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忍野釣行記 2000.04.25


 
平日の忍野もきびし〜
 
 釣行日   2000.04.25  時間  11:00−18:00
 場所  S字、釣堀裏  天気  晴れときどき曇り
 気温  15−10℃  水温  10℃くらい
 水況  平水  対象魚  ニジマス、ヤマメ、イワナ、ブラウンなど
 ロッド  Free Stone FV833P  リール  River Breeze
 ライン  DT3F  ティペット  7X、8X
 フライ  ミッジ、スカッドなど  釣果  チビマス(2) 

● 平日も厳しいぞ、でも富士山がきれいだ

休みが取れたので3週間ぶりに忍野に向かうことにする。平日だけあって道が空いている。が、忍野に着いてみると駐車スペースがないくらい人がいる。土日ほどではないが、自衛隊橋周辺には1ライズ一人と言う感じだ。まあいつもよりは釣りやすいだろう。天気もよくて気温も高い。ということで早速支度して川に向かう。

まずは自衛隊橋下流のヤマメ。いつものように見えない何か(多分ミッジ)にライズしている。なかなか取れそうにない。今日は今までに行ったことのない上流を探ろうと思っているので、ここで時間をつぶすわけにはいかない。さっさと見切りをつけてS字から吊り橋に向かう。途中適当にいつも反応のよいウーリーバガー(黒)、スカッドなどを流すが、反応がない。どうして?平日なのに。そうここの魚には平日も土日もないのだ。常にたたかれ鍛えぬかれたマスは、平日だろうと簡単にはフライをくわえてくれはしないのだ。

ということで、早くもこの日のために巻いた秘密兵器深海ヨコエビの登場だ。これはフライフィッシャー誌に載っていたものをアレンジしたものだ。吊り橋の先で微かなあたりがある。あれっ、釣れてる?小さい。10cmくらいのニジマスの子供だ。忍野生まれに違いない。そっとフックを外して流れに戻す。とりあえずボは免れたが、忍野最小記録を作ってしまった。

しばらく行くと二股に出る。合流点でマスが溜まっているのが見える。深海ヨコエビを流すとなかなか反応が良い。いけるかな?と、見ていると結構大きいのが寄ってくる。くわえろー、と心の中で叫んでいると、横から小さいのが出てきて加えてしまった。またチビマスだ。大きなフライは大きなマスが釣れるはずなのに、ここでは小さなマスが釣れてしまう。どうして?

ふと川面から目を上げると... おお〜富士山だ!!後から知ったが、ここは有名な撮影ポイントらしい。ということで写真を1枚。

● 本日のハイライト... になるはずが

富士山をあとに、さらに上流に向かう。「景勝庵」。連休には貸別荘に泊ろうかと思ったところだ。名前の由来もよくわかった。テニスコートもある。これがテニスコート裏なんだ、と妙に納得しながら、護岸の上から流れをのぞくと、40オーバーが2匹ほど見える。が、やはりくわえてくれない。テニスコートの角を曲がったところは、水深も適度でサイトフィッシング向きだ。マスも30、40クラスがかなり残っている。ここでしばらく粘って、ピンクスカッド、スカッド、ケースドカディスなど忍野で実績があると言われているフライを試すが... 反応はあるがヒットしない。しかも一度反応したフライには2度と反応してくれない。うーん、サイトフィッシングよりミッジでのライズ狙いの方がまだ釣れる気がするぞ。

と、なんだかんだやってるうちに時計の針は3時を回っている。お腹が空いてきたのでしばし休憩。でも川が気になるので覗きながらおにぎりを食べていると、いつの間に現れたのか50近いイワナがうろうろしている。見ていると虫を食べている様子はなく、小魚を追いまわしている。ミノーを投げればいけるかもしれないと思ったが、やっぱり今日はフライで釣りたい。

またさらに上流に向かう。と、排水口のわきの反転流に入って下流を向いている奴が見えた。イワナだ。それも40はある。よく見ると水中で口をパクパクしている。ミッジピューパあたりを捕食しているようだ。水面のミッジサイズのダンにも反応している。これはもらったぞ!!

まずは実績のあるミッジピューパ#22から流す。ティペットを水面につけると嫌うようなので、護岸の上からフライだけを水面に浮かべるように流す。1投、2投と反応がない。川面を吹き抜ける微風の影響で微かにドラッグがかかっているのが分かる。3投目、風が止んだ。チャンスだ。上手いこと奴の真上を流れる。フライに近づいてきた。口をあけた。出たぁーー... (まるでスローモーションで見ているようだ)すかさず合わせるが手応えがない。すっぽ抜けた!?ちょっと早すぎたかな。もう一度流す。近づいてくるが、3秒くらい眺めて奴はプイっと横を向いてしまった。一度加えなかったフライには2度と見向きもしないようだ。

次はミッジアダルト#24。これも3投目に出た。が、すっぽ抜け。どうして?

その後手を買え品を変えして、もう一度水面に出たときは、わざと合わせなかったが、口からポロっとこぼれるように外れている。ドラッグのせいか、直前で見きってくわえなかったのか。ほんっとにここの魚は一筋縄ではかかってくれない。そうこうしているうちに水面を嫌い出したので、MSC、スカッドと流してくわえる寸前まで行くがヒットしてくれない。何が悪いのだろう!?

暗くなって水中が見えづらくなったが、奴は相変わらず反転流でパクパク水中の何かを食べている。が、今日はここまでにしといてやろう。次を楽しみに待ってろよ。と、捨て台詞を残して、私は帰路に着いた。

● 本日の反省

今日もまたいろいろと考えさせられる釣行となってしまった。サイトフィッシングで足りないのは何か。フライはまあまあの出来だと思うから、きっと流し方と合わせだろう。くわえそうになるのが見えるから合わせが早すぎるのかもしれない。それにしてもあのイワナ、すっぽ抜けが4回。確かに合わせが早すぎたり、ドラッグがかかっていたりはあるだろう。でも4回もすっぽ抜けなくていいのに。ロッドが柔らかすぎる?以前Free Stoneを使った時もすっぽ抜けの連続だった。ミッジをダウンで流す時は横に合わせるといいというのをよく聞く。確かに今日はほとんど上に合わせていた。次回は気をつけてみよう。