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忍野釣行記 2000.08.06 |
ケニス?クシゲ?
● 早起きは三文の得? 今回はいつもとちょっと違う。何が違うかと言うと、なんと4時には家を出て5時30分には忍野のホテル前から釣りを始めていたのだ。5時30分と言ってもすっかり明るくなっており、途中で様子を見た自衛隊橋にはすでに10台ほど車が停まっていた。138号線の温度計は17度、半そでだとちょっと肌寒いくらいだが、朝の空気が気持ちいい。 さて、ホテル前は見た目はいつもと変わらないようだが、フライを流すと反応がなかなか良い。このところ日中は沈めても反応が悪かったが、やはり早朝は食い気があるようだ。2、3投するうちにヒット。なかなかの型のニジマスだが、寄せに失敗してバラしてしまった。まあこの調子なら結構いけそうだから焦ることはないな。ちょっと上流でも再度ヒット。がすぐにばれる。この後金田一から自衛隊橋に釣り上がるまでに、あと2匹ヒットさせるが、いずれもばらしてしまう。流石にあせってくる。それにしても堰堤のとこでヒットさせたマスは、フッキングされた瞬間水面に向かってダッシュしながら首を振って外すという芸当を見せてくれた。まったくあきれるほど鍛えられている。
● 苦手は人それぞれ ところで、S字から上流に向かう途中、一人のFFWが地面を睨んで身構えていた。虫の観察でもしてるのかと思って(最近他の一文字文と同じ事をしてるように見えてしまう^^;;)こちらもしばらく見ていたが、よく分からなかったのでつかつかと近づくと、「ヘビがいるから危ないですよ」と声をかけられた。話を聞くと、道に2mくらいの大きなヘビが横たわっているのを見て動けなかったそうだ。が、逆にそれだけ大きいとマムシではないことがわかる。きっとアオダイショウだ。ちょっとおかしくて笑いそうになったが、後から考えると自分もスズメバチの羽音がするとすぐにバタバタと走って逃げている。ひとそれぞれ苦手があるものだ。
日が高くなり暑くなってきたので、また温泉裏に戻り木陰になったところをしばらくぶらぶらしながら、先週巻いたアントパターンを試す。反応はするがくわえてくれない。ふと地面を見ると本物のムネアカオオアリがいた。よく見るとサイズは#14か#16くらいだ。私が巻いたのは#19。ちょっと小さすぎたようだ。そうこうしているうちに12時をまわりお腹が空いてきたので、近くのコンビニで昼食を仕入れ休憩しながら食べる。 ● sammyさん登場 食べ終わってちょっと眠たくなってきたが、そろそろいしいちさんが来てるはずだと思ってS字に行くと、対岸の方を狙っていた。しばらく見ていた後に声をかけると、今日はドライにはかなり渋いとのこと。と、そこに「Caddisさんですか?」と声をかけられた。さすがに最近ちょっとなれてきたが、いしいちさんから「有名人ですね」といわれて照れ笑いをしてしまった。 声の主はsammyさんだった。話を聞くと明日から長野に行くのにフライが足りないと言うことで、フライを始めたばかりの頃に巻き貯めて全然使ってないパラシュートを譲って、代わりに忍野キラーのニンフを頂いた。sammyさんは私と同じでドライはほとんどやらないそうだ。が、ニンフの色は私が普段使ってるのとは全く違う。流し方、誘い方も微妙に違う。ネットで知り合った人は4人目だが、みなそれぞれにスタイルが違っていて面白い。そして話をすると、自分の考えがどれだけ偏ってるかよく分かって勉強になる。 しばらくいしいちさんも交えて話した後に、私はさすがに眠くなってきたのでお昼寝タイム。戻る途中コカゲロウとアカマダラのダンが少しずつハッチしていた。 1時間ほど寝ると4時を回っていた。外が暗くなって雲行きが怪しい。さっきまで天気が良くて、今日はケニスがいけそうですね、などと話していたのに... ホテル前からまた釣り上がるが、温泉裏、自衛隊橋などいつもなら何かしら反応があるところでも、今日は反応が悪い。去年の夏は山中湖からの放水で水量が増え状況が全く違っていたが、このところちょっと減水気味で活性が低くなってきているような気がする。 自衛隊橋の上流にいたsammyさんに声をかけると、やはり反応が悪いとのこと。S字で粘っていたいしいちさんも今日は苦戦しているようだ。いしいちさんとは3回目の釣行だが、いつもぼちぼちですよと言いながらしっかり釣っている彼が苦戦してるのを始めて見た。 ● 今日のイブニングはケニス?クシゲ?
その後自衛隊橋の自販機をチェックすると、#22くらいの黒っぽいメイフライを見つけた。どうもクシゲのようだ。あと羽アリも何匹か見かけた。 |