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忍野釣行記 2000.07.29


 
初めてのケニス
 
 釣行日   2000.07.29  時間  13:30−19:30
 場所  ホテル前からS字  天気  晴れときどき曇り
 気温  22−19℃  水温  13℃くらい
 水況  やや減水?  対象魚  ニジマス、ヤマメ、イワナ、ブラウンなど
 ロッド  Free Stone FV833P  リール  MARRYAT MR7A
 ライン  DT3F  ティペット  7X、8X
 フライ  MSC、フタスジ、ケニス、EHCなど   釣果  ニジマス(2)、ブラウン(1) 

● 復活の兆し?

前日の夜更かしがたたって起きたのは10時前。出発は11時。東名は渋滞していて忍野着は13時30分。いつもより1時間も余計にかかっている。でも今日はなぜか釣りに行けると言うだけで気分がよく渋滞も苦にならなかった。我ながら単純だ。前回は平日だから釣らなければというプレッシャーがあったのかもしれない。せっかく大好きな釣りに行くのに肩に力が入っていてはつまらない。気楽に行こう。結果は後からついてくる。

自衛隊橋から様子を見ると、駐車している車も人も少ない。ライズは散発。フィッシャーマンズテラスに車を停め、タックルをセットして、ティペットが無いのでレストランで購入。Dai-Riki Velvetがしなやかで最近お気に入りだ。レストランのおばさんに話を聞いたところ、このところ夕方から夜のうちに雨が降っているという。今日は降らなければ良いのだが。

ホテル前は7月に入ってからずっと、日中は調子悪い。見えているマスの数が少ない。多分アシの根元に隠れているのだと思うが。それとこのところ毎週通っているせいか、どうもMSCにすれてきたような気がする。近くまでは見に来るけどヒットしない。

金田一から堰堤まで釣りあがる。日差しをさけて結構人が入っている。途中一度ブラウンらしい茶色いマスをばらす。タイミングが早すぎたようだ。軽く誘いをかけてワンテンポ遅らせて合わせるとちょうど良さそうだ。同じ場所でMSCから別のニンフに変え、ブラウンをヒット。マスが3、4匹溜まっているところに流し込み、大きな虫の羽音がしたのでギクっとしてよそ見をしているうちにヒット。よそ見した分タイミングが合ったようだ。ちょっと納得行かないが、まあいいか。鰭が綺麗で模様もくっきりしている。忍野生まれかもしれない。ストマックにはミッジがちょっとだけ。このニンフはこれから良いかもしれない。

もう少し上流のお気に入りの場所でニジマスをヒット。ここはいつものように時間の流れが止まったかのうように水の流れが緩く、水草の上にマスが浮いている。この場所は野生に戻ったのが多く、前回も30cmくらいのに切られた。このマスも小さい割にはかなりファイトしてくれたが、何とかランディングに成功。今度は誘いと合わせのタイミングはなかなか良かった。釣りの方も復活の兆しが見えてきたようだ。

● ishi1さんとの再会、pelicancreekさん登場

堰堤から自衛隊橋まではいつのまにか人が増え入る場所がない。護岸が空いていたので、しばらく粘るがノーヒット。4、50cmクラスが結構いるのだが、なかなか反応してくれない。ここもいままでのパターンが通用しなくなってきたようで、フライに工夫が必要だ。さっきブラウンをヒットさせたのが良いかもしれない。

S字までも人が結構入っていて、先のほうまで歩いて行くとishi1さんと会うことができた。あいさつをすると「ペリカンさんですよ」と言われ、よく見ると教えていただいた通りのTャツを着た人が立っている。あいさつし、今日の状況、イエローストーンの話などを聞く。ishi1さんはボチボチとのこと。またpelicancreekさんもロールキャストが得意のタイプということだ。上手い人はそうなるのかな。ちょっと後で忍野が初めてというpelicancreekさんの友達が良型のニジマスをゲットしていた。初めての人に良型を釣らせるとは、やはりこの人もただものではない。

しばらくishi1さんの上流で型の良いニジマスを狙うが、反応しない。こいつはかなりスレてるようで、怪しいフライが流れてきただけで流芯の方に逃げてしまう。ロッドを大きく振っただけでも逃げて行く。中層に定位しているので底を狙うニンフは通用しない。多分ミッジをうまくくわえさせるか、イブニングに浮いてきたところをその時のハッチに合わせて狙うしかないと思う。

護岸に戻り50cmを狙うが、一度反応しただけでヒットしない。他のマスも狙うが、前回ヒットしてばらしたパターンも通用しない。前回のフライはロストしたので新しいのを巻いてきたが、サイズが小さいのがいけないのだろうか。

● 初めてのケニス

そろそろ良い時間になってきた。ケニスがちらほら出ている。S字に戻る途中、トビイロカゲロウらしいのを発見。サイズは#16くらい。尾は3本。S字に戻るとまだライスは始まっていないようだ。流芯の先の底に定位している良型のイワナを狙うが反応無し。隣にいたishi1さんと話したところ、狙ったがだめだったとのこと。

カディス#14が飛んでいて、何でしょうねと言う話になったが、カディスは種類が多くて分からない。でもCaddisがカディスの名前が分からないのではシャレにならない。というわけで帰って調べたところ、白っぽい羽からクワヤマカクスイトビゲラかニンギョウトビゲラ。サイズからニンギョウトビケラが有力だろう。今度写真を撮って調べよう。

そうこうしているうちにライズが始まった。ミッジのライズの周期を早くしたような感じだ。早速スペントケニス#24で狙う。4投目にヒット。実は目印をつけて、その先にライズがあったので合わせたらヒットしていた。20cmにも満たない小さなニジマスだが、ケニスで釣った最初の1匹だ!釣り方はちょっとずるだが、小さいサイズのフライが沈む時には有効だ。でも次が続かない。しばらくして合わせると手応えは合ったがヒットしていない。フックを見るとうろこが着いている。スレだ。7時過ぎたあたりで、ライズの様子が変わった。今度ははじけるようなちょっとはで目のライズだ。ishi1さんがpelicancreekさんにカディスですねと確認しているのが聞こえ、私もEHC#14に変える。すぐにヒット... が合わせ切れだ。その後ライズが散発になり、すっかり暗くなってフライが見えなくなったので終了。初めてのケニスは熱くなっているうちにあっという間に終わってしまった感が強い。が、またまた課題が出てきた。サイズが大きすぎるのではなどなど。

pelicancreekさんとは再会を約束して分かれ、ishi1さんと自衛隊橋の自販機でハッチをチェック。ケニスがすごい(写真はこちら)。次は自衛隊橋が良いかもしれませんねなどと、いろいろと話し込んだあと分かれて、一人フィッシャーマンズテラスに向かった。

● 大物に対して

今日は50cmクラスのニジマスを含む40cmオーバーのマスと計5回ほど勝負し、全て負けている。
今考えると、ティペットは7Xのままフライも1、2種類試したのみだ。最初から気持ちで負けている。本当に釣る気があるなら、かかっても切られないティペットに変えなきゃ!フライも何のために沢山の種類を持ち歩いてるのか!

最後に、ishi1さん、pelicancreekさん、遅くなってすみませんでした。次回はイエローストーンの話で盛り上がりましょう。ケニスのスーパーハッチにも合ってみたいですね。

おまけの写真。温泉裏に咲いていた、多分ノコンギクです。