● 素直な九州のマスたち。

福岡の実家を７時に友人Yと出発し途中もうYの友人O君と合流して、都市高速にのり大宰府からそのまま九州自動車道に入る。熊本ＩＣまで約１時間。都市高速からそのまま高速に入れるようになりとても便利だ。熊本ＩＣを降りて５７号から３２５号を１時間ほど走ると釣り場に到着。途中路面が凍結しているところがあり注意が必要だ。

まずは第１駐車場に車を止めるが人気が無い。まさかお休み？奥の建物をのぞくと餌釣りに来たらしいオジさんが１人、受付の人と話している。放流してくれるように交渉しているようだ。受付の人からルアーフライの釣り券を受け取り４７００円を払う。５００円は帰りに釣り券フォルダーと交換で返してくれるとのこと。面白いシステムだ。

５００ｍほど先の第２駐車場に車で上がって行くと、フライマンが２人入っている。どちらもルースニングで落ち込みの脇を探っているが、なかなか渋いようだ。川は幅が５ｍ程度とそう大きくはないが、流れにあまり手が入っておらずいい感じだ。日が差してるあたりではライズがいくつも見られる。

早速友人２人にルアーをセットしたあとで、まずは７ＸのティペットにＥＨＣ＃１８を結んで近くのライズの手前にフライを落とすと、何の疑いも無く魚がフライをくわえた。ちょっと小さいがなかなか元気に逃げ回る。上げてみるときれいな山魚女だ。その後ＥＨＣ＃２０に変えながら連続してニジマスを４匹ほどゲット。九州の管理釣り場の魚はなかなかに素直だ（今のところ）。

● シビアなプール。

午後になるとフライマンが２人、ルアーマンが２人ほど来たがそれでも空いている。いつも行く神奈川の管理釣り場では考えられないことだ。少し上流に行くと護岸しているあたりのプールに魚が群れてライズを繰り返している。ところが、キャストしようと護岸の上に立つとそれだけで魚が散ってしまった。うん？ＥＨＣ＃２０にも反応が無い。それどころかラインが水面に落ちるだけでライズが途絶えてしまう。どうもこのプールはかなり攻められているようだ。フライをＥＨＣ＃２２、２４と変えダウンクロスで流すとやっと小さなニジマスがヒット。さらにミッジピューパ＃２６まで使って２匹ゲットする。護岸のあたりで＃２８か３０くらいの白いミッジがハッチしていた。忍野スペシャルの＃２８ならもう少し反応が良かったかもしれない。

ドライでは十分に楽しんだので、ちょっと沈めることにする。まずはＨＹＮ＃１８。が、反応が悪い。軽い当たりはあるがのらない。ＰＴ＃１８に変えるとあたりは少しはっきりと出るが、なかなかヒットせず、流し方をいろいろ変えてやっと１匹ゲット。その後ソフトハックル（Ｏ＆Ｐ）でやっと２２ｃｍをゲット。後から考えるとルースニングよりも落とし込みの方が良かったかもしれない。

ルアーの二人の様子を聞くと、O君が５０ｃｍ近いのを２匹かけたが逃したとのこと。その後２人とも仲良く１匹づつゲットしたようで、とりあえず釣れて良かった。最後にルアーもちょっとやってみるが、追ってはくるがなかなかヒットしない。冬場はルアーにはちょっとつらいかもしれない。でも、天気が良くて暖かい最高の釣り日よりだったし、素直にヒットするかと思えばシビアなライズもあり、なかなか楽しめた１日でした。最後に釣り場のオジさんと話したところ、今はやはりミッジが良いとのこと。それも放流したての魚でもそうだというのは、流れのすぐ横に入れているからかもしれない。また、黒川虫に似たのもいいとのこと。ぜひ次回は試してみたい。