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忍野釣行記 2000.07.08


 
今日の天気は、台風のち... えっ、また暑い?
 
 釣行日   2000.07.08  時間  13:00−17:00
 場所  ホテル前から釣堀裏  天気  晴れときどき曇り
 気温  25−16℃  水温  12℃くらい
 水況  増水、やや濁りあり  対象魚  ニジマス、ヤマメ、イワナ、ブラウンなど
 ロッド  Free Stone FV833P  リール  MARRYAT MR7A
 ライン  DT3F  ティペット  6X、7X、8X
 フライ  MSC、ミッジP、ケニスなど      釣果  ニジマス(1)、チビマス(1) 

● また今日も暑い?

天気予報では午後から雨は上がることになっていたが、朝のうちはけっこうな雨風でどうなることかと思ったが、昼前に自宅を出て東名を走っているうちに雨は上がってきた。御殿場でおりて有料道路のトンネルを抜けるとそこは... またからりと晴れた青空の下だった。また今日も暑いのか...

138号線の温度表示を見ると24℃、それほど暑く無さそうだ、良かった。前回の二の舞はいやだ。というわけで今回は出発前に正露丸を念のため飲んでおいた。

● 台風のあとは人は少ないが、魚も...

自衛隊橋上流自衛隊橋から様子を見ると、人が少ない。上下流見渡して数えるほどしか見えない。車も10台ほど停まっているだけだ。水はかなり濁っているが、水中に定位しているマスが何とか見えている。魚も流されてはいなかったようだ。このところかなり夏草が伸びてきて、キャストできる場所が限られてきている。

フィッシャーマンズテラスに向かい、車を停めると、他には1台しか停まっていない。今日はいけるかもしれない、この時はそう思っていた。支度をしてホテル前に入ると、誰もいなくてどこでも釣り放題だ。でも流れを見るとかなり濁っていて、最初はマスが全く見えなかった。いつものMSCを流しても、マスが寄ってくる気配が無い。オイオイ、大丈夫か。

上流に向かい何度かキャストを繰り返すと、マスが反転するのが見えた。どうやら全くいなくなったわけでは無さそうだ。流れを良く観察すると、岸際のアシの根元や、えぐれたところに見え隠れしている。どうやら増水と濁りの影響で、まだ隠れ家から出てきてないようだ。

● 沈めても渋い

さらに上流に向かい、金田一橋を過ぎると、やっとライズがいくつか見えるようになった。そのうちの一つを狙っていたフライマンに聞くと、今日はいつもよりライズが少なく厳しいが、何とか一つ取れたそうだ。こうなると、最近ドライの苦手な私としてはますますMSCに頼ってしまうことになる。以前イワナが溜まっているところでは、やはり2匹ほど見つけたが、反応はするもののフライをくわえるところまではいかない。うーん、沈めても渋いなぁ。

温泉裏手前の、最近いつも釣れるところでは濁りも少なく、水中に定位しているマスの数も同じくらいに見える。が、どこか落ち着きがなさげだ。岸よりにいる奴はうろうろと泳ぎまわり、フライへの反応が鈍い。それでも何とか粘って、やっと1匹ものにすることができた。25cmほどの、放流もののようだがひれのきれいなニジマスだ。今回は、台風の直後ということもあって、ストマックが気になったので取ってみたところ、#20から#26のミッジピューパと小型カゲロウのニンフ#18(こちら、ちょっとサイズが大きいです)が入っていた。普段と変わらないような気がするが、ちょっと良が少ないような... 食いが悪いと言うことか。逆にお腹が空いていてもよさそうなものだけど。

この後自衛隊橋上流まで釣り歩くが、温泉裏で1匹切られ、あとはすっぽ抜けが2回ほど。どうも沈めてもすっぽ抜けが多くなってきている。合わせが早すぎるかな。温泉裏のはヒットした後信じられない勢いで下流に走っていき、こちらが対応するまもなく、切られてしまった。30cm足らずのように見えたが、ネイティブのロケットスタートにやられたというところだろう。

● 「Caddisさんですか?」

お腹が空いたので護岸の所でお昼にする。座ってサンドイッチを食べながら、この後どうしようかと考えていると、「Caddisさんですか?」と声をかけられた。そのうち誰かにかけてもらえるかなとは思っていたが、いざそのときになると
焦ってしまうものだ。きっと変な顔をしていたに違いない。声の主はWindKnotさんだった。話を聞くとメールよりも実際にものを見てもらったほうが早いからと、忙しい中わざわざ時間を取って、自作の忍野ネットを見せに来てくださったようだ。作り方も説明してしていただいた後に、今日の状況をちょっと話し、フライボックスを見せてもらうと、丁寧に巻かれた忍野向けのドライからニンフまで、隙が無い。見習わなければ!

その後、私は上流に向かい、WindKnotさんは下流に向かう。S字から釣堀裏まで見て周るが、いつもにまして反応が鈍い。途中漁協の放流に出会ったが、相変わらずのやり方でちょっと複雑な気分だった。

自衛隊橋に戻ると、WindKnotさんがライズを狙っていたので、しばらく様子を見て声をかけると、ドライでもやはり渋いとのこと。その後イブニングまで二人で自衛隊橋下流で粘り、私はかすりもせず、WindKnotさんは見事に1匹ヒットさせた。明るい内はミッジだろうと言うことで、ピューパを水面からぶら下げたが反応が悪く、アカマダラ、ケニスにも反応が無かった。ハッチは、川岸でケニスがいくらか見られ、後はユスリカとフタスジ、オオフタオカゲロウなど。
ライズはもじるような感じで、ユスリカへのライズとの違いが私には分からなかった。が、中にはうろうろしながら突き上げるように水面から飛び出す物があり、これは多分イマージャーを狙ったものだと思われる。

WindKnotさんは最後の方で面白い釣り方をしており、これで見事にヒットさせていた。これはなかなか参考になるので、新しいフライが巻けそうだ。

WindKnotさんへ:
今日はいろいろと面白い話ありがとうございました。ネットで知り合った方とご一緒したのは初めてでしたが、こんあに楽しいものだとは思いませんでした。仕事が一段落付かれたら、またご一緒しましょう。ライズを狙ってる時に声をかけてびっくりさせてすみません。なれてないものですから(笑)