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忍野釣行記 2003.04.05 |
悪天に何かが起こる
● 大雨が大雪に 木曜日に良いハッチがあって金曜日はそれほどでもなかったと言う某所の情報から、今日は期待できそうだ。天気予報も雨のち曇り。コカゲのハッチが期待できる。 ところが、ところがだ。大雨の御殿場から有料道路の入口のあたりで、対向車が妙に雪を乗せている。有料道路はチェーン規制の表示。でもまあ大丈夫だろうと下道を行くと、やはり雪に変わりしかもすでにかなり積もっている。チェーンはまだ大丈夫そうだけど、念のためつけてようとしたが、これが初めてのチェーンでなかなか付かない。やっとつけたところで走り出すと、シャラシャラという音がして後ろを見ると雪の中にチェーンが片方取り残されていた(笑)
なんだかんだで苦労しながらリバーズエッジについたのは11時30分。いつもの倍近くかかっている。でも道志道で雪のためあきらめたケンさんに比べれば釣りができるだけと言うものだ... いやそこまでして釣りをするかという話もあるが(苦笑) さて釣りをしようと川に向かうがいつもの場所は路肩の雪のため停められない。しかたがないので魚公園の駐車場に停める。川の様子を見たかったので自衛隊橋から歩いていくと、ライズがあったのは鐘ヶ淵のみ。釣り人は倒木のところに一人だけ。今日はサンスイ主催の勝俣さんのスクールも中止なのかな。 途中であった大野さんと話して入ると大将も見まわりにやってきて、ライズはほとんどなく超渋いとのこと。雪も途中雨に変わったりして最悪のコンディションになってきた。ちょっとだけニンフを流したが反応がない。ペリカンさんが移動していたので私も行ってみるとコカゲに反応があるらしい。気のせいかライズがある。流れを見るとコカゲが反転流にたまっている。おおっ、来たか!!佐古さんとコカゲが出てるねと大声で言いあって、もとの場所に行くことにする。さっきまでの萎えた気持が再び復活していく。 ● まさにスーパー ペリカンさんが上流側に入り、私がちょっと下流に入ると、ちょうどライズが増えてきた。しかも1匹はかなりの大物のようだ。最初はFニンフを流すが反応なし。コンパラダンも見切られてしまう。DDかな。ライズフォームも上から押さえ込むような感じで、水面直下のを食べてるように見える。コカゲのDDは今までに釣れた試しがなかったが、フライを沈めて流れているあたりを見ているとマスが反転したので合わせると、ヒット!!ちょっと感動ものだった。ストマックからもDDとFニンフが8:2くらいの割合で出てくる。Fニンフに出なかったのは納得いかないが、マッチザハッチらしい釣りが出来てとりあえず満足。あとはでかいヤツだ。 でかいヤツはタイミングが難しい。ランダムに出てるように見える。こちらもランダムに流してしまうと小さいのをばらすのを、ペリカンさんに見られてしまう(笑)。そうこうしているうちにライズが下火になってきた。それにしてもピーク時には目の前に10匹以上のコカゲが水面に乗っていた。まさにスーパーハッチだ。しかも雪でDDになったのが沈んでた上にFニンフも流れていただろうから、水中は大変なことになってたに違いない。マスは本物だけ食べてれば良いからフライに出ないのも当たり前だな... と自分を納得させるしかなかった(笑) このとき時間は3時。移動した先でコカゲが出始めたのが1時ごろだったから、もとの場所も同じころ出始めたとすると、2時間も続いたことになる。やはり悪天の日には何かが起こる。雪の中苦労して忍野まで来たかいがあったと言うものだ。
スーパーハッチが終わると今度は寒さが気になってくる。指先が冷えて痛くなっている。早くリッジに行って暖かい紅茶とローストビーフサンドを食べたい。駐車場まで苦労して戻り、リッジに向かう。途中除雪車とすれ違う。帰りにも何台かの除雪車とすれ違い道もすっかり綺麗になっていた。忍野はこの辺は充実してるなぁ。 リッジではストマックの中身を見たり、ひろ子さんや大将と釣りの話しをしたりで盛り上がり、2時間近く居座ってしまいました。すみません、大将。 ● 寒くてもヒゲナガ? 5時半頃とりあえず様子を見にと村営駐車場に車を停め、流れを見るが、木から落ちて来る雪でかなり釣りづらそうだ。が、しばらく見ていると散発ながらライズしている。ユスリカに出てるようだ。ペリカンさんは早速ユスリカパターンをつけ、ライトを忘れた私は見学。3匹ほど並んでライズしている。でもフライには出るがヒットしない。 私はちょっと上のほうに移動し、新作の怪しいヒゲナガピューパパターンを流してみる。と、2回目でヒット。水面下に沈んだところを静かに吸い込んだようだ。小さいがとりあえず1匹ゲット!寒くなってきたので終了。このとき忍野には釣り人は推定6人だった(爆)。 ペリカンさん、雪の中運転ご苦労様でした。でも途中テールが流れるのを楽しんでましたね(笑)
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