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忍野釣行記 2000.07.27


 
どうして!?
 
 釣行日   2000.07.27  時間  11:00−19:30
 場所  ホテル前からテニスコート裏  天気  曇りときどき晴れのち雨
 気温  22−19℃  水温  13℃くらい
 水況  やや減水?  対象魚  ニジマス、ヤマメ、イワナ、ブラウンなど
 ロッド  Black Beauty 9’0 #3  リール  Rocky Mountain II
 ライン  DT3F  ティペット  6X、7X
 フライ  MSC、フタスジ、EHCなど        釣果  チビマス(3) 

● 遅起きはかなりの損?

今日はせっかくの平日釣行なので、ちょっと早起きしようと思って6時に目覚まし時計をセットしておいたのにいつのまにか止まっていた。目が覚めると8時30分。これが間違いのもとだったのかもしれない。昨日の夜は準備もしてなかったので、道具をチェックしたりしているうちに出発は10時前になってしまった。

いつものように東名に乗ると、横浜、厚木、秦野中井とインターを順調に通過し、大井松田を過ぎた。それまでは車の流れが土日とちょっと違うのと、工事が2箇所あったくらいで対して気にも留めてなかったが、それが悪夢の始まりだった。

カーブの手前の直線のあたりでその音は聞こえた。「ビシッ!」。映画やドラマで、ライフルでガラスを打ち抜いたときのあの音だ。最初は何だろうくらいに思っていたが、ふと視線をちょっと落とすとフロントガラスに横に白い筋が走っている。1cmちょっとの長さだ。えっ、何だこれは!よく見るとヒビが入っているじゃないか!!さっきの音はこれだったのだ。そういえば、音がする前にアスファルトが妙にざらついていたのを思い出した。工事が終わったばかりの路面に落ちていた塊を隣の車線の車が跳ね飛ばしたに違いない。文句を言うわけにもいかず、しょうが無いなと自分を納得させ運転に集中しようとするが、やはり気になる。指で触って見るとこちら側には届いてなくて、とりあえずこのまま釣りに行っても大丈夫のようだ。でも翌日修理費を聞いてみると、予想外に高く二重のショック。どうして!!遅く起きると釣り以外にもこんなにも損するものなのかな(涙)。

● 花が妙に綺麗だ

11時にはフィッシャーマンズテラスに着く。138号線の温度計は22℃。人も少なくて釣りやすそうだ。でも天気はいまいち不安定のようだ。フロントガラスのショックが尾を引いていて、自分の気持ちも不安定だ。準備にちょっともたつきながらも、ホテル前の流れに向かう。

水中を除くとお馴染みのヤマメが3匹ほど散発なライズを繰り返している。平日にもかかわらず、落ち着き無くウロウロしながら何かを捕食している。多分この時間帯はミッジピューパだろう。最初はドライフライを使ったが何を結んだか覚えていない。それくらい集中力が無くかった。金田一まで釣り上がるがこんな調子では釣れるはずも無い。ふと足元を見ると木の根元に花が咲いている。前回も見たはずだが、今日は妙に綺麗に見える。ユリ科の花かな。

金田一から堰堤までの間もフライに反応はあるものの、うまく誘いにのってくれない。こういうときは変に誘わずに自然に流した方がいいのかもしれない。途中良型のイワナが数匹溜まっている場所を見つけるが絶対に釣ってやると言う気力がわいてこなかった。我ながら情けないが...

堰堤の分流でハッチをチェックするが、ミッジのみ。ブラックの#22くらいのサイズだ。途中の流れの脇でも何箇所かちょっとした蚊柱が立っていた。この季節は日中はやはりミッジが中心のようだ。そういえば、去年は日中晴れていてもちょっとした木陰では、ミッジにライズするマスが必ず見られたが、今年はそれが無い。山中湖からの放水が毎日のように続いていた去年と比べると、これが普通なのかもしれない。

● ばらしはクセになりそう

堰堤上のプールで前回沈めてマスをヒットさせたのを思い出し、リベンジしようとMSCを流す。ちょうど浮いているマスが目の前にいる。が、プイっとそっぽを向いてしまった。うーん、と思っているとそこの方からもうダッシュで魚影が上がってくる。もしかして... 合わせるとヒットしていた。こうでなくちゃ、と思いながら念のためにドラッグを少し緩めるが、なかなか元気がいい。30cmくらいに見えたけど、もう少し大きいかもしれない。と、そのとき急にプールの真中に向かって走りだしロッドとラインが一直線になり、ブチッ!うーん...

とにかくヒットはしたからと気を取り直して、得意の自衛隊橋上流の護岸で前回反応の良かったフタスジを試すことにする。2、3回流すとそこの方から魚影がが寄ってくる。もう少しと思って遠めにキャストすると向こう岸の足の陰からマスが飛び出して食いついてきた。こんなのもなかなか珍しい。とにかくヒットだ。今度こそと思い、いなそうとするが、これまた元気で2回ほどジャンプして首を振られたところで、ばれてしまった。ここのマスはフックを外すのも上手で困る(苦笑)。

気落ちしながらまた上流へ向かい、流芯の底にいるちょっと良い型のマスを狙うと、その手前でクックッという元気のいい当たりがきた。でもこういうのは小物に多い。あげて見ると10cmほどのパーマークのあるニジマスだ。1年早いよ、と心の中で声をかけて流れに戻してあげる。

この後テニスコート裏までぶらぶらと釣り上がりながら、さすがに平日だけあって姿を見せていた大物レインボー2匹と大物イワナに勝負を挑むが惨敗。4時ごろ今にも降り出しそうになったところで、白っぽい#18か#20くらいのメイフライのハッチを確認した。散発ながらマスもライズしだした。パシっとはじけるようなライズでダンを食べているようだ。忍野ネットで捕まえて見ると、ボディ全体が透明感のあるオリーブ色でオリーブサイドとはちょっと違うようだ。コカゲロウは種類が多くて分かりづらい。写真を撮る前に逃げられてしまった、残念!またすぐ近くで、今度は赤っぽいメイフライがはらはらと飛んでいる。今度は上手く写真に撮ることができた。伸びきっていない尾から、羽化したばかりのアカマダラのようだ。サイズは#20くらい。

そうこうしているうちに暗くなってきたので、ホテル前に戻りながらイブニングの様子を見ることにする。小雨がぱらついてきたので、釣果は余り期待できない。温泉裏は前回のようなはじけるようなライズはなくEHCは不発に終わる。金田一に向かう途中1回だけヒットしたが、またばらしてしまう。ここまで来ると言葉も無い。クセになりそうだ(苦笑)。

ホテル前まで戻る途中に、またチビマスを2匹ほどヒットしたところでフライが全く見えなくなったので今日は終了。帰りの車のアクセルがやけに重たかった。