ることにする。行ってみるとなかなか良い感じで、水門のあたりに赤いのと白いのが水面近くをウロウロしていて、ほかにも何匹か底の方を泳いでいるのが偏光グラス越しに見える。流れ出しの先の方には、両側とも人が入っていたので、水門の両脇に分かれて狙い始める。フライは白っぽいMSC。以前芦ノ湖でコイを白いパターンで釣って以来、コイには白が良いのではないかと思っている。が、反応が無い。ペリカンさんを見るとロッドが曲がっていてコイをヒットしたようだ。しばらくフライを替えながら粘っていたが、反応が悪く、またペリカンさんがいる方の護岸の先の方が空いたので、そこに入れてもらう。フライを白のリーチパターンに替えて何回か流していると、流れが緩くなったあたりで目印が止まった。軽く合わせると重た目の引きが... と思った瞬間軽くなってしまった。手応えはコイだったが外れてしまったようだ。 その後もう一度同じようなポイントで同じような当たりが合ったが、やはり外れてしまった。と、そのときまたペリカンさんのロッドが曲がった。今度はかなり大きくしなっていて大物のようだ。ペリカンさんと場所を入れ替わって。私が流し始めるとすぐにヒット。が、軽い引きはコイではないようだ。そのまま引っこ抜くとボラでもない海の魚がフライをくわえていた。そのときはチヌかななんて思っていたが、後から調べるとセイゴ、つまりシーバスの幼魚だったようだ。ペリカンさんの話しではシーバスも上がってくるようなので、いても不思議は無いわけだ。ところで、ペリカンさんの方は護岸の先端でしばらくやり取りした後に無事ランディングしたようで、見せてもらうと50cmクラスの丸々と太った野ゴイだった。それからもうしばらく粘ったが暗くなって終了。 残念ながら私はコイをヒットすることは出来なかったが、50cmクラスのチャンスがあること、シーバスもいそうなことなど、なかなか先が楽しみなポイントでした。また上流の方ではドライでも釣れそうなところが何ヶ所もあり、シーズンオフの楽しみが増えたと言うものです。 ペリカンさん、お疲れ様でした。また行きましょう。
|