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忍野釣行記 2001.07.05

久しぶりの平日の釣り
 
 釣行日   2001.07.05  時間  10:00−20:00
 場所  ホテル前から釣堀裏  天気  晴れ
 気温  31−24℃  水温  13℃くらい
 水況  平水  対象魚  ニジマス、ヤマメ、イワナ、ブラウンなど   
 ロッド  Scott SES854  リール  MARRYAT MR7A
 ライン  ULTRA3 WF4F  ティペット  5X、6X、7X
 フライ  スカッド、タコ、ビートル、ケニスなど    釣果  ニジマス(10)、ブラウン(2)

● 午前中はちょっと...

朝のラッシュをかきわけるようにして青葉インターから東名に乗り、やっと快調に車が流れ出した。今日は解禁日以来の平日釣行だ。このところ去年と比べて安定して釣れてはいるが、やはり土日は何かと苦労が多い。平日というだけで期待してしまうのは甘いというものだろうか。

木曜日でリバーズエッジはお休みなので、御殿場からフィッシャーマンズテラスに直行し、いつものようにホテル前から釣り始める。駐車場には車は2台だけ。ホテル前にも2組入っているが明らかに土日より人が少ない。流れの中を覗くと魚の動きにいつもよりプレッシャーがかかってないのも嬉しい。

奥に入っていた2人組みが上流に移動したので、その後に私は入りビートルで藻の上に浮いてるニジマスの頭をたたくと反応は良く、2度ほど出たが合わせそこない。ペリカンさんの入った流れ込みの方でドボンっ、バシャバシャっという音が聞こえかなりの大物をヒットさせたようだ。後から聞くと5Xをぶち切られたと悔しがっていた。ペリカンさんが対岸に移動したあとに入り、流れの真中でぶらぶらしていたニジマスの頭をたたくと、2回目に反転してヒット。かけてみると思いのほか大きく、ティペットが7Xだったので慎重にやり取りしてランディングすると、ひれ丸だけど40クラスのグッドサイズだった。ここではユスリカ以外にはコカゲが少しハッチしていたが、魚はあまり意識していないようだった。
 


ヒレ丸だけどパワーのあるニジマス


水面のニンフにヒットしたニジマス

上に移動して、私は最初沈めて狙っていたところ前回見つけた大物が同じ所にいたので、手を変え品を変えしたが、一度反応したのみ。フライパッチをいっぱいにして1時間近く粘ってしまった。次回はあのフライでいってみよう。その後イワナ御殿ではイワナやニジマスの良型は全部沈んでいて反応が悪く返り討ちにあったあと、金田一の橋の袂で大き目のニンフが水面についたとたんに、横から30オーバーのヒレピンのニジマスがひったくるようにフライをくわえた。ハチか何かと間違えたのだろうか(笑)その間ペリカンさんは温泉裏までビートルで釣りあがり、かなりいい釣りをしていたようだ。午前中はちょっと大きなのに気を取られすぎたのがもったいなかった。

● ニンフで数釣り

そうこうしているうちに2時を回っていたので昼飯にすることに。あまりに暑いのでどこかの店に入ろうということになり探し回るが、どこも平日は開いていないようで、結局フィッシャーマンズテラスまで戻ってレストランで食べることにした。冷たいおろし蕎麦と冷やし中華が、熱くなっていた頭まで冷やしてくれた。

今日の後半戦は上のほうを探ることにし、まずは茂平橋からテニスコート裏を見ていくと、深瀬に良型のマスが沈んでいる。小さなニンフを沈めると今日はあっさりくわえてくれた。これも平日のおかげか。ランディングしたのは40cm近いブラウンだった。多分こいつを釣ったのはこれで4回目くらいだろう(笑)ペリカンさんはテニスコート裏までビートルで探っていたが、下の方では絶好調だったのにここでは反応が悪いようで、すぐにS時の方に行ってしまった。私は釣堀裏の様子も見たかったので、ぶらぶらと歩いて行き、もう一つの深瀬にニンフを沈めて小さ目のニジマスを1匹追加した。ひれが丸かったので放流されたばかりなのかもしれない。ところでこのニジマスをランディングしようとして手が滑ってネットを落としてしまった。次回まで流されずに残っていたら回収します。ごめんなさい。
 


ホテル前

今年4回目くらいのブラウン


いつものブラウンとはちょっと色合いが違う

ここまでは人がほとんどいなかったが釣堀裏には何人か入っていたので、ここから下に向かうことにした。茂平橋の下流では木の枝の下に良型が見えたのでビートルを流したが、反応無し。ハッチは相変わらずユスリカ以外はコカゲがパラパラと出ているだけだ。ペリカンさんに追いついて、二人で自衛隊橋の方に釣り下ることにした。S字から先の直線の対岸をビートルで叩いていったが、ここも反応が良くないので、護岸のところではニンフを沈めて1匹ニジマスを追加。自衛隊橋を過ぎて伸びきったアシの合間のスペースに入り、ニンフを沈めて水中に見えているマスを狙う。5個以上のニンフをローテーションしながら5匹ニジマスを追加し、最後には30オーバーのブラウンをヒットした。フライはフラッシュバックのスカッド。ニジマスには光物が今年は効かないのだがブラウンには効く。魚によって違いがあって面白い。ペリカンさんは、最初ユスリカパターンで苦労していたようだが、途中からケニスパターンでヒットを繰り返していた。明るいうちからケニスが流れ始めているようだ。ストマックからはFニンフが出てきたのを見せてもらった。私もFニンフパターンを流したがサイズがちょっと大きかったようで反応が無かった。

● ケニスからモドキへのイブニング

期待していたほどはライズが増えないので、場所を上のほうに移動。ちょっと暗くなってきていて川面には靄がかかっている。そんな中静かなライズが流れのあちらこちらに見えた。ケニスだ。ここも思ったほどではないが、とりあえず今度はスピナーパターンを投げる反応がいい。が、合わせが甘くて2度ほどすっぽ抜けてしまった。そうこうするうちにライズフォームがちょっと激しいものに変わった。水面の上には大きめのカワゲラらしき虫が飛んでいる。モドキだろう。まずはスペントパターンを投げるとすぐに出たが合わせそこなう。またまた甘いなぁ。その後何回か投げるが反応が悪い。どうもウィングが閉じたのか沈みやすくなったのか、どちらかのようだ。まだまだこのパターンは改良の余地がある。そろそろすっかり暗くなってきてフライを変えるのも難しくなってきたので、EHCを使うことにする。昨日来たいしいちさんは入れ食い状態と言っていたが、そこまでは反応が良くない。それでもやっとヒットして、今日は終了。モドキ対策はまだまだ工夫がいるようだが、久しぶりの平日の釣りは期待通りの気持ちの良いものだった。

ペリカンさん、お疲れ様でした。イブニングはちょっと物足りなかったけれど、なかなかストレスの溜まらない釣りが出来ましたね。次回はもう少しケニスを堪能できると良いですね。