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忍野FA釣行記 2000.11.03


 
初めての忍野フィッシングエリア
 
 釣行日   2000.11.03  時間  12:30−14:00
 場所  フライ専用ポンド  天気  曇りときどき小雨
 気温  10℃  水温  12℃くらい
 水況  やや増水  対象魚  ニジマス、ブラウン、イワナなど        
 ロッド  Black Beauty 9’00 #3  リール  ROCKY MOUNTAIN II 
 ライン  WF4F TT  ティペット  6X、7X
 フライ  MSC、チビニンフ、ハチフライなど       釣果  ニジマス(6)

● 忍野でリバーウォッチング

今日はペリカンさん、あきもえさん、kitaさんとミニオフだ。場所はうらたん、うらたんざわ渓流釣り場だ。10月になかなか良い感じだったのでここに決めたが、連日の雨でどうなっているかがちょっと心配だ。8時にペリカンさんと駐車場で待ち合わせて出発。天気は何とか一日持ちそうだ。3連休の初日のためちょっとした渋滞があったが、すぐに抜けて東名の厚木ICを降り道志道に向かう。そこであきもえさんから携帯に電話がはいる。うらたんは真っ白に濁りが入って釣りにならないので忍野にいるらしい。忍野には忍野フィッシングエリアと杓子山の二つの釣り場があり、杓子山も候補に上がっていたので、てっきりそちらにいるかと思っていたら、忍野フィッシングエリアにいるらしい。

以前ペリカンさんから話しに聞いていてちょっと興味があったのと、今日は#3の9フィートのロッドも持ってきていたので何とかなるだろうと思い、すぐに行きますといって、急遽道志道を忍野に向かうことにする。途中道志川を車から見ているとかなり増水して濁りが入っている。これでは支流のうらたんでもダメだと言うのもうなずける。道志道から忍野までは渋滞も無く11時過ぎには忍野に着いたが、ペリカンさんと二人して川の様子を見たくなったので、無料駐車場に車を停めて茂平橋からテニスコートを裏を見て周る。茂平橋の下流では流れの筋にマスが並んで盛んにライズしている。それもかなり派手目のスプラッシュライズだ。シーズン中にはなかなか見られない光景だ。良く見るとオナシがパタパタと飛んでいる。スペントが流れているのだろう。川岸には相変わらず蚊柱が立っているが、これも良く見ると#20くらいのユスリカでシーズン中とは違ってサイズが大きい。

ちょっと期待しながらテニスコート裏の方に歩いて行くと、流れの中のあちこちにリラックスして泳ぎ回っているマスが見える。それにしても今日は水が澄んでいる。今年一番だろう。川の流れまで釣り人のプレッシャーを感じていたのかなと思うとちょっと苦笑いしてしまう。そのまま釣り堀裏を抜けて駐車場に戻ったが、釣り堀裏はびっくりするほどマスがいなかった。下流に下って行ってしまったのかな。もう一つ期待外れだったのは大物がいなかったこと。シーズン中には40cmオーバーを何匹も確認していたので、プレッシャーが無くなって悠々と泳ぎ回る姿が見られるかと思ったが、いたのは40cmクラスが1匹だけ。下流のほうのどこかにかたまっているのかな。

