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忍野釣行記 2001.05.19

日中にゴールデンタイム!
 
 釣行日   2001.05.19  時間  10:30−19:30
 場所  ホテル前から釣り堀裏  天気  晴れ
 気温  20−12℃  水温  12℃くらい
 水況  やや減水、濁りあり  対象魚  ニジマス、ヤマメ、イワナ、ブラウンなど   
 ロッド  Scott SES854  リール  MARRYAT MR7A
 ライン  WF4F ULTRA3  ティペット  5X、6X、7X
 フライ  アセルス、タコ、オナシ、ヒゲナガなど       釣果  ニジマス(1)、ブラウン(3)

● ブラウン・デー?

今日は最初からちょっと変わった一日だった。まずはブラウン。ホテル前はこの時間良くないので、すぐに上流にあがりいしいちさんと合流して、しばらく後には佐野さんも登場。ドライででかマスを狙っているペリカンさんの横で、そこに沈んだヤツをヒットすると黄色い魚体のブラウンだった。先週どこかで釣ったヤツにそっくりで、そろそろ名前をつけてあげてもいいかと思えるヤツだった。も少し回復しろよと思いながらリリース。その後、そろそろ移動しましょうと3人が歩き出すのと同時にまたヒット。これも春先に見たことあるような、水底から一直線にフライをくわえたちびブラウン。今日はブラウンデーかと思いたくなるような、スタートだった。

そうそう、黄色いといえば例の黄色くてブーーンという羽音をさせるやつもいたので、皆さんご注意を。多分私は帽子を被ってなかったので追いかけられたのでしょう。

その後3人に追いついたが、ニジマスの40クラスが何匹かいる所で一人で粘ってニジマスの40クラスをかけるが、藪と木の間の狭いところで、おまけにネットを離れたところに置いたままだったので、ちょっと粘ったが首を振られてばらし。ちょっと情けない思いのまま、ちょっと先の護岸の下で粘っている佐野さんに声をかけて、また上流に移動。自衛隊橋の下流で1匹ニジマスをヒットしたあとS字に行ってみると、やはりペリカンさんといしいちさんが並んでドライで攻めていた。今週もドライへの反応が良いらしい。二人は先にお昼を食べていたので、二人の釣りを眺めながらローストビーフサンドを食べる。食べている間にヒットまでは行かないがフライに反応している。確かに水面を意識しているようだ。それじゃあというわけで私もちょうど空いた下流側に入り、DDやカディスパターンを投げてみるが腕の違いか反応してくれなかったので、上流に向かうことにする。

茂平橋までは人でいっぱいだったのでそのまま上流に向かい。流れの中に出てきていた40オーバーのニジマスを狙うが、鼻先にフライを流すと嫌がって逃げて行ってしまった。ヒレピンの良型はえてしてこんなものだ。そのちょっと上流に50クラスのやはりヒレの綺麗なのがいたが、ドライで対岸を狙っている人の邪魔になりそうだったので、さらに上流に向かって釣り堀裏でニジマスと遊んだあとに、戻って見るとまだいたので、持っている沈むフライをモンカゲニンフからタコフライまで全て投入したが、一度だけフライを見ただけであとは反応なし。やる気が無さそうだったのは分かっていたが、何とかならないものかなぁ。
 


最初にヒットしたブラウン


ゴールデンタイムのブラウン

● 初めてのスーパーは...

ちょっと意気消沈して下流に行くと、ペリカンさんといしいちさんが興奮した面持ちでドライをバンバン投げている。聞くと1時間ほど前から大変なことになっていたらしい。流れを見ると確かに激しいライズが時々起きている。いしいちさんが場所を譲ってくれたのでフライを流すと、もう終盤に差し掛かっているようでなかなか出なかったが、何度か流すうちにボコっと出たのは、ヒレは欠けているが元気の良いブラウンだった。ランディングしてみるとフライを丸のみにしていた。確かにこれはこのところの渋いヒゲナガタイムよりもエキサイティングだ。しかも私にとっては日中の忍野でこのようなスーパーと呼べるようなライズに会うのは初めてのことだっただけに、まさに衝撃的といえる出来事だった。私たちはこれをゴールデンシナモンタイムと呼ぶことにした。どうしてシナモンなのかは謎ということにしておこう(笑)

ところで、こうして私たちがドタバタとやっている間に、いつのまにか忍野ではちょっと有名な白黒のネコが近くに寄ってきていた。そしてブラウンをランディングしたところに寄ってきて、かなり恐そうにしながらも前足で掴もうとしたのには笑ってしまった。リリースしたあと今度は置いてあった渡しのデイパックに顔を突っ込んでバタバタやっていたのにはまた笑ってしまった。なかなかに面白いキャラクターのネコだ。
 


名物の白黒ネコ


ペリカンさんのヒットしたヒレピンのニジ

● 導師登場!

このゴールデンシナモンタイムの間に大騒ぎしていた私たちだが、その隣にも賑やかなグループがいた。実はドタバタする前に気がついてはいたのだが、そこは釣り人の悲しい性で、目の前に良いライズがあるとそちらを優先してしまい、ついつい挨拶が遅れてしまった。それは某所で導師として有名な小川さんのグループだった。話しに聞いていたとおりラフな格好にバンブーロッド。釣りをされているところを良く見ることが出来なかったのが残念だ。小川さん、どうも挨拶が遅れ失礼しました!

今日は小川さんと会うのも大きな目的だったのに、シナモンタイムまで満喫してすっかり満足した私たち3人は、もうイブニングも終わった気分だねなどと言いながら、それでも空いている場所を探して下流に降りて行った。なかなか人が多くてやっと2人分の場所を確保し、先週と同じような何かのスピナーへのライズとちょっとしたヒゲナガの複合ハッチの中、ペリカンさんがヒレピンの40クラスのレインボーとも呼べる綺麗なニジマスをヒットした。私はというとヒゲナガパターンは不発。スピナーパターンも反応が悪く。またまたイブニングにボウズをくらってしまった。いつものことながら詰めの甘さが残ってしまった一日だった。

帰りに大将のところに寄ると、導師小川さんとお連れの方々がすでに来られていて、シナモンタイムの話しをすると大将が予想通りの悔しがりよう見せてくれたので、またみんなで大笑いしてしまった。でもあのライズ対策のフライを巻くところを見せてもらったが、さすがとしか言えないくらいの出来で、これも今日の収穫の一つとなり、その後の小川さんとのトークバトルと合わせて、楽しいひとときを過ごすことができた。

小川さん、今日は導師パワーを頂きありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています。大将、例のパターンは私には巻けませんが、自分なりのを工夫しているところです。おっと、そういえばコンテストの締め切りが近いや。早く入れ替えられるのを作らなきゃだ。

ペリカンさん、いしいちさん、お疲れさまでした。お蔭でかなり濃いい釣りをすることができました。

最後に、今日はイブニングの場所を探している間に、アカマダラスピナー、ミツトゲマダラらしきスピナー、ボディの透明な#12くらいのエルモンヒラタらしきスピナーなど、また数多くのハッチを見ることができた。この中でライズに関係してくるのは今のところアカマダラだけのようだが、エルモンもあの数の多さなら関係してきてもおかしくないと思わせるものがあった。