● 渋い忍野フィッシングエリア

というわけでリバーウォッチングを終えて忍野フィッシングエリアに向かうと、駐車場には15台ほどの車が停まっていた。受け付けのオジさんに聞くとこれでも少ない方だと言う。フライ専用、ルアー・フライなど4つのポンドがあるので、そうなのかもしれないと納得して釣り券を買う。それから早速仕度をしてフライ専用ポンドに向かう。縦30m、横60mほどのこじんまりした池に、15人ほどのフライフィッシャーが並んで糸を垂れている。入口の近くで釣っていたkitaさんに挨拶して、ちょっと奥のほうにいたあきもえさんに様子を聞くと、かなり渋めでドライでやっと3匹ほどゲットしたとのこと。それを聞いた私は迷うことなくニンフを結んでペリカンさんともう少し奥のほうの空いてるスペースに入った。まずはコイ釣り用に巻いた白のビーズヘッドで小さいニジマスを1匹ゲット。が、後が続かない。確かに渋いようだ。もともとここはミッジの釣りになると聞いていたので、ニンフのサイズを落として行く。ふとみるとペリカンさんのロッドが大きくしなっている。ランディングしたところに行ってみると、40cmオーバーのなかなかコンディションの良いニジマスで、記念に撮影。#20のニンフでゲットしたと言う。

私も同じニンフに替えてみるが反応が無い。そういえば忍野でこれだけ水中に水草があれば、あれがいるかもしれないと思い、違うニンフに替えてみる。これが大当たりで、その後その場所で5匹連続ヒット。その中の1匹は30cmをちょっと超えたくらいの丸々と太ったニジマスで、強い引きを楽しませてくれた。その後さすがにこのニンフにすれてきたのかあたりが無くなって、お腹も空いてきたのでペリカンさんと昼飯に車に戻ることにした。

車の中でいつものようにコンビニで買ったおにぎりとサンドイッチを食べた後、あきもえさん、kitaさんと合流ししばし歓談。今シーズン行った川の話し、来年どこに行こうかなど話しは尽きなかったが、
時計を見ると3時で結構な時間になったので釣りを再開。あと2時間。イブニングも少しは楽しめるかもしれない。

● えっ、もう終わり!?

今度は先ほど釣ったのと反対側に行ってみると、ちょっとしたライズがそこここで見られ、水中を見ると40cmクラスの大物2、3匹を含めかなりのマスがうろうろとしている。なかなか良いポイントだ。対岸では早速kitaさんのロッドがしなっている。なかなかのマスがヒットしたようだ。負けてはいられないと先ほど大当たりだったニンフを結んで投げるが、2、3回あたりがあっただけでヒットしない。気温がちょっと下がってきたのか一段と渋くなってきている。これはもうチビニンフしかないと思い、#20の忍野のサイトフィッシング用の秘密兵器(というほどでもないが)を結び、マーカーをその50cmほど上につけて、ちょうどマスが泳いでいるあたりにぶら下がるようにする。2、3回ヒットするがばらしてしまう。フックが小さくてかかりが浅いようだ。

そうこうするうちにまたそのフライにすれてきたので、違う色に替えてみる。今度のはミニ試験管タワシだ。キャストするとちょうど40cmクラスの大物の鼻先に落ち、口が動いたと思うとマーカーもスッと動いた。軽くあわせると大きな魚体をくねらせたかと思うと今度は走りだし、ロッドをのされてあえなく切られてしまった。9フィート#3はバットがしっかりしているので、リールファイとすれば何とかなったかもしれないと思うと悔しくなってくる。まあいいかと気を取りなおして、他にも見えてる大物を狙おうとしたときに、いきなり場内放送が聞こえて、もうすぐ終了時間だという。えっ、もう終わり?5時までのはずじゃないの?大急ぎでフライをハチフライに付け替えてキャストするが反応が無い。やっぱりダメか(苦笑)。すぐに係りの人がきて終了。

kitaさん、あきもえさん、ペリカンさんお疲れ様でした。あとからあきもえさんの撮ったうらたんの写真を見ると見事なまでに真っ白になっていました。あれじゃあだめですね。うらたんはまた今度ということで、よろしくです。

ところで、忍野フィッシングエリアのマスはさすがに忍野育ちだけあって、おもしろい釣りが出来そうな可能性は秘めてました。ロケーションは良いのでもう少しポンドの周りを整備して、横にあったレストハウスも手入れして、魚のコンディションを良くし、暗くなるまで釣らせてくれたら良い管理釣り場になると思うのですが、いかがでしょう